SONY a1
SONY公式サイトより

カメラの進化は止まりません。SONYから新製品の発表がありました。その名は「SONY a1」。新しいカメラが発表される度に、ドキドキワクワクが止まらない筆者ではありますが、一体このカメラがどんなカメラなのか具体的に見ていきましょう!

▼ この記事で分かる事
  • SONY a1 について

SONY a1 について

2021年1月26日、SONYから新しい一眼ミラーレスカメラが発表されました。その名はSONY a1です。このカメラがSONYのフラグシップカメラと言って間違いないでしょう。発売日は2021年3月19日です。

予約販売開始が2021年2月2日になってますので、この記事を上げる頃には予約販売が開始になっている事でしょう。

価格はオープン価格ですね

気になる価格は(税込み)¥900,000らしいです。公式サイトではまだオープン価格になっていますから、正式な価格はまだ分かりませんが、おそらく90万円前後ではないでしょうか。

SONYの公式サイトの「ソニーストアで購入する」ってところに、80万円+税という表記がありますね。やはり90万円近いですね。

発売日までにこのカメラのスペックをしっかりと勉強して買うのか、買わないのかを検討しましょうね。もちろんキャノン党である僕は購入しません。ですが非常に興味深い一台である事に変わりないので具体的にみていきましょう!

SONY a1 Debut

「THE ONE 〜新次元へ〜」

SONY公式サイトの a1 のページにでかでかと掲載されているようにSONYが新次元カメラを本気で制作したカメラです。

カメラ界は長年CanonとNikonの二大勢力でした。一眼レフカメラ市場だけの話しであれば、その認識は今も間違っていないと思います。

一方、SONYはミラーレスカメラの開発にいち早く着手し、これまでミラーレスカメラのシェアNO.1を達成してきました。

しかし、事態は2020年に大きく動きます。

キャノンのフルサイズミラーレスカメラ EOS R5 が2020年7月に発売されるとキャノンのミラーレスカメラのシェア率が急上昇。よかれと翌月の8月に、EOS R6 が立て続けの発売となると、2020年9月ではEOS R5 と EOS R6 が供給不足であるにも関わらず、SONYが43.9%に対してCanonが34.7%と非常に検討している結果になっています。

以下は、デジカメinfoさんの記事リンクと記事内の図を引用させていただきました。カメラ好きには非常に興味深い内容かと思います。

シェア図
デジカメinfo さん記事内から引用

まぁ他社が新製品を開発すれば、当然ながら他の会社だって新製品を開発するわけですからね。この辺はイタチごっこなのであれですけど。

だからってわけではないですが、SONYユーザーやSONY関係者にとってこの SONY a1 には大きな期待が寄せられているのではないでしょうか。

SONY a1 の特徴

ではこの SONY a1 はどんなカメラなのかって話しです。

まずカメラと聞いて皆さんが一番に思い浮かべるのが、画素数かと思います。SONY a1 の有効画素数は約5010万画素になります。俗に言う「高画素機」ってやつです。

50.1megapixels × 30fps

SONY a1

最近は本当にこの高画素機と呼ばれる機体が各社で発売されていますよね。

高画素にする事のメリットとしては、トリミング時の劣化を抑えられたり、動画性能を向上させたりする事が出来るので魅力的ではあります。

そして「50.1megapixels × 30fps」と書かれています。これは、スチール撮影に於いて「5010万画素で30コマ/秒の撮影が出来ますよ」って事ですね。驚愕です。むしろそんなに秒間コマ数必要なのか?とも思ってしまうような性能です。

当然ながらブラックアウトフリー連続撮影が可能です。

たぶんですけど、趣味として写真撮影する人にとっては必要のないスペックですね。中には「コマ数は多いに越した事ないよ!」って人もいますが、この辺はご自身の撮影スタイルに合わせて検討すべきでしょうね。なんせ価格が価格だけにね。

ブラックアウトとは?

