登場人物A

9月に入って残暑が厳しいとか思いながらも、いよいよ秋も間近って感じだね。

登場人物B

今年は食欲の秋に没頭しようと思うわ!

登場人物A

それはそれは(笑)自粛も相余って太らないようにね。さて、秋と言えば紅葉シーズンもまもなくだけど、今回紹介する機材は風景写真には欠かせないアイテムだからぜひ一読してね。

残暑厳しい季節ですが、朝晩はかなり涼しいと感じるようになりました。

来月あたりには、紅葉の便りも届きそうですね。楽しみです。

写真撮影欲も日に日に増してきて今年も絶景をこのカメラに収めたいと毎日計画を立てております。昨年に続き、今年も新型コロナウイルスのおかげで勤め先から渡県を自粛するようにと言われてしまっているので長野県の紅葉巡りをしたいと思っています。

僕の撮影スタイルは基本的な撮影は全て、光が柔らかい朝方や夕方を狙っていきます。って言うのも日中の光は質が硬くて撮影には不向きと考えているからです。

光が硬いとコントラストが強くなって、色がカッチリとした表現になってあまり好みの色になりません。また、逆の場合もあって日中は大気中に塵や埃が多く含まれているので風景写真を撮影する際に、白っぽくなって靄が掛かったような写真になってしまいます。

じゃあ、日中の撮影は避けた方がいいのかって話になりますが、結論を出すのはこの段階では少し早いです。なぜなら今日紹介する機材は、そんな日中の撮影時に白っぽくなったり、被写体への光の反射を調整する為に効果的な機材だからです。

本日紹介する機材は、光の反射を調整する偏光フィルター(C-PLフィルター) の紹介です!


▼この記事で分かる事
  • 偏光フィルターについて
  • 偏光フィルターの仕組み
  • 偏光フィルターが有効な撮影シーン
  • 偏光フィルターの効果が得られないシーン
  • 偏光フィルター使用時の注意点

目次

偏光フィルターについて

偏光フィルター(別名:C-PLフィルター)の主な役割としては、不要な光の反射を調整するといった役割があります。

例えば、空の青や木々の緑への光の反射が抑えられるので色が鮮やかに表現する事が可能です。

風景写真を撮影する時に、「なんか色が綺麗に出ないな」とか「写真全体が白っぽくなってしまうな」といった場合は偏光フィルターを使用する事である程度綺麗に色を出す事が可能になります。

この辺は後ほど作例があるのでそれを見てもらえば一目瞭然かと思います。

光の反射を除去するという事は、水面への光の反射も除去する事が可能です。

って事は今まで光の反射で水中にある物を捉える事が出来なかったシーンが、この偏光フィルターを使用する事で水の中の景色もある程度表現する事(撮影する事)が可能です。

ある程度と言ったのは、太陽からの光の角度で偏光フィルターの効果は変化するのでその使用方法によっては効果が変化すると考えておいた方がいいかと思います。


登場人物A

風景を撮影するなら偏光フィルターは必須だよ!

偏光フィルターの仕組みとは?

なんでフィルター一枚付けただけでそんなに変化するの?って疑問に思う事もあるかと思います。では、そんな風景写真の強い味方の偏光フィルターの仕組みを紹介したいと思います。

偏光フィルターの仕組み

まず偏光フィルターの構造は皆さんがよく使用する、レンズプロテクターやNDフィルターとは違います。

具体的に言うと、レンズプロテクターは枠に素通しのガラスをはめ込んだ物で、NDフィルターはそれに薄い黒のフィルムを貼った物(イメージ)です。

偏光フィルターの構造はこれらよりも少し複雑で、枠の中が二層構造になっていて、そのうちの1つの層を回転させる事で調整するようになっています。

PLとC-PLフィルターの違い

皆さんはPLフィルターC−PLフィルターの違いをご存知ですか?


