過去に屋内の撮影で使用すると有効とされるストロボですが、当然ながら使えるのは屋内だけではありません。

屋外でも光の当たり方や光量不足を補う機材として大活躍するストロボは、ぜひ一人一台は常備しておきたいものですね。

先日は屋内でのストロボを使用した撮影方法について書いてみたので、今回は 屋外でのストロボを使用した撮影方法について 書いてみたいと思います。

ちなみに、日中の屋外でストロボを使うテクニックをなんていうか知っていますか?

タイトルにある通り 日中シンクロ と呼ばれるこのテクニックは初心者の方でも簡単に出来るのでぜひ覚えて有効に活用してみて下さいね。

初心者でもできる簡単なストロボを使った撮影方法!!

撮影テクニック!日中シンクロとは

まずはここですね。日中シンクロとは日中の明るい屋外でストロボを発光させて被写体に光を当てることを言います。 ここで疑問に思うのが、明るい屋外でわざわざストロボを発光させる必要ってあるの?って思いますよね?その疑問の答えを先に言ってしまうと、発光させる必要があるんです!

撮影時に日中シンクロが必要なシーン

例えばこんな経験ありませんか?

逆光時や半逆光時に被写体が真っ黒くなってしまった。逆に、被写体に露出を合わせたら背景が真っ白になってしまった。

これらの例は僕だけでなく、皆さんも一度は必ず苦い思いをした経験があるかと思います。

皆さんならこんな時どうしますか?

明暗差の激しいシーンと聞くとHDR合成が有効かと思いますが、HDR合成は風景写真を撮影する上では非常に有効な手段です。ですが例えばポートレート撮影など被写体が動いてしまう場合は、合成時に像のブレがどうにもならない可能性があるので今回の例では不向きです。

ハーフNDフィルターを使う?ハーフNDフィルターは下と上でフィルターの濃淡が違うのでこちらも今回の例ではNGですね。

一番手っ取り早い方法が今回取り上げている、日中シンクロになります。そうです、皆さんストロボを使用しましょう!

日中シンクロの撮影方法

屋内でのストロボ使用時もそうでしたが難しく考える必要なんて全くありません。クリップオンストロボの場合は、カメラのホットシューに装着して、モードを E-TTL にしてください。E-TTLは自動調光モードと言ってストロボ側が適切な発光量を自動で調整してくれる機能です。

この機能を使えば、初心者でも簡単にストロボを使用して撮影ができるってわけですね。もちろん、マニュアルでも調整出来るので、自分で調整したい方はモードを M に切り替えて使用して下さいね。

日中シンクロが必要だった作例

昨年の晩秋に富士山と紅葉を撮りに行った際、日中シンクロが必要なシーンに遭遇したので作例として紹介しますね!

ロケーションとしては、撮影者(僕)が撮影する場所は山が一部開けている所で暗所部になります。一方、富士山は朝陽の光が届く明るい部分になります。ちなみに紅葉は暗所部に含まれますので、明暗差が激しいシーンでの撮影になりますね。

撮り比べの写真がなくて申し訳ないのですが、このロケーションを普通に撮ると紅葉の部分は真っ黒です。紅葉の部分に露光を合わせると富士山の部分が真っ白になります。

紅葉と富士山
普通に撮ると紅葉の部分が真っ黒

なので、紅葉の部分にストロボの光を当てて明暗差をできるだけなくして撮影しました。簡単に言うと明るい所と暗い所の明暗差が激しいなら暗い所に光を当ててやればいいんです。

例えばこれもそう。逆光での撮影なのでそのままの撮影だと木などは黒く写りますが、日中シンクロで明暗差を緩和してあげると黒潰れがなくなりレタッチで復元できたりもします。日中シンクロの恩恵は大きいのです。

南伊奈ヶ湖

ストロボ発光時の光の質

ストロボを使用した撮影に慣れてきたら光の質にも気を使ってみて下さい。特にポートレート撮影時は、光の質は柔らかい光が適しています。

柔らかい光にするためにはどうするかと言うと、方法はいくつかあって屋内なら天井バウンスが代表的な方法です。

これは被写体に直接光を当てるのではなくて、壁などに光を一度当て、その反射光を被写体に当てて光を柔らかくする方法です。

ただし、屋外だとバウンスに適した壁が都合良くあるわけがないので、そこで使用したいアイテムが デュフューザー なるアイテムです。デュフューザーはストロボの発光部にはめ込むキャップみたいなもので、これを使用することによって光を拡散して、被写体への光を柔らかく均一にする事ができます。ストロボ使うならデュフューザーは必ず一緒に持っておきたいアイテムですね。

日中シンクロの撮影方法まとめ

スクリップオンストロボって大きいし、発光量とか光の当て方とか色々考えなきゃいけないと思われがちですが、全然そんな事なくて初心者でも簡単に扱える機材なので積極的に撮影に取り入れてほしいと思います!