誰もが一度は憧れる EOS-1D X Mark III 。言わずと知れたキャノンのフラグシップモデルです。2020年1月に発売された、この EOS-1DX Mark III ですが、何がどう凄いのか解説してみようと思います!
「キャノン最強の一眼レフカメラをカメラ初心者の方は知っているのだろうか?」
ってふと思ったのが仕事のお昼休憩が終わった昼下がりでした。色々と記事を書いてはきましたが、実際のところキャノンの最強のカメラを紹介した事がありませんでした。
僕がなぜキャノンを選んだのかというと話すと長くなりますが、Lレンズに憧れたのが一点。次に、レンズやカメラの種類が豊富なのが一点。最後に、カメラ購入の際に助言してくれた先輩がキャノンをめっちゃ推してきた事が挙げられます。
まぁ、この辺はまたの機会にお話するとして、各カメラメーカーにはフラグシップ機という機種が存在します。フラグシップとはそれぞれのメーカーの商品群の中でメーカーの象徴的存在となる製品やメーカーが技術の総力を上げて取り組んだ製品の事を言います。
つまり、キャノンのフラグシップ機・・・それがキャノンの最強の一眼レフカメラになります。
カメラ雑談なので時間ある方はご覧ください!
- キャノンの最強の一眼レフカメラ EOS-1D X Mark III
- 各メーカーのフラグシップモデル機について
目次
フラグシップモデルとは?
先程も言いましたが、メーカーそれぞれのラインナップの中にはフラグシップ機というものがあります。
簡単に言うとフラグシップとは、メーカーの象徴的な製品の事を言います。なので、その会社の技術力などを屈指して作られていると言っても過言ではないのです。
各メーカーの象徴的な製品ってだけあって、性能は間違いないかと思います。カメラユーザーなら誰もが一度は憧れる製品ですね。各メーカーのフラグシップモデルを紹介するにあたってカメラを始めて間もない人たちにとっては訳の分からない単語が並びますが申し訳ないです。
では、早速キャノンの最強一眼レフカメラを紹介します!
Canon 「EOS-1D X Mark III」
キャノンのフラグシップモデルと言えば、この EOS-1D X Mark III です。発売日は2020年1月7日。2020年はコロナウイルスの影響がなければ東京オリンピックが開催される予定でしたからね。おそらくそれに合わせて発売したのではないかと思います。実際、EOS-1DX Mark II は2016年の発売でしたからね。オリンピックイヤーに合わせて発売している感じがします。
EOS-1DX Mark III に関しては沢山のレビュー記事や、レビュー動画が出回っていますが、軒並み評価の高いカメラになっています。ではその理由とは何なのかって話です。
新開発の映像エンジン「DIGIC X」を採用
映像エンジンは新開発された DIGIC X を採用。この新開発された映像エンジンによりノイズの抑制や解像感の向上、デジタルレンズオプティマイザ処理で画質の向上、ライブビュー撮影で最高約20コマ/秒の画像処理を可能し、キャノンでは初のHEIF記録を可能にしています。
HEIFとは?
ヒーフ と読むこの画像形式ですが、JPEGやPNGよりも高い画質・高い圧縮率が実現できる形式です。また、約10億6433万色に対応している(JPEGは1677万色)と言われていますが、ヒーフ画像を表示する環境はまだ整っていないのが現状です。
撮像素子には約2010万画素のフルサイズCMOSセンサー搭載
このCMOSセンサーによって優れたS/N比とダイナミックレンジ、駆動と読み出し速度の向上を実現しました。また、先述した映像エンジン DIGIC X との組み合わせにより画質・連写速度・AF性能・動画撮影のすべてに於いて大幅な性能向上を実現しています。
「え?最強カメラなのに2010万画素なんて低画素すぎない?」なんて思った人もいるかと思います。過去にも記事にしたことがありますが、「高画素機だからいい」なんて事は全くないです。高画素機によって、当然メリットもありますがデメリットだってありますからね。
高画素機カメラが初心者に向かない理由。
画素数が影響するもので代表的なのが 印刷物 になります。その中でも基本的には大判の印刷をする時に影響しますが、極端な話だとスマホの画素数でもA4サイズの印刷なら非常に綺麗な印刷が可能です。ちなみにiPhoneなんかは1200万画素です。EOS-1D X Mark III の有効画素2010万画素だとA2やB3くらいの印刷物なら綺麗に印刷出来るので十分ですよね。
これは僕の考えですが、「フラグシップだから」「最新機だから」って理由でなんでもかんでも機能を詰め込めばいいなんて事は絶対にないです。時代のニーズに合わせた製品作りが非常に大切だと思います。
新映像エンジンとCMOSセンサーにより高画質な撮影が可能
