写真に於ける色の組み合わせについて
登場人物A

写真に於ける色の組み合わせって考えた事あるかな?

登場人物B

色の組み合わせ?そんなの考えた事もないわ。

登場人物A

風景写真を撮影する上ではなかなか考える事はないかもしれないね。でも、ポートレートとか撮影する時は色の組み合わせは考えた方がいいかもしれないよ。

皆さんこんにちは。

夏本番を迎え皆さんいかがお過ごしですか?

っていうか、このくそ暑い毎日をどう過ごせばいいいのか教えて下さい。筆者は毎日、この茹だる暑さと湧き出る汗をどう抑えるかの戦いなんです。

まず、Tシャツは白か黒Tの2択ですね。でないと脇汗が滲んで悲惨な状態になります。

制汗剤はロールタイプを使用します。スプレーは過去に苦い思い出があるので使用しないようにしています。

で、そんな話はどうでもよくて、今回皆さんに紹介したいネタは、 についてです!

色の関係を知っていると意外と写真編集などで役立つ事があります。

なので、今回は 写真に於ける色の組み合わせについて と題してお送りしたいと思います。


▼この記事で分かる事
  • 写真に於ける色の組み合わせ

目次

写真に於ける色の組み合わせとは

そもそも写真に於ける色の組み合わせって何?って話ですよね。

何気なく撮影した写真。でもなんか違和感。

もちろん構図によるところもありますが、その違和感って色彩が関係している場合もあるんです。

色相環

登場人物A

色相環って聞いたことある?

登場人物B

ないわ。写真やカメラとはなんだか遠い話になりそうね。

登場人物A

いやいや、それがそんな事もなくて意外と写真に役立つ知識なんだ。

色には色相環というものがあって、よく使われる下の12色のうち、隣り合う色は 類似色 と呼ばれ、対なる色は 補色 と言い、補色の色はお互いを際立たせる相性の良い色とされています。


身近な補色の関係

補色の関係でパッと思いつくのが、セブンイレブンやTSUTAYAさんのロゴですね。

セブンイレブンは、赤と緑で補色の関係。サイゼリヤなんかも赤緑の組み合わせですね。

TSUTAYAは、青と黄色で補色の関係。

青と黄色で言えば、IKEAなんかもそうですよね。GUもそうか。

見慣れているとはいえ、このように相性の良い色が組み合わさったロゴなんかは、視覚でいうとすんなり人々に受け入れられる感じがします。

ただ文章なんかで補色を使用したりすると目がチカチカする配色だったりするので、一概に補色がいいとは言えないんですけどね。

登場人物A

世の中にはこの色の関係を意識したロゴや写真、バナーやヘッダーなど様々な部分で役に立っているんだよ。

補色を写真で考える

では本題の 色の組み合わせを写真で考える を解説しましょう。

例えば、夏の被写体として人気なのが向日葵ですよね。向日葵のメインは黄色になるので補色で考えると、相性のいいのは青色になります。

って事は、構図どうこうは一旦置いといて、向日葵撮影するなら青空入れると写真に於いての色の組み合わせは抜群だよね って事です。


向日葵

青空を多く入れる構図なら、赤い服を着た女性が写っていても相性はいいと思います。

夕暮れ時のマジックアワーの時間帯も補色の関係が成り立ってます。


夕焼け

夕焼けのオレンジと、残青の色味が混じり合ってなんとも言えない空の表情を見せてくれます。

補色を理解する事で提案力が身につく

どういう事かというと、補色を理解する事で、被写体さんの衣装決めの手助けをする事も出来ます。

桜の季節に家族写真を撮影してほしいという依頼がありました。こんな時にも、「青を基調とした洋服を着て来て」などの提案をする事が可能です。

桜のピンクと洋服の青で補色の組み合わせを作る事が狙いです。

そもそも桜と青空の青って相性いいですからね。

逆も然りで、「ピンクの衣装が着たい」なんて要望があったら、ロケーションの候補に緑の豊かな場所を入れるって事が出来ます。まぁ、どんなピンクかにもよりますけどね。

色の組み合わせを無視する万能色

ここまで説明してきた、類似色や補色って概念を無視する色が存在します。

それが ですね。

白は基本的に何にでも合います。男性の服装で女子ウケがいい代表が 白シャツ だったり 白T だったりしますよね。爽やかさに加え、女性自身の服装の色とも喧嘩しないのが一番の理由ではないでしょうか。

あとは圧倒的な清潔感ですかね。

写真に於ける色の組み合わせまとめ

登場人物A

ここまで写真に於ける色の関係について解説してきたけどどうだった?

登場人物B

普段なんとなく撮影している写真でも色を意識するとまた捉え方が少し変わるかもしれないわね。

今回は写真に於ける色の組み合わせについてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか。

僕らの生活の一部として、当たり前にある色ですが、補色や類似色など調べてみると色々な関係があり、様々なところでその特性が活かされているのは興味深いと思いました。

皆さんもこの色相環を理解して、レタッチや写真撮影に活かしてみてはいかがでしょうか。