どちらも光の反射を除去する事に変わりはないんですが、円偏光か直線偏光かという違いがあります。少し難しい話になりそうなので割愛しますが、昔は直線偏光のPLフィルターが主流でした。

ですが、偏光膜と同じ性質をもつハーフミラーを使用したカメラが発売されるようになり、ハーフミラーとPLフィルターの偏光膜が干渉して測光・測距に誤差が生じるようになると言った問題が起きてしまいました。

そこで開発されたのが、C−PLフィルターになります。C−PLフィルターの、「C」は 円の という意味のcircularの略で円偏光という事を意味しています。

C−PLフィルターには位相差板というものが追加されています。

通常光はあらゆる方向に振動しています。これが反射の原因なんですが、その光を偏光膜を使って一方向の光に変換します(これが偏光)。更に、その一方向に偏光した光を位相差板を通過される事で円を描くように回転する光に変化させて、通常光に近い光に偏光する為の構造です。

訳分かりませんよね。僕もよく分かっていません。

とにかくこれによって、カメラのハーフミラーやローパスフィルターとの干渉を避ける事が出来るようになりました。

少し難しい話になってしまいましたが、要は現在のハイスペックカメラ用に開発されたのが C-PLフィルター って事になります。

なので現在市販されている偏光フィルターのほとんどはC−PLフィルターになります。

偏光フィルターの仕組み
ケンコー・トキナーさんの図を参考に自作しました。

偏光フィルターが有効な撮影シーン


登場人物A

風景写真に於いて重要な役割を持つ偏光フィルターなんだけど、有効な撮影シーンを紹介するね!

偏光フィルターの仕組みや使用方法が分かったところで偏光フィルターの効果的な使用方法を紹介したいと思います。

光の反射調整

冒頭で少し触れましたが、偏光フィルターの代表的な使用方法が 光の反射調整 です。光の反射を調整すると言った意味では調整量によっては光の反射を除去する事も可能です。

水面の反射除去

例えば、水面の反射。

肉眼では綺麗に見えた水も写真にすると水面が光の反射によって少し白っぽくなってしまったなんて事ありませんか?C-PLフィルターを使用すれば、このような反射も除去する事が可能です。

せっかくの綺麗な川や海を綺麗に撮影したいならC−PLフィルターは必須です。特に晴れた日なんかはC−PLフィルターの有りなしは顕著です。

偏光効果

比較画像がなくて申し訳ないですが、この写真も最初肉眼で見た時は秋っぽくていいなと思ったんですが、いざ撮影してみると水面に光の反射が見られ白っぽくなって水中のもみじが綺麗に見えませんでした。

そこでC−PLフィルターを使用したところ、もみじを綺麗に表現する事ができました。

葉や岩の光の反射除去

雨上がりの撮影でありがちなのが、葉っぱや岩へ光が反射して色味がうまく出ていない事。

光が反射しているとコントラストが付きにくく色が鮮やかに出ません。そんな時もC−PLフィルターを使用すると光の反射を調整する事が出来て色が鮮やかに出るようになります。

もちろん雨上がりだけでなく、「岩の質感がうまく出ないなー」とか「葉っぱの緑がうまく出ないなー」なんて時は有効です。

その他、光の反射を抑えるといった点では「ガラスへの光の反射」や「物撮りの際の光の反射」にも有効です。

街ブラの最中に街の景色を撮影する際に気になるのが、ショーウィンドウへの光の写り込みです。

物撮りの際も、撮影する被写体に光の反射があるとコントラストが付きにくいので色が若干褪せた感じになってしまって安っぽさが出てしまいます。

そんな理由からもC−PLフィルターは非常に有効な機材だと言えますね。

色彩調整

鮮やかに表現出来ている色をわざわざ色褪せた感じにする事なんて、普通に考えたらやりませんよね。

太陽光や大気中の埃や塵によって色が褪せた感じに見える場合、C−PLフィルターを使用すると色を鮮やかに表現する事が可能です。色彩を調整すると言った意味でもC−PLフィルターは有効なんです。

青空の色彩

C−PLフィルターの色彩調整効果で一番有効なのが青空の色彩調整です。日中の撮影で写真が白っぽくなってしまう理由の1つに大気中の分子に光があたり光が拡散してしまう事が上げられます。

この光の拡散を偏光フィルターの偏光膜を通す事で拡散を抑えて色を鮮やかに出す事が可能になるわけですね。

冒頭の比較画像を見てもらえれば分かるかと思いますが、空の色が濃い色になっていますよね。これもC-PLフィルターの効果です。

青空が濃くなる事で、例えば桜の花や紅葉などとのコントラストが付くので色鮮やかな写真にする事が可能です。この辺はあくまで好みの問題になってきますが、僕個人的には桜や紅葉の写真は多少のコントラストがあった方が好みです。