このDIGIC X と キャノンが自社開発から生産まで行ったフルサイズCMOSセンサーの組み合わせによって非常に高画質な撮影が可能となりました。
DIGIC X とCMOSセンサーの組み合わせで強力なノイズ処理が可能に
DIGIC X とCMOSセンサーの組み合わせにより強力なノイズ処理が可能になり、高感度撮影時の低ノイズを実現しました。それによって、>常用ISO感度はISO102400になっています。
高感度撮影時のノイズを気にしなくていいので暗所部でも安心して高感度撮影が出来ますね。
シャッターチャンスを逃さない高速ドライブ機構
EOS-1D X シリーズが良く活用されるシーンとしてスポーツやF1などの動体撮影時によく使用されます。つまり、連写性能が優れていなければそのようなシーンで使用される事がないわけです。
ファインダー撮影時は最高約16コマ/秒
EOS-1D X Mark III は、ファインダー撮影時に最高約16コマ/秒の高速連写を可能にしています。しかも、単純に16コマ/秒を実現しただけでなく、CMOSセンサーから映像エンジン、カード書き込みに至る内部処理も刷新されているので快適な連写性能とストレスフリーなデータ処理が可能になっています。
ライブビュー撮影時は最高約20コマ/秒
ライブビュー撮影時には最高約20コマ/約の高速連写を実現しています。、あた、ライブビュー撮影時には電子シャッターも選択出来ます。選択出来るのは、メカシャッター・電子シャッター・電子先幕シャッターの3種類になります。
電子シャッター選択時はシャッター音を切る事が出来る「静音撮影」も出来ます。クラシック音楽会場やお子さんのピアノコンクールなどの会場でも撮影する事が可能です。
そもそもオリンピックなどでも使用されるカメラですからね。選手がここ一番で集中する時にシャッター音なんか聞こえたら顰蹙(ひんしゅく)もんですよね。
新AFシステムにより正確なAFを実現
新AF・AEシステムにより大幅なAF機能の向上が実現しました。これにより、撮影者の撮影をアシストしてストレスなく、またこれまで以上に自由な構図で撮影する事が出来るようになりました。
ファインダー撮影時は最大191点の測距エリア
ファインダー撮影に於いてはAFシステムを刷新しました。これにより最大191点の測距点で被写体の検知を可能にし確実なAFを可能にしました。
さらに、ファインダーAF・AE処理専用にDIGIC 8 を搭載する事で、AF演算能力の大幅アップを実現しました。これによって、従来のピントの合いにくかった被写体に対してもしっかりとAFが効くようになりました。
測距輝度範囲はEV−4〜21(条件あり)
条件はありますが、最大でEV−4の暗さまでAFが効きます。暗所部での撮影に於いてAFが効くのと効かないのでは大きな差が出てくるので、この機能拡大は撮影者にとって強い味方になりますね。
被写体検出・追尾機能も向上
AF性能が向上したとは言え、被写体を正確に見つけ出し、なおかつ動体撮影では正確に被写体を追尾しなければなりません。当然ながらその点も大きく性能が向上しています。
EOS-1D X Mrak III は従来の機能に加えて、頭部検出も可能にした EOS iTR AF X を搭載しています。有効画素約40万画素RGB+IR測光センサーなんて難しい名前のセンサーを新開発し、輝度や色・形の違いから被写体を正確に認識する事が出来るようになりました。
ライブビュー撮影時は映像表示の90%以上の測距エリアを実現
ライブビュー撮影時は、撮像面上の全画素で高精度なピント合わせと高画質を両立するデュアルピクセルCMOS AF。また、新映像エンジンのDIGIC X により、測距エリアは映像表示の横90%×縦100%を可能にしました。AF分割エリアは525分割、AFフレーム選択ポジションは3869ポジションとなっており、画面の端の被写体にもしっかりとAFが食い付きます。
ポートレート撮影時に効果抜群の「瞳AF」
ライブビュー撮影時には、カメラ側が被写体の瞳を自動で検知してピント合わせをしてくれる瞳AFを搭載。検出した瞳に対して追従・追尾してくれるので、撮影者は構図作りに専念する事ができます。
これによって、大口径レンズ(明るいレンズ)使用時、被写界深度が浅くなった場合もしっかりとピント合わせしてくれます。
開放F値での、微妙なピントのズレが改善されます。
測距輝度範囲はEV−6〜18
ライブビュー撮影時はファインダー撮影時よりも更に暗所部でAFが作動します。先程のファインダー撮影時では、EV−4までの対応でしたが、こちらのライブビュー撮影時ではEV−6と更に暗所部での撮影に非常に強いです。暗所部でAFが効かないなんて煩わしさは皆無なのでストレスのない撮影が可能です。ただし。こちらも条件ありです。
ファインダー撮影/ライブビュー撮影の共通点
ファインダー撮影時とライブビュー撮影時には共通する機能があります。以下をご覧ください。
