カメラを始めたばかりって色んな物を撮ってみては試行錯誤しますよね。

僕も例に習い、風景写真を撮ってみてあーでもないこーでもないと考えたものです。いや、それでいうと今も試行錯誤の毎日です。なんでこんなにセンスがないのだろうかと思った事もありますが、もはやそれは伸びしろだと思うようにしました。

で、本日なんですが、皆さん  って撮影した事ありますか?いや、無いとは言わせませんよ。だって、花ってそれ単体で映える最高の被写体ですからね。

昨今のSNSの普及で 映え って言葉に敏感な現代人の皆さんなら花を撮影しないなんて選択あるわけないじゃないですか。

そこで、本日は誰もが通る道であろう花の撮影について、カメラ初心者でも印象的な写真が撮れる!!と題しまして、

僕の知り得る知識をみなさんにお伝えしていこうと思います。

目次

写真を撮る上で重要な要素

撮影する男性

いきなり花の写真を綺麗に撮る為にはこうしなさいとか結論を言う前に、皆さん写真を撮る上で必要な要素ってなんだと思いますか?

答えはいくつかあると思うのですが、その中の1つに  があります。 光にも種類があって、

  • 順光(撮影者の後ろからの光
  • 斜光(半逆光、半順光)
  • 逆光(撮影者から見て正面からの光)
  • サイド光(被写体横からの光)
  • と大きく分けて4種類あります。

    まずはそれぞれの光が被写体にどのように影響を及ぼすのかを考えてみましょう。

    光が被写体に及ぼす影響

    マジックアワー

    順光

    順光が被写体に及ぼす影響として、色が鮮やかに出る・背景との明暗差が少なくなるといった特徴があります。適正露出を得る事が容易で撮影がしやすい光になります。

    ただし欠点もあって、 影が出来ないので立体感のない写真になりがち です。

    サイド光

    斜めからあたる光ですね。この光は陰影が付きやすく、立体感のある写真が撮れるといった特徴があります。明暗差もそれなりなので露出は決めやすいです。

    ただし、ピーカンの日中に撮影すると影が強すぎるので注意が必要です。

    逆光

    逆光は、被写体の柔らかさなどを表現しやすい光です。またシルエット撮影など被写体を印象的に撮影する事に向いています。

    ただし、風景写真に於いては積極的に狙いたい光と同時に、明暗差が激しくなりフレアやゴーストに悩まされる光でもあります。

    全ての光に共通して言えるのは、強すぎる光はNGなので夕方や朝方の柔らかい光の時間帯を狙うのがベストかと思います。

    花の撮影で狙うべき光は逆光

    それぞれの光の特徴にふれましたが、ここからが本題です。

    ズバリ言うと、花の撮影で狙うべき光は逆光です。

    逆光は被写体の輪郭をはっきりさせてくれる反面、コントラストが下がり、被写体の柔らかさを際立たせてくれます。

    また、太陽を画角内に入れれば明暗差が激しくなり、シルエット撮影など印象的な撮影にも適しています。

    風景写真だけでなく花の撮影でも積極的に狙いたい光です。

    夕方のマジックアワー時を狙う

    勘違いしてほしくないのは他の光が花の撮影に向いていないわけではないですからね。

    花の撮影ではボケを積極的に狙う

    僕は普段風景をメインで撮影するので絞りを開放で撮影する事はないです。

    が、接写や花の撮影に関しては出来るだけボケ味を活かした写真がオススメです。

    背景だけをボカすのも良し、前ボケを入れるのも良し、被写体を部分ボケさせるも良し、要は画角内のどこかしらをボカすことで写真に柔らかさをもたせる事が出来ます。

    ボカし方についても少し触れると、

  • 焦点距離は出来るだけ長め(マクロレンズ以外は最短撮影距離が長くなるので注意)
  • 開放F値は低い方が良い(開放F値が低い方が良くボケるが、撮影の際は1〜2段絞りたい)
  • カメラと被写体の距離は近く、被写体と背景の距離は遠くすると背景がよりボケる
  • これらを意識してボケ加減を調整しましょう。

    簡単!!誰でもできるカメラでボケを作る撮影方法!!

    花を印象的に撮影する為のポイント

    では長くなりましたが、本日のメインテーマ 花を印象的に撮影する方法 を簡単にまとめますね。

    光は逆光を狙う

    逆光は被写体の柔らかさを際立たせてくれる

    ボケるレンズを使用する

    ボケを活かす事で被写体の存在感が増して印象的な写真が撮れます

    絞りは1段〜2段絞る

    開放F値で撮影すると描写が甘くなります。人の好みですが、描写力を持たせたいなら絞りは開放値から1段〜2段絞るとレンズの性能を活かせます。

    優しい光の時間帯を選ぶ

    優しい光を求めて早朝た夕暮れ時のマジックアワー時を狙いましょう。とにかく写真撮影を行う上で優しい光は正義です。

    明暗差を活かす

    画角内に強い光源を入れると明暗差が激しくなった、被写体がシルエット化してドラマチックな印象の写真が撮れます。これはポートレート撮影でも言える事ですね。

    時に引いて撮る

    花を撮影する時って、寄って一輪の花をフォーカスしがちですが、一歩引いてみて画角内全体を花で埋めてみても花の可愛らしさを活かせると思います。

    マクロレンズの説明と使用時の注意点

    接写撮影で破壊的な威力を発揮するのが マクロレンズ ですね。一度は聞いたことがあるかと思います。

    マクロレンズの特徴はなんと言っても”被写体を大きく写せて、なおかつボケる”って事ですね。

    マクロレンズは最短撮影距離が短いので通常のレンズよりも被写体に近づいて撮影する事が出来ます。

    最短撮影距離とは、被写体にピントを合わせる事が出来る最短の撮影距離 の事を言います。 例えばレンズのスペック表で0.3mの場合は被写体から30cmまでの距離ならピントが合いますよって意味になります。

    少しややこしくなりますが、最短撮影距離が短い割に焦点距離は中望遠域の100mm前後のレンズが多いのも特徴です。

    最短撮影距離は短くて、焦点距離が長い・・・?いや、もうチンプンカンプンなんだけど!って思われる方もいるかと思いますがこれしか言いようがないんです。ごめんなさい。

    カメラのセンサーサイズによる画角と焦点距離の違い

    それぞれの意味合いとしては、

  • 最短撮影距離が短い=被写体を大きく写せる
  • 焦点距離が長い=ボケやすくする
  • と言った理由があるからでしょうね。

    マクロレンズを使用する上で気をつけたいのが 手ブレ です。手ブレするなら三脚を使用すればいいと思うでじゃないですか?

    でもマクロ撮影って、カメラと被写体の距離感が写真に大きく反映されるので最初は手持ちで距離感を掴む必要があります。

    極論で言うなら手持ちで手ブレしないなら三脚は必要ないです。←え

    特殊な訓練を受けている僕でもマクロの手持ち撮影は手ブレ写真の生産工場になったりしますので、慣れるまでに時間が掛かるかもしれませんね。

    花の写真を綺麗撮影する方法まとめ

    以上、 花を印象的に撮影する為のポイント でした。

    いかがでしたでしょうか?あくまで僕が思うポイントではありますが、試してみると実感してもらえる内容となっていると思います。

    ぜひ試してみて下さいね!