カメラやレンズって非常に高価ですよね。しかも多少のスペックの違いで種類も沢山あるし、値段も結構変わってくる。
新品なんてウン十万してとてもじゃないけど僕みたいな安月給じゃ買えないよ!って嘆いている皆さんこんにちは。安月給日本代表10番の僕です。
今日は、カメラ機材は新品と中古で購入するならどっちがお買い得なの!? ってお話をしたいと思います!
目次
カメラ機材を購入するなら新品か中古か
あくまで僕の見解になりますが、新品か中古かと言われるとどっちでもいいっていうのが正直な感想です。
誰かが使用して傷が付いた物は嫌だとか、手垢が付いた物は嫌だとか、潔癖症で人の御下がりを使うとアレルギーを起こす人はまず病院に行った方がいいかと思います。ってそんな話じゃないか。
日本のカメラ中古市場には状態の良い中古品がゴロゴロ転がっていますから、僕は中古品でも全然ありなんじゃないかと思います。
だって、新品で購入すると15万円のレンズだって、中古品でも状態の良い物を見付ける事が出来れば、下手したら10万円くらいで買えちゃうかもしれないですからね。それでも十分高価な買い物かと思いますが。そこの5万円は非常に大きな差だと思います。
5万円あったら中古でもう1本レンズが買えちゃいますよね。なんなら有名一流メーカーの三脚だって買えちゃいます。新品で買っても中古で買ってもレンズ性能に差がないなら全力で中古市場を探し回るべきだと僕は思います。
カメラ機材を新品で購入するメリット
そうは行ってもやはり新品で購入する事にメリットはあります。
安心の保証サービス
各メーカーサイトで購入する場合は保証サービスを受ける事ができます。
とあるメーカーでは、メーカー直販で新品購入すると長期保証が受けられ、カメラやレンズの故障、破損や水濡れ、火災、その他偶然の故障などの修理も無料で受けられたりします。
カメラは精密機械なので故障した時の修理はばかにならない程高く付く事もあるのでこれは嬉しいサービスですよね。このような保証があることで安心して撮影する事ができます。言ってみればカメラの生命保険みたいなものです。
カメラ機材を中古購入した経験
僕は中古の機材を購入する事に抵抗もないし、なんなら今主力で活躍しているレンズ、EF 16-35mm F4L IS USM や EF 70-200mm F2.8L IS II USM なんかはネットオークションで購入した中古品です。非常に状態もよくて中古とは思えないくらいの極上品(個人差あり)だったので満足しています。
最初はそんな高価な買い物を顔も見えない人から購入するのはおっかなびっくりでした。出品者に何回も状態や付属品の確認をした事を覚えています。
購入金額で言うと、
新品購入価格 | 中古品購入価格 | 差額 | |
---|---|---|---|
EF 16-35mm F4L IS USM | ¥154,000(税別) | 約¥120,000(税込) | 約¥34,000 |
EF 70-200mm F2.8L IS II USM | ¥300,000(税別)(2020年現在公式サイト価格) | 約¥180,000(税込) | 約¥120,000 |
こうしてみると結構な差額がありますね。もちろん前玉も後玉も綺麗で、使用していて写りに異常なところもなかったので満足な買い物ができたと思っています。
まぁ、そうは言っても高い買い物ですよね。
カメラ機材を中古で買うメリット
価格が安い
新品に比べると当然価格は安いです。
どれくらい安いの?って思われる方は上の表をご覧下さい。2本のLレンズを新品で買ったとすると¥454,000になります。これを中古で購入すると、¥300,000になり、その差額¥154,000にもなります。
¥154,000あったら何買いましょうか。って話になりますよね。
カメラ機材の状態が綺麗
これ本当に中古品ですか?って代物が結構多いです。
僕が購入した、70-200mmのレンズは2010年3月19日の発売なので10年前のレンズになります。購入したのは2018年の事なので約8年の型落ちですが非常に状態の良い物が残ってました。
実際に撮影してみても写りはなんの問題もないし、見た目にも前玉は綺麗だし、レンズ内にも当然ながらチリやゴミはありませんでした。ネットオークションの購入でしたが、説明にも「新品同様」や「状態ランク:S」と謳っており、出品者様にも何度も質問しましたが結果いい買い物が出来たと思います。