多彩な測距エリア選択機能
AFの測距点が増えた事で、測距エリア選択機能も自由度が増し、様々なシーンに対応する事が出来るようになりました。測距エリア選択機能は、
- スポット1点AF
- 1点AF
- 領域拡大AF(左右上下)
- 領域拡大AF(周囲)
- ゾーンAF
- ラージゾーンAF
- 自動選択AF
ここまで来ると何をどう使っていいのか分かりませんよね。この辺は実際に使用してみないとなんとも言えないのが本音です。しかし、この多彩な機能を使いこなす事でより正確なAFで高画質な写真が撮影できのではと思っています。
AIサーボAFが進化
最新の被写体追従アルゴリズムを搭載した事により、遠距離で測距が安定しにくかった被写体や、遠ざかる被写体に対する測距の安定性と追従性が向上しているので、これまでのAIサーボAFより動く被写体に対して強くなっています。
被写体の顔検出/頭部検出も高精細な追尾が可能
顔が頻繁に見え隠れするスポーツシーンなどに於いて、従来の人体検知を超える優れた追尾性能を実現しています。ファインダー撮影時には、 EOS iTR AF X にDIGIC 8 を採用。一方のライブビュー撮影時には、DIGIC X に専用の回路を搭載する事で、高速連続撮影時も安定した顔検出や頭部検出を可能にしているって事ですね。
EOS-1D X Mark III はお値段もハイスペック!
さすがキャノンのフラグシップモデルだね。スペックだけみててもその凄さが伝わるよね。
なんだかみんなが憧れる理由が分かる気がするわ。
僕もいつかはこのカメラで撮影してみたいと思っているんだけどね・・・。とても気軽に買えるような値段じゃないんだよ。
え・・・?そんなに高いのこのカメラ。一体いくらくらいするのかしら?
ここまではCanonのフラグシップモデルの「EOS-1D X Mark III」について紹介してきました。カメラを始めた方にとっては何がなんだか分からなかったと思います。ただ一言言えるのは、一眼レフカメラ購入の際に「背景ボカして撮影したい」「スチール撮影に強いカメラはないの?」「ゆくゆくは動体も撮影したいから動体に強いカメラがほしい」なんて機能や性能面で妥協したくないならフラグシップモデル一択です。ちなみに、EOS-1D X Mark III のお値段はなんと・・・
税抜800,000円!!!
まさに驚愕(笑)ちなみに2020年12月27日までなら60回払い(月々14,667円〜)で金利・手数料が無料です。(※キャノンオンラインショップのみ対応となっております。)
余裕で車一台買えますね。でもものは考えようかと思います。例えばね、EOS-1D X Mark III を購入して10年使ったとしますよ。
「そんな事言っておいてお前だったら買うんかい?」って言われたら、僕は買いません(笑)カメラも適材適所、僕の使用用途にこんなハイスペックカメラは必要ないですからね。
ここである疑問が生まれますよね。他の主要カメラメーカー、NikonとかSONYのフラグシップ機ってどんな物なんでしょうか?機種だけでも紹介したいと思います。
主要カメラメーカーのフラグシップモデル
僕が撮影に出掛けた時に良く見掛けるカメラメーカーがCanonとNikonとSONYですが、NikonとSONYにも当然ながらフラグシップモデルがあると思うので調べてみました。
Nikon 「D6」
Nikonのフラグシップモデルは、D6 という製品になります。AF性能が前モデルから大幅に向上していてスポーツや報道系のプロフェッショナルフォトグラファー向けの一台です。
画素数だけで言うと、こちらのD6は2082万画素となっています。EOS-1D X Mark III同様にそこまでの高画素機ではないですね。この事からも、高画素が必要かどうかは疑問ですね。
SONY フラグシップモデルなし
SONYに関しては、フラグシップモデルと言う概念がありません。しいて言うなれば、最上位モデルは、a9シリーズでプロフェッショナル向けとしてリリースされてはいますが、同様に人気の a7シリーズもプロフェッショナル仕様機が存在するので、「フラグシップモデルはこれ!」って個体はないようです。
CanonやNikonのフラグシップモデルは一眼レフカメラでしたが、SONYはカメラ事業に参入した当初から ミラーレス一眼カメラ の開発に注力してきたという背景がありますので、SONYのカメララインナップはミラーレスカメラが主体となっています。
EOS-1D X Mark III 紹介のまとめ
いかがでしたでしょうか?キャノンのフラグシップモデルは文句なしで(というかキャノンがそう謳っているので当たり前ですが)EOS-1D X Mark III になります!ちなみに、型落ちの EOS-1D X Mark II なら現在450,000円くらいで購入できます!