意図的にアンニュイな感じに仕上げる事もありますが、見たままを表現すると言った観点ではコントラストは重要かなと思います。

以下に偏光フィルターの効果が出やすい条件をまとめておきます。


▽効果が出やすい条件
  • 晴れの日
  • -逆光気味のポジションで撮影・・・反射を調整する効果が顕著

    -順光気味のポジションで撮影・・・色のコントラストを付ける効果が顕著



登場人物A

光の反射だったり、それによっての色彩の調整が出来るっていうのは風景写真に於いて非常に重要な事だよね。また、現場である程度しっかりと色を起こして撮影出来ているとレタッチのしやすさも段違いなんだ。

偏光フィルターの効果が得られないシーン

偏光の効果がないもの

登場人物A

逆に効果があまり得られないシーンもあるんだ。有効なシーンとそうでないシーンを理解しておくと後々役立つから覚えておこう!

さきほどは偏光フィルターが有効なシーンについて紹介しましたが、偏光フィルターの効果が得られない場合もあります。

例えば金属や鏡への反射には効果がありません

効果が全く無いわけではないですが、ショーウィンドウなんかへの反射などに対してC−PLフィルターの効果を得る為には撮影角度を変えるなどの一工夫が必要になります。

偏光フィルターのメリット・デメリット

ここまで紹介した感じだと偏光フィルターにはメリットしかないように思えますが、当然ながらデメリットもあります。そこで、偏光フィルターのメリットやデメリットに関しても勉強しましょう。

偏光フィルターのメリット

偏光フィルター最大のメリットは光の反射の調整が出来る事です。光の反射が調整出来る事で、物撮りなら被写体の質感を高めてみせる事ができたり、コントラストを付ける事が出来たりするので、日中の光が拡散している時間帯でも綺麗に色を出す事が可能です。

なので使う使わない関係なくカメラバッグに入れておく事をおすすめします。とは言え、風景写真を撮影する際には必須とも言えますけどね。

冒頭でも紹介した通り、僕の撮影スタイルとしては朝早い時間が夕方に撮影するので光の質は非常にいいです。ですが、予期せず日中の撮影になってしまった時は色がなかなか綺麗に出ない時があります。繰り返しになりますが、これは太陽光が大気中の分子、または塵や埃にあたって拡散する為ですが、そんな時に偏光フィルターがバッグの中にあると本当に助かります。


▽C−PLフィルターのメリット
  • 光の反射を調整する事ができる
  • 空や葉の色を鮮やかに表現する事ができる

偏光フィルターのデメリット

メリットがある反面もちろんデメリットもあります。デメリットをしっかり理解する事でその機材の性能を十分に発揮する事が可能なので、しっかりと理解しましょう。

広角レンズ使用時のケラレ

デメリットとして代表的なのが、円形のC−PLフィルターを広角レンズに使用した時にケラレるって事ですね。

C-PLフィルターによるケラレ
四隅が微妙にケラれています。ちなみに画角は24mmです。

写真の四隅に写り込み?ケラレと呼ばれるその正体と対策!

ケラレに関しては上記リンクを見ていただければと思います。

特に広角レンズ使用時は注意しないと四隅がケラレてしまうという大惨事になりかねません。ケラレた写真はトリミングなどの何かしらの加工が必要になってしまいます。

少しくらいのケラレならまだいいですが、壮大にケラレるとトリミングでも取り返しが付かない事になってしまいます。

例えば上記の画像を例に、ケラレした部分をトリミングしてみるとこんな風になります。

そんなに変わらないように見えますが、画角が若干狭くなりますね。その分が解像感も損なわれてしいます。(拡大されるので)そういった事に大してこだわりがない人は構いませんが。なんか嫌じゃないですか?

もちろんケラレない為の方法もいくつかあります。代表的なのがフレーム付き円形C-PLフィルターだったり、角型C−PLフィルターの使用です。

角型C−PLフィルターを使用するとケラレの危険性はグンと減ります。「じゃあ、最初から角型C−PLフィルターを使用すればいいじゃん」って思いますよね?