生産中止の物も購入できる
基本的に古いカメラは生産中止になりますが、中古市場では当たり前のように出回っているのでカメラやレンズ購入の選択肢が広がります。
カメラ機材を中古で買うデメリット
保証がしっかりしていない場合がある
店頭販売でもネットオークションのショップ販売でもいくら状態が綺麗でも、あくまで中古品なので保証が無いところが多いです。
なかには「初期不良にのみ返品可能」とかありますが、基本は保証外と考えておいた方がいいと思います。店頭販売の際は保証の事をしっかりと店員さんに聞きましょう。また、ネットオークションでの購入の際も、商品説明をしっかり読んで、質問欄から出品者様に保証の件はしっかりと聞いたほうがいいです。
結果新品同様の金額になってしまった
どういうことかと言うと、中古品に不具合があって保証が使えない時、修理は実費になりますよね。購入金額と修理費を合わせてみたら「あれ?新品と同じ様な値段になるじゃん。」そんな話を聞いたこともあります。
オークションの場合は出品者によって評価が低い出品者もいるので、注意したいところです。
中古品の一番の魅力はやはり新品に比べて安価で購入できる点でしょうね。 極上品を見つければ、ほぼ新品同様で手に入るし、出品者によっては数ヶ月の保証付きとかもありますので決して中古は無しではないと思います。ただし、保証内容は必ず確認しましょう。
ネットオークションが怖い方は、中古カメラ専門店の購入をオススメします。
中古カメラ専門店
例えば有名な店舗であれば、マップカメラ や 三宝カメラ。あとは、カメラのキタムラ なんかが有名ですね。 価格で言えば、オークションには負けますが正規代理店の直営という点では非常に安心して買い物が出来ると思います。
中古カメラやレンズを購入時の注意点
じゃあ、中古品を購入する時に何を気をつけるべきなのかっていうのは気になりますよね。僕なりに色々調べてまとめてみたので参考にしてみて下さい。
カメラボディ
傷
ボディに傷の多いカメラは前の持ち主がカメラを雑に扱っていた可能性が考えられます。ボディの傷は外観確認で分かりますが、雑に扱った事によって内部にもその影響があるかもしれないし、今後なにかしらの問題に直面する可能性があるのでカメラボディは綺麗な固体選ぶようにしましょう。
保証期間と保証内容
中古カメラ専門店の購入にしてもネットオークションの購入にしても共通して言えるのが、保証期間と保証内容がいつまで保証されるのか?また、どんな内容が保証されるのか?そこは必ず確認しないと後でなんかあった時に痛い目に合います。
シャッター回数
一眼レフカメラには固体ごとに可能なシャッター数が決められており、その回数に達するといつ壊れても不思議でない状態という事になります。
中古品のカメラは前オーナーが何回シャッターを押したか確認する必要があります。いくらボディ外観が綺麗でもシャッター回数が多い場合は購入は見送った方がいいでしょう。
店舗によってはシャッター回数が表記されている場合もありますが、表記のない場合は問い合わせてみましょう。
レンズ
傷やカビ、チリなどはないか
傷に関してはボディ編で触れたとおりなのですが、中古レンズ購入の際に気をつけたいのが、カビやチリの有無ですね。
カビは発生すると場合によっては修理不能な場合もあります。(それらのレンズは恐らくジャンク出品になっていると思いますが。)微細なカビやチリでも物によっては写りに影響を及ぼすので注意しましょう。
くもりがないか
カビやチリ同様にくもりも写りに大きく影響します。
レンズには特殊なコーティングが施されており、保管状況が悪かったり、永年劣化により剥がれてくるとくもりが現れる事があります。
動作に不具合がないか
ボディ同様に動作に不具合がないか確認しましょう。店舗だと店員さんにお願いすれば試し撮りさせてくれる所もあるので店員さんに遠慮なくお願いしてみましょう。
いくら状態が綺麗と謳っていても分からない事があったら聞いた方がいいです。高価な買い物になるので自分が全て納得した上での購入をオススメします。
カメラ機材購入のまとめ
僕は中古でカメラやレンズを揃える事は実体験も踏まえ、非常に賢い買い物だと思います。ただそれには、自分が納得できる答えを出品者から得られるかによるので、分からない事は何回だって質問しましょう。特に保証の件に関しては非常に重要かと思います。
新品同様のお宝も沢山出回っているのでいい商品に出会えるといいですね!