広角レンズ

皆さんレンズの所有はどれくらいあるでしょうか?沢山所有している人は単純に羨ましいです。使用頻度の低いレンズを僕に分けてほしいです。お願いします。

なんて物乞いをしたい訳ではありません。趣味でカメラを始めて、色んな機材を購入してきたと思うのですが、ことレンズに関しては種類が多すぎて困り果てています。

なので、今日は数あるレンズの中から僕がオススメする広角レンズを紹介したいと思います。

目次

所有レンズの種類について

僕の見解ですが、焦点距離35mm換算で16mm-200mmはポートレートから風景撮影まで幅広く使用できるので、この辺の焦点距離をカバーしておけば問題ないかと思います。

僕の所有レンズの焦点距離は16mm-200mmですが、普段の撮影の中でこれ以下やこれ以上の焦点距離が必要になった事はほぼありません。って事で経験はものを言うって事ですね。

広角レンズについて

今更説明するのもあれですが広角レンズとは標準レンズより広い画角のレンズの事を言います。よく広角レンズは広い範囲を写すレンズって言う方がいますが、それは間違いじゃないけど微妙に間違っている表現でもあります。なんでかって?だって、「広い範囲」の広いって具体的な定義があるわけじゃないじゃないですか。35mmを広いっていう人もいれば、50mmを広いって言う人もいますからね。

それでもあえて言うなら、35mmより広く写せるレンズは広角レンズと言ってもいいかもしれません。また、24mmより広く写せるレンズは超広角レンズとか言いますよね。って事はですよ?レンズキットのカメラを購入した時に付いてくる標準ズームレンズなんかも焦点距離によっては、立派な広角レンズになります。

広角レンズの特徴や特性に関しては過去記事があるので読んでみて下さいね。

写真上達の為に広角レンズのパースを理解しよう!

広角レンズのおすすめ

広角

ここからが今回の本題ですが、カメラボディがキャノンの僕は当然ながらキャノンのEFマウントを使用しています。広角レンズの購入を決めたのは、紅葉シーズンに富士山と紅葉の写真を撮りに行った事がきっかけでした。僕の撮影場所は後ろに下がれる距離が限られていて、なんとか所有している標準ズームレンズの24mmで画角内に富士山と紅葉を入れる事に成功したのですが、この経験があって広角レンズの購入を決めました。

紅葉と富士山の写真!念願のコラボは絶景でした!

その富士山と紅葉の撮影の帰りに、なにも考えずにこれだって感じで購入した事を思い出しますね(笑)その後、広角レンズに関して色々調べたところ、結果的にはいい物を購入したみたいで良かったです。

思えば、カメラボディもろくに調べもせずにインスピレーションで決めた記憶があります。

で、そのレンズが EF 16-35mm F4L IS  USM です。

広角レンズ「EF 16-35mm F4L IS  USM」

Lレンズ

僕にとってこれが2本目のLレンズでした。1本目は、EF 24-105mm F4L IS  USM の初期型で、俗に言うキットレンズです。このレンズの写りも十分満足でしたが、16-35mmで撮影した時の写りの違いにびっくりしましたね。

確かに前者のレンズは、発売が2005年と15年も前のレンズで、かたや後者は2014年発売とその差は歴然ですが、ここまで違うのかと技術の進歩に驚きましたね。

広角レンズ「EF 16-35mm F4L IS USM」のスペック

詳細レンズタイプ 超広角ズームレンズ
フルサイズ対応
レンズ構成 12群16枚
絞り羽根枚数 9枚
焦点距離 16-35mm
最短撮影距離 0.28m
最大撮影倍率 0.23倍
開放F値 F4
手ブレ補正機構
防塵・防滴 防塵防滴仕様
フィルター径 77mm
重量 615g
参考価格(新品) ¥169,000
参考価格(中古) ¥77,000〜¥110,000

スペック表だけ見ても分からないんだけどって人もいるかと思うので、使用してみた感想もお伝えしたいと思います。

価格

まず特筆すべき点は価格ですよね。

さすがに新品価格は高いですが、中古品だと僕が調べた中での最安が¥77,000でした。Lレンズが中古とは言え¥77,000で購入できるのだからお買い得ですよね。ちなみに僕も中古で購入しました。状態が非常にいい物で、¥120,000で購入したと思います。