ただ、この角形C−PLフィルターを使用するには手間とお金が掛かります・

まずC−PLフィルターを固定する為のホルダーが必要になります。このホルダーや角型C−PLフィルターなんですが、ホルダーで数万円、角型C−PLフィルターで数万円するので非常に高価なんです。フレーム付きの変形フィルターも同様に2万円〜3万円くらいしますね。

正直、気軽に手が出せる値段ではないです。効果は抜群なんですが・・・。ですが、一度購入してしまえば壊れない限りは使用出来るので考え方によってはコスパがいいのかなとも思いますね。

もしくは薄枠タイプの物を使用するのもいいかと思います。

ですが、やはり広角レンズ使用時にはケラレの危険性がつきまとうので常に気を使う必要はありますね。

偏光ムラの発生

ケラレの他にも超広角(16mm以下)レンズでは、偏光ムラというのが起きる場合があります。

偏光ムラと言うのは、色にムラが出来てしまう現象の事を言います。例えばC-PLフィルターを使用して撮影した場合に空の色が鮮やかな青と、鮮やかにならない部分が出てしまいグラデーション掛かった感じになるので写真的にはNGです。

減光される

次に上げるのは、C−PLフィルターを使用すると暗くなる(減光される)点です。C−PLフィルターは偏光膜や位相差板が入っているので、通常のレンズプロテクターなどに比べると1〜2段分暗くなってしまいます。

基本的にC−PLフィルターを使用する際は三脚を使用しての撮影が多いと思いますが、手持ちでの撮影の際にいつもどおりの設定で撮影すると手ブレを起こす可能性があるので注意が必要になります。

フレアやゴーストが多くなる

普段使用しているレンズプロテクターは素通しのガラス板を1枚使用していますが、C−PLフィルターはここに更にもう1枚使用する事になります。

レンズ内のガラス以外にプラスでレンズを追加する事になるので当然ながらフレアやゴーストは出やすくなってしまいます。少しでもフレアやゴーストのリスクを軽減するのであれば、C−PLフィルターを使用する時はレンズプロテクターは必ず外して使用するようにしましょう。

レンズフードが使えない

C−PLフィルターはフィルター枠を手で回して効果を調整するので、C−PLフィルターを使用時にはレンズフードを使用しているとフィルター枠が調整しずらいという弊害が生まれます。

レンズフードにはフレアやゴーストを軽減させる役割があるので、ぜひ使用したいところではありますが、ここは難しいところですね。最近では、レンズフードにC−PLフィルター調整用の小窓が付いたレンズフードもあります。ですが、まだまだ浸透していませんね。


▽C−PLフィルターのデメリットまとめ
  • 枠の厚い物+広角レンズ使用=もれなくケラレる
  • 広角レンズだと偏光ムラが顕著に表れる
  • フレアやゴーストが出やすい
  • レンズフードが使えない(調整しにくくなる)

登場人物A

C-PLを使用する際はメリットやデメリットをしっかりと理解して使うようにしよう。

偏光フィルターの選び方

C-PLフィルター

登場人物A

C-PLフィルター購入の際には、色々と気をつける事があるんだ。ここでは、C-PLフィルター購入時の選び方だったり種類について解説したいと思うよ。

ここまで紹介してきた偏光フィルターですが、いざ購入するとなると「どんな物がいいの?種類がいっぱいあって分からないよ。」って方もいますよね。

ここではフィルターを購入する際に気をつける点を紹介したいと思います。

フィルター径

まずフィルター選びの最低条件として上げられるのが、レンズのフィルター径に合った物を購入する と言う事です。

レンズにはそれぞれフィルター径という物があってレンズプロテクターやNDフィルター、C−PLフィルターもそれぞれのレンズフィルター径に合わせて作られています。

例えばφ77mmのレンズにφ82mmのフィルターを付ける事は出来ません(ステップアップリングを使用すれば取り付け可能ですが)。なので、まず最初に見るべき項目はフィルター径 です。

枠の厚み

フィルター径の次に重要なのが、枠の厚み です。ここに関しては、問答無用で薄枠タイプを選ぶべきだと思います。風景写真で広角レンズを頻繁に使用する人ほどケラレの危険性があるので、薄いに越したことはないのです。

反射率

次に重要なのが 反射率 です。

先程C−PLフィルターのデメリットとしてフレアやゴーストが出やすくなるとお伝えしましたが、全てのC−PLフィルターでフレアやゴーストが出やすいのかと言うと決してそうではありません。