ブラックアウトって言うのは、ファインダーでの連写撮影の際に一瞬暗くなる現象ですね。気になる人と気にならない人がいますが、無いに越した事はない現象です。

つまりブラックアウトフリーって事は、ブラックアウトしないって意味ですね。

クラス最高解像度のEVF搭載

SONY a1

以前からSONYの電子ファインダーは非常に綺麗で高精細と評判でした。更に今回のSONY a1 は改良をしてきましたね。

この改良はスチール撮影メインの方にとっては嬉しい改良でしょうね。約944万ドットの高精細OLED、240fpsのリフレッシュレートを実現し早く動く被写体を追いやすくなりましたとありますが、一番気になるのが240fpsの使用時対角視野が33度に固定されてしまうらしいので、これが実践で使用出来るレベルなのかどうかってところですね。

ちなみに同じ高画素機の SONY a7R IV は約576万ドットなのでかなりの改良を加えてきたなって感じです。

常用ISO感度は及第点?

SONY a1

そして常用ISO感度に関しては、ISO32000(拡張ISO102400)となっています。この辺は高画素機ですからね。そんなもんかって感じです。いい意味でも悪い意味でも及第点って事ですね。

基本的なスペックを考えると、a7S III は常用ISOで102400ですからね。それを考えると少し寂しい気がしなくもないですね。

暗所部での撮影でどうなのか気になるところではあります。

動画性能

SONY a1

SONY機と言えば、動画性能。動画性能に惹かれてSONYへ乗り換えた人もたくさんいるかと思いますが SONY a1 は5010万画素の高画素機にする事でSONY初の8K動画撮影が可能になりました。

しかも8K30fps 撮影が可能です。

思えば、Canon EOS R5 も8K30fpsだったような。このへんは強く意識しているのかなって感じます。

この8Kって単語を聞くと「凄いなー」って思うかもしれませんが、個人的な意見を言わしてもらえば全く必要のないスペックですね。

4Kすらまだまだ浸透仕切っていない現代で8Kは少し先走り過ぎかなと思います。この辺に関しては、EOS R6 の時にも同じ事を言っていると記憶しています。

キャノンのEOSR6は写真撮影に適したカメラ!これは買い!

とは言え、拡張できる機能でも無いわけですから搭載されていれば何かのタイミングで使用するかもしれませんけどね。ちなみに、a1は8.6Kのオーバーサンプリングでの記録になるので4Kの解像度は物凄い事になりそうです。

4Kだと120fpsでの撮影が可能なので4Kのスロー再生も非常に綺麗でスムーズな画像を提供してくれるのではないでしょうか。

ワークフローの効率化

SONY a1

プロカメラマン、またはハイアマチュアカメラマンの方で写真や撮影でお金を頂いている方にとってこのワークフローの効率化は非常に有り難いのではないのでしょうか。

a1 は、本体に非常に早いタイプのWiFiルーターが搭載されているので、高速なデータ転送が可能になっています。SONY a9 II と比較して約2倍の高速通信性能が向上したらしいのでストレスフリーなデータ転送が可能になるのではないでしょうか。

SONY a1 は万能型カメラ!?

特徴を解説したところで結果 SONY a1 はどんなカメラかと言うといい意味でも悪い意味でも万能型のカメラなのかなと思います。

って言うのも8Kが撮影出来るから動画に特化しているかと言えばそんな感じもなく(もちろん8K動画撮影は凄い機能ではありますが)、では静止画撮影に特化しているかと言われれば、常用ISO感度なども考えるとフラグシップを謳うならもう一歩かなと思います。まぁ常用ISO32000でも十分ですけどね。

とは言え、SONY製品の基本スペックは元々高レベルなので趣味で使用するには十分なスペックではありますけどね。

どの会社のカメラにも言えますが、動画特化型カメラや静止画特化型カメラがある以上、フラグシップって位置付けが非常に難しくなっているような気がします。

と言うのは、このSONY a1 は a9 II と a7R IV と a7S III をミックスさせた機種と言えるのではないかと思います。

SONY a1

例えばこれまで紹介してきたスペックで見ると、a9 II に関しては2420万画素・秒間20コマ・常用ISO51200 と全てのスペックを網羅しています。一方のa7R IV の6100万画素に及びません。また、a7S III の常用ISO102400 にも及びません。

