鬼押出し園

鬼押出し園ってご存知ですか?浅間山の噴火の際に流れ出た溶岩で形成された奇勝なんですが、なかなか見ることのない景色なのでおすすめの観光スポットです。

皆さんこんにちは。今年は新型コロナウイルスのおかげで、自粛が緩和された今でも出歩くのに怖さを感じています。昨年の同時期に訪れた群馬県の 鬼押出し園 という観光地が印象に残っていたので、今日は、群馬県吾妻郡嬬恋村にある鬼押出し園の紹介をしたいと思います!

目次

群馬県嬬恋村

嬬恋村は群馬県の西端に位置し、長野県の上田市や軽井沢町に隣接する村です。夏の冷涼な気候を活かした高原野菜の栽培が盛んで高原キャベツの産地として有名です。

また、標高が高く光害の影響も少ないので、星の撮影地としてカメラマンの間では有名なスポットになっています。

鬼押出し園と世界三大奇勝

さて、そんな群馬県は嬬恋村にある 鬼押出し園 ですが、過去に世界三大奇勝として選定された事もあり観光客に人気のある奇勝地です。奇勝とは不思議な景色・珍しい景色という意味があるように、鬼押出し園は浅間山の噴火によって出された溶岩が冷え固まって形成された、非常い珍しい景色を見る事が出来ます。その溶岩の大きさは人の背丈を余裕で越えるくらいの大きさの物もあり、見応えのある景色が一体に広がっています。

鬼押出し園の歴史と由来

鬼押出し園が形成されたのは、1783年に起きた天明噴火と呼ばれる浅間山の噴火で流れ出た溶岩が冷え固まって出来たのが鬼押出し園になります。この浅間山天明噴火の被害は、噴火の直接的なものだけでなく、噴き上げられた火山灰や火山ガスの影響で日射量が減少し、東北や関東地方では冷害のため農作物は壊滅的な打撃を受け、アイスランドのラキガル火山の大噴火の影響もあり「火山の冬」と呼ばれる減少が起きました。

この火山の冬が引き金になって「天明の大飢饉」が発生し、当時の日本の人口の1%にあたる約3000万人が飢餓したと言われています。

鬼押出し園と言う名前ですが、諸説ありますがその昔に浅間山に鬼が住んでいて、その鬼が怒ると浅間山が噴火すると言われていて、1783年の浅間山大噴火で流れ出た溶岩を見て当時の人たちは「鬼が押し出しているように見える」という事から 鬼押出し園 と名付けられたようです。

鬼押出し園基本情報

鬼押出し園基本情報
  • 住所:群馬県吾妻郡嬬恋村鎌原1053
  • 駐車場:無料駐車場有り(乗用車750台・バス35台)
  • 交通:
  • 車:上信越自動車道碓氷軽井沢ICから中軽井沢→鬼押しハイウェイ経由で約45分

    小諸ICから中軽井沢→鬼押しハイウェイ経由で約50分

    電車:北陸新幹線(長野経由) 軽井沢駅からバスで約40分。しなの鉄道中軽井沢駅からバスで約30分

    吾妻線万座「鹿沢口駅」下車→バスで約25分

  • お問い合わせ:0279-86-4141

溶岩が固まって形成されたのが鬼押出し園ですが、観光の際の歩道はしっかりと整備されているので安心してお越しください。ただ、それなりに距離を歩くので歩きやすい靴が望ましいです。

園内にはレストランもあり、晴れた日には浅間山を間近に見ながらランチをする事が出来ます。

鬼押出し園のマップ

鬼押出し園の写真

観光として行くなら奇勝というだけあって面白い景色を堪能出来ますが、写真撮影となると溶岩石はどこも似たような絵面になるので、なにかしらのアクセントが必要になりますね。

鬼押出し園

この鐘を鳴らすのはあなた?

鬼押出し園

鬼押出し園には、浅間山観音堂というお堂があります。(すいません。写真とり忘れました。)1783年の浅間山大噴火による犠牲者の冥福を祈り建てられたお堂は非常にいいアクセントみなるので、構図に入れて撮影してみてはいかがでしょうか?

鬼押出し園まとめ

見渡す限りの溶岩石と浅間山の景色は地球の神秘を感じられる場所です。もし少し変わった観光地に行きたいのなら「鬼押出し園」は非常におすすめなスポットです!