C−PLフィルターには反射率と言うものがあり、この反射率が低いほどフレアやゴーストが出にくくなるのでC−PLフィルター購入時は反射率も見ておくといいと思います。

反射率が1%が普通で、0.5%くらいで低反射、中には0.3%(ただし価格がめっちゃ高い)というものもあります。

メーカー

次に、メーカー ですね。ここは迷わず国内メーカーを選ぶのがいいと思います。ケンコーやマルミ、ハクバあたりなら信頼度も高いのでおすすめですね。

安いからと言って、中華製に飛びつくのは危険です。変な色かぶりを起こして修復不可能になったり、解像度が著しく低下するので安いだけで中華製を選ぶくらいなら、C−PLフィルターは使用しない方がいいでしょう。


▽C−PLフィルター選びのポイント
  • レンズに合ったフィルター径の物
  • 枠の厚み(問答無用で薄枠)
  • 反射率(1%以下を推奨。0.5%くらいなら尚良し)
  • メーカーは国内メーカー推奨(※価格だけで購入すると後悔します!(経験済み))

おすすめのC-PLフィルター

C-PLフィルターについて色々と説明してきましたが、最後に筆者がおすすめするC-PLフィルターを紹介したいと思います。

「何を買えばいいか分からない」って方はぜひ購入を検討してみてくださいね。


筆者がおすすめするC-PLフィルターはKenkoさんのPRO1D サーキュラPL NEO です。理由は以下にまとめてあります。

ちなみに上のリンクは77mm専用なので注意してくださいね。

Kenko PRO1Dをおすすめする理由

PRO1DサーキュラPL NEOをおすすめする理由は何点かあります。

撥水・防汚機能

まずは撥水と防汚機能が付いている事。

C-PLフィルターは様々なシーンで使用します。ときには過酷な環境で使用する事もあるかもしれません。そんな時に撥水だったり防汚機能が付いていると非常に心強いです。

例えば、滝などの水場で使用する際は水滴がフィルターに付いてしまう事があります。通常のフィルターはレンズに特殊なコーティングが施されているので気軽に拭き取る事は出来ませんが、このPRO1Dは水滴や指紋なんかも拭き取る事が可能なのでアウトドアシーンで非常に有り難い仕様になっています。

薄枠タイプで広角レンズにも対応

広角レンズ使用時にはケレラの心配もあるC-PLフィルターですが、こちらのPRO1Dは薄枠タイプなので通常のC-PLフィルターよりもケラレのリスクが軽減出来ます。

風景写真には必須な広角レンズで使用出来るのは便利ですよね。

もちろんC-PLフィルターは非常に多くの種類が出回っています。基本的には国産メーカーの物は性能は間違いありませんが割高です。

一方の国外メーカーの中には、安価で高性能な物もありますのでそういったものを購入するのも手かなとは思います。

C-PLフィルター(偏光フィルター)のまとめ

登場人物A

長々とC-PLフィルターについて説明してきたけどその効果については理解してもらえたかな?

登場人物B

そうね。比較画像なんか見るとその効果は過ごそう。

登場人物A

さっきも説明したけどレタッチっていうのはいい素材があってその効果が出るものだから、「レタッチでなんとかすればいいや」って感覚で撮影するのは良くないんだ。こういった機材を使用してクオリティの高い写真を撮影しよう!

偏光って聞き慣れない言葉かもしれませんが、実は僕らの生活の中でも身近な場所で使用されています。それがサングラスですね。

偏光レンズを使用したサングラスをかけると光の反射でフロントガラスに写り込んだ景色を除去する事ができます。

使用した事ない人は、こんな話を聞いたところで「それくらい気にならない」って思うかもしれませんが、偏光サングラスを使用してフロントガラスの景色が除去されるだけで、ドライブ中のストレスが20%軽減出来るという研究結果が出てます。

それほど、偏光というのは僕らの生活に影響を与えるものなのです。

写真に於いても、写真を綺麗に表現するという点で発色には気を使いたいものですよね。出来る事ならレタッチではなく撮影現場で色の再現をして完成に近づけたデータを落ち帰りたいと僕は思っています。その上で光の調整は非常に重要だと言う事を知ってほしいと思いました。

もしかしたら使用頻度は低いかもしれないし、レタッチでなんとかしちゃうって方もいるかもしれません。でも逆に、「C−PLフィルターがあったらな」ってシーンにも出くわすかもしれません。そんな時にC−PLフィルターがなかったらどうしようもありませんよね?いざって時の事を考えて機材を揃える事は非常に重要なので、これを機に購入を検討してみてはいかがでしょうか?