なので、この3機種を足して0.8くらいで割った機種なのかなって印象を持ちました。言い方を変えれば「万能型」って事ですね。

この辺が、フラグシップの位置付けが難しくなってきていると感じた理由です。

もちろん、実機を触ってみればその印象は変わるかもしれません。それはセンサーの性能だったり処理速度だったり体感してみないと分からない部分に関しては比較出来ないからです。

あくまで、紙面上で比べられる事をたらたらと書いているだけなので、ぜひ実機を触ってみたいものですね。

使用する用途で機材を選ぶ

ここからは少し視点を変えてお話したいと思います。

あなたならカメラに90万円出せますか?

フラグシップというのは非常に魅力的ですよね。静止画を撮影する際も動画を撮影する際も安定した性能を発揮してくれるので非常に助かります。もちろん、おいそれと購入出来るような金額でもないですが、そのメーカーの技術が詰まっているので非常に魅力的です。

ですが、最近思うのが「フラグシップ機は必要なのか」って事。

僕で言えば、一眼カメラは静止画撮影でしか使用しないので動画性能はあまり気にしません。変な話し「4K?ふーん」って感じです。

以前にもEOS R6 の記事でお伝えしたんですが、4Kの一般家庭での普及率ってまだまだそんなに高くないんですよね。

そこで今回 SONY a1 の売りの一つでもある 8K動画 って本当に必要なの?ってなるんです。みなさんもお分かりの通り、8Kを撮影する機材があっても出力する機材に関しても8K対応でないと意味のない物になってしまいます。

今、ご自宅にあるテレビなどは8K対応ですか?もしくは、「8K動画が撮影出来るなら8Kが出力できる家電に買えかえよう」って思っていますか?

8K対応テレビを所有しているとか、8Kテレビも購入するって方ならなんの問題もないです。

ちなみに8K対応テレビを軽く調べてみたのですが、

▼8Kテレビの参考価格
  • SHARP AQUOS 8T-C60BW1 ¥173,400〜
  • LG 55NAN095JNA ¥239,800〜
  • SONY BRAVIA KJ-85Z9H ¥1,690,000〜

さてあなたならどうする?って感じですね。僕ですか?買いませんよ。いや、買えませんよ。

カメラの性能を十二分に引き出すならこの辺も考慮しないといけない気もしますがそんな潤沢な資金力ありません。

SONY a1 の謎

どーしてもこれだけは謎で仕方ないので触れさせていただきたい。

なぜ、バリアングル液晶ではないのか?

a7S III 発売の時にはバリアングル液晶を搭載した事によりSONY初のバリアングル液晶搭載で非常に話題性がありました。そして、「これを機にSONYもバリアングル液晶化するのかー」って思っていた矢先のチルト液晶。

え?なんで?って感じでしたね。もちろんバリアングル液晶が嫌だって人もいるかと思うんですが、これからのカメラは利便性が求められると思います。

また、リモートワークだったり動画配信サービスなどの普及により今まで以上に自撮りの需要が増えるわけですよ。チルト液晶でも自撮り出来ますが、液晶の可動域は広いに越したことないんです。

これが今回、画像や情報を拾うなかで一番残念だった部分ですね。

SONY a1 まとめ

ハイスペックミラーレスカメラを開発するSONYに於いて、フラグシップ機として発売されるこの「SONY a1 」。サイトを見ていても非常に気になるカメラですが、SONYに関わらず各社メーカーでも高画素機&高価格の波が止まりません。

そして、EOS R5 の時もそうでしたが本当にニーズに合っている物なのかどうかも疑問でなりません。

もちろんプロカメラマンやハイアマチュアの方で仕事で使用する方にとっては必要なスペックかもしれませんが、一般的な趣味で使用する人にとっては車が買えちゃう価格って異常でしかないと思うんですよね。この辺は、人それぞれ感覚は違うかもしれませんが。

僕はCanon党なので、どんなに魅力的なカメラが他のメーカーから発売されても購入する気はないですが、スペック表を眺めてあーでもないこーでもないって考察する事で知識が増えるのはいいことですね!