皆さんこんにちは。
カメラは非常に奥が深いです。いきなりどーした?って思われる方もいるかと思いますが、大丈夫です。僕は今日も平常運転です。
いや、なぜそんな事を急に言い始めたかと言うと、先日僕の古くからの友人がスマホで綺麗な写真が撮れたから見て!と凄い勢いで写真を送ってきたんですよね。送ってきたと言うよりは、もう送り付けてきたって言った方が表現があっているかと思います。もう迷惑でしかないですよね。
その写真を見て、そう言えば以外と見落としがちなポイントがあるなと思い記事にしようと思いました。それは何かと言うとカメラアングルとカメラポジションです。
手持ち撮影でも三脚を使用しても、カメラのアングルやポジションを変えるだけで大きく印象が変わります。
なので今日は、カメラのアングルとポジションについて 書きたいと思います。
目次
カメラアングルとポジションについて
そもそもカメラアングルって何?ポジションって何?って話からだと思うのでそこから説明したいと思います。
アングルは結構耳にする言葉かと思います。カメラ用語・写真用語のアングルとはカメラの上下角度の事を言います。種類は3種類で「ローアングル」「水平アングル」「ハイアングル」の3種類に分類されます。更に何に対してアングルが決まるのかと言うと、被写体に対してのカメラの上下角度でローなのか水平なのかハイなのかが決まります。
例えば、撮影者であるあなたが立ったまま目の前の被写体を撮影しようとしている時、カメラをそのまま構えて角度を付けずに撮影すればそれは水平アングルになります。
被写体に対して、カメラが下から上に向けて撮影するのがローアングルで、被写体に対してカメラが上から下に向けて撮影するのがハイアングルになります。ここで重要なのは、被写体に対してカメラの角度がどんな角度であるかと言うことですね。
次にカメラポジションについて説明したいと思います。
カメラポジションはアングルとは違って、カメラそのものの位置を示します。位置関係を説明すると、撮影者が普通にカメラを構えた位置がアイレベル。そのアイレベルよりも高い位置にカメラが有る場合はハイポジション。逆に、アイレベルよりも下にカメラがある場合はローポジションという風になります。
アングルとポジションの違い
上記でも説明しましたが、アングルとポジションの違いはカメラの上下の傾きがあるかないかになります。簡単に言うと、「アングル=角度」「ポジション=位置」というように明確な違いがあります。
ローアングルに関しては、カメラポジションがアイレベルであっても、被写体を見上げて撮るような場合はアイレベルからのローアングルと言う表現になります。
例えば、撮影者が立ったまま大きな建物を見上げて撮影する時はカメラポジションがアイレベルであってもハイポジションであってもローアングルになります。ローアングルだからって下でカメラを構えて上へ煽って撮るだけがローアングルではありません。
ローアングルについては勘違いが多い
ローアングルに関しては勘違いしている人が多いかと思います。というのも、僕自身が勘違いしていた一人でもあるからです。
ローアングルと聞いて多くの人は、カメラを地面に近い位置に構えて撮影する事を思い浮かべるのではないでしょうか。カメラに角度を付けず地面近くで構えて撮影するのは、ローポジション水平アングルと表現されます。これは大丈夫でしょうか?
では、カメラを自分の目線より上に構え、更にカメラ角度を上へ向けた場合はどう表現するか分かりますか?実はこれも、アングルだけで言うとローアングルになります。カメラの位置は目線よりも上にあるので、ハイポジションローアングルという風になります。
カメラ位置がどこであろうと、カメラの角度が上を向いていればローアングルになるわけですね。
アングルとポジションの合わせ技の効果
ここまでの説明でお分かりいただけたかと思いますが、カメラのポジションやアングルはそれぞれ3種類の組み合わせから成り立っています。それぞれのアングルとポジションによって写真にあたえる効果や印象が変わってきますので、可能な限り解説してみようと思います。
ローポジション&ローアングル
花の撮影なんかでよく見るこんなアングル。これはローポジション&ローアングルになります。自分が小人や虫の視線を表現できるので、非日常を切り取る事ができて印象的な写真になりますね。
ローポジション&水平アングル
ハイアングルで撮影すると床へのリフレクションが期待できたんですが、あえて床近くに構えて撮影しました。標準レンズで撮影したので画角内の収まりがいいですよね。少しカメラのポジションを変えるだけで普段肉眼でみる世界とはまた違った表現できます。
ローポジション&ハイアングル
背の低い土筆を三分割構図で撮影しました。このように背が低い被写体を活かす事ができます。ハイアングルはローポジションとの相性もいいので積極的にやってみたいアングルポジションですね。
アイレベル・ハイポジション&ローアングル
椅子に座ってローアングルで撮影しました。上のシャンデリアをどうしても画角に入れたかったのでこうなりました。先程とはまた違った印象になりますね。
アイレベル・ハイアングル
水たまりに写った景色を主として撮影しました。普段はこういった景色を探したりしないのでカメラならではの景色ですよね。リフレクションさせたい景色によってポジションは変わるかと思いますが、太陽のハロと木の葉の感じ、後は雨上がりの濡れた地面も入れたかったのでアイレベルからのハイアングルとなりました。
アイレベル・水平アングル
これが一番日常に近いので見ていて違和感なく安心しますね。一番無難になりますが、一番撮影しやすいアングルポジションです。
ハイポジション&水平・ハイアングル
このハイポジション&ハイアングルでの撮影シーンは滅多にないかと思います。色々と撮影シーンを考えてみたんですが思いつきませんでした。目の前に障害物があってそれを避ける為にカメラをハイポジションにした時なんはこれに当てはまるかもしれませんね。
アングルとポジションの効果まとめ
写真撮影に於いて表現の違いを出すには様々な手法があります。それは、レンズだったり構図だったり、または撮影時間であったりと多種多様です。
その表現の違いを生む手法の一つとして、カメラポジションやカメラアングルは簡単かつ効果的に色々な表現を生む事が出来るので、撮影現場では景色やひsy帯をじっくり観察してお気に入りのカメラポジションやアングルを見付けてみましょう!