なぜこんなに安くなるのかって話なんですが、僕が推測するにキャノンの16-35mmの広角レンズってF2.8のレンズもあるんですよね。なのでこちらにみんな乗り換えたり、購入しているのかと思います。

確かに明るいレンズは魅力的ですからね。ただ、この辺も使用用途によると思います。風景写真をメインで撮影する人は三脚を使用するだろうし、F値も絞り気味で撮影するでしょうから開放F2.8も必要ないように思います。あ、僕の経験ですけどね。

手ブレ補正機構付き

このレンズの魅力の一つに手ブレ補正機構が搭載されています。シャッター速度換算で4段分の手ブレなので、手ぶれしないシャッター速度の目安が1/250だとしたら、4段分なので1/15までシャッター速度を遅くしても大丈夫という計算になります。結構強力な手ブレ補正ですね。

軽い

レンズ自体の重さが615gですから相当に軽いかと思います。F2.8 のII型が805gでIII型が790gですから軽量になっています。やはり軽いは正義ですからね。

解像度は申し分ないです。広角レンズ特有の周辺部の像流れも無いですし、F8〜F13くらいで非常にシャープな写りをします。動画撮影時のAFも正確ですしね。

RFマウントの広角レンズ

一眼カメラも各メーカーでフルサイズミラーレスへ移行し始めています。キャノンも然りで、キャノンのフルサイズミラーレスカメラでは新マウントのRFマウントが導入されています。

そこで気になるのが、RF 15-35mm F2.8L IS USM ですね。 F2.8のくせに手ブレ補正搭載の化物レンズですね。写りも相当いいらしいんですが、初値で¥267,000と価格も相当です。しかも、今の状況を冷静に考えたら、RF 15-35mmはEFマウントには使用出来ないけど、EF 16-35mmは、マウントアダプターを介せばRFマウントにも使用できます。凡庸性って点でも使い回しの効くEF 16-35mm F4L はおすすめです。

まだ、EFマウントのシステムが現役バリバリで使用出来るなら、RFとEFの両方で使用できるレンズを考えてみるのもいいかと思います。

広角レンズを選ぶ際の注意点

注意

それでも、自分で調べて色々な候補から選びたい人へ広角レンズを選ぶ際に注意するべき点を挙げたいと思います。

開放F値

広角レンズはF4通しだったり、F2.8通しだったり色々ありますが、何も開放で撮影できればいいってもんじゃありません。当然明るいレンズはシャッター速度を稼ぐ事が出来るし、F4のレンズに比べてボケ加減も強いかと思います。

ただ、僕みたいに風景写真がメインで三脚大好き!って人はF4でも十分こと足ります。F4レンズならF2.8に比べて安価です。コスパが非常にいいですよ。

手ブレ補正

広角域での撮影って標準や望遠域に比べてブレが目立ちにくいので今まで手ブレ補正の付いてる広角レンズって少なかったんですよね。

ですが、最近では手ブレ補正搭載の広角レンズが非常に多くなってきました。個人的には三脚を使用するのでいらない気もしますが、手持ちで撮影する機会が多い人は、手ブレ補正機構があった方が安心だと思います。

フィルター装着が可能

広角レンズの中には前玉(レンズの一番手前のレンズ)が出目金になっているレンズがあります。言わずもがな、この出目金レンズには所謂レンズの先端にねじ込む丸型のNDフィルターは装着できません。出目金レンズには角型フィルターを使用する必要がありますが、角型フィルターはビビるくらい高額です。安物の角型フィルターは使用すると変な色かぶりをするのでオススメしません。

なので広角レンズ購入時は出目金レンズかどうかは確認する必要があります。

広角レンズまとめ

もしキャノンユーザーで広角レンズの購入を迷っているなら間違いなく、EF 16-35mm F4L IS USM をおすすめします。

気になる方は購入の前にレンタルで試してみてもいいかもしれませんね!