メディアでも桜の開花予報が取り上げられ始め、そろそろどこの桜を撮影するか目星を付けないといけない季節になってきましたね。
今年はどこへ行こうか。近場はもちろん、県内外含め色々な桜に出会い、自分の視点で撮影をしてみたいなと思います。
そんな桜の開花が近づくにつれてワクワクとドキドキが止まらなくて常にハァハァしてる桜狂の皆さんこんにちは。花咲じいさんです。
今日はそんな桜狂の方や長野県の桜を見に行こうと思っている方などに読んでいただきたい 長野県の桜の名所 について書きたいと思います。まぁ、この手のネタはありふれているので僕がわざわざ書く必要あるのかって話なんですけどね。
ちなみに、桜の綺麗な撮り方を過去に記事にしていますので良ければご覧下さい。
カメラ初心者必見!桜の撮影方法とレタッチ方法の紹介!!
新型コロナなんとかってウィルスの動向も気になる中でしっかりと予防をしていきたいと思います。
目次
長野県は長い期間桜が楽しめる県
なんの話かと言うと、長野県って南北に長いので南と北で桜の開花時期がズレるんですよね。
また日本の屋根と呼ばれる飛騨・木曽・明石の各山脈に囲まれている為、寒暖差や標高差もあるので、早い所だと4月上旬に開花し、遅い所では5月のGW前に開花します。その間の約1ヶ月間県内のどこかしらで桜が咲いているという桜を撮影するにはタイミング選びたい放題の県になります。
また、各山脈には残雪が5月過ぎまで残っているので桜と雪化粧した山々との写真が撮れるのでスポットによっては多くのカメラマンで賑わいます。
長野県の桜の名所
まとめサイトみたいになってはしまうのですが、長野県の桜の名所を紹介します。名所ってくらいなので恐らく皆さん一度は行ったことがある、または聞いた事があるスポットになるかもしれませんが一読していただけると嬉しいです。
駒つなぎの桜(阿智村)
日本一星空が綺麗な村で知られる長野県阿智村にある 駒つなぎの桜 。駐車場は無料ですが30台〜50台停めれるか停めれないか微妙な広さです。過去に何回か行きましたが、行く時間が早いと交通整備もいないので停める際に少し混乱しました。ちなみに駐車場からは2キロ程歩きます。
かつての源義経が馬をつないだという伝承が残る桜で、手前の田んぼに水が張られ風の無い日には桜のリフレクションが楽しめます。ただし近年は桜の保護の為、水田への水張りは控えているみたいなので毎年確認してみないとなりません。ですが、桜だけでも十分な被写体なので撮影のしがいはあります。
また、夜にはライトアップもあるので夜に行ってみても良いかもしれませんね。
標高の高いところにあるので開花時期は4月下旬と少し遅めです。
大草城址公園の桜(中川村)
日本で最も美しい村連合 に加盟している中川村。
僕がこのスポットをおすすめする理由が、中央アルプスと桜の写真が撮れるからです。公園内には沢山桜が綺麗に撮れる構図があるので公園内をウロウロして自分なりの構図を見つける事をおすすめします。
この他にも中川村には沢山のカメラマンに人気のスポットがあるので村内を撮り歩きしてみてもいいかもしれませんね。
高遠城址公園(伊那市)
ここは説明する必要もないくらい有名なのですが、みなさんご存知の桜の三大名所に数えられている桜の名所です。
高遠の桜は昔から天下第一の桜と呼ばれており、ここでしか咲かない「タカトオコヒガンザクラ」が咲き誇ります。
城址公園内で撮るのもよし。少し離れた高台から俯瞰で撮るのもよしと映える写真が撮れるのでぜひ訪れてみて下さい。
夜はライトアップもしているので朝から夜まで楽しめるスポットです。
ちなみに行く時間によっては、数キロ先から渋滞してたりするので注意が必要です。まぁ、それも含めの高遠城址公園の桜ですかね。
光前寺の枝垂桜(駒ヶ根市)
光前寺は桜や光苔、また紅葉も綺麗で有名なお寺です。光前寺からも中央アルプスが綺麗に見えるので、構図によっては枝垂桜と中央アルプスの写真が撮影できます。
桜の本数は70本と少ないですが、この枝垂桜を見に毎年多くの観光客で賑わいます。夜のライトアップもオススメですね。
駐車場も広めなので安心して停めれるかと思います。くれぐれも路上駐車はしないようにお願いします。
臥竜公園の桜(須坂市)
日本のさくら名所100選に選ばれている須坂市の 臥竜公園 。さくらまつり開催期間中はライトアップが非常に綺麗です。(2020年は中止みたいですね)桜のトンネルや池の水面に写る桜が最高の被写体になります。
桜越しには北信五岳を眺める事が出来るスポットでもあります。広めの駐車場もありますが、桜の季節はすぐに満車になるので早い時間に行くことをオススメします。
谷厳寺の桜
谷厳寺の境内には約1000本の桜が植えられており、山門付近の枝垂桜は16mもあり圧巻です。桜吹雪も非常に綺麗なスポットでもあります。
なので満開の季節から散り始めた季節まで桜を余すこと無く楽しめると思います。
千曲川堤防桜堤(千曲市)
長野県の北側に位置するこのスポットですが、満開時は圧巻な桜の景色を見る事ができます。全長4kmに渡りヤエザクラが咲き誇り感動すら覚えます。
開花時期は毎年4月下旬です。駐車場が少なく農業車優先道路もあるので注意して走行してくださいね。
このスポットではポートレート撮影が良く行われていて、ランニングやお花見や撮影など皆さんそれぞれがそれぞれの桜の楽しみ方をされています。
中綱湖(大町市)
仁科三湖の1つの中綱湖は毎年多くのカメラマンで賑わいます。
風のない早朝にはオオヤマザクラの見事なリフレクションを見ることができます。中綱湖自体はそこまで大きな湖ではないので歩きまわって色んな構図で撮影してみてはいかがでしょうか。
激戦区ではありますが、湖なので視界は開けているので撮る場所には困らないかと思います。
ただし、駐車場は少ないです。去年から路上駐車の注意書きも見られるようになったので車を停める際は必ず駐車場を使用するようにしましょう。
野平の一本桜(白馬村)
白馬村にある一本桜です。背後に白馬三山が見えて桜の咲く季節は昼に白馬三山と撮影し、夜は桜と天の川の撮影が出来る超人気スポットになります。
桜の季節には近くのグラウンドが駐車場として開放されるので多くの人で賑わいます。ライブカメラも設置されているので、天候などを確認してから出掛けてみてもいいかもしれませんね。
撮影の注意ポイントというか常識なのですが、私有地には入らないようにしましょう。
超人気スポットなだけあって毎年問題となるのが撮影マナーの問題です。昨年はニュースにもなってしまって地域の方は困っていました。
桜の周りは畑になっていたりするのですが、畑は私有地なので立入禁止です。当然罰則の対象なので絶対に行わないように。北海道の「哲学の木」みたいに切られないようにしてほしいです。(哲学の木は老木も原因だったみたいですが)
大出の吊橋(白馬村)
先程紹介した、野平地区から車で10分程のところに位置します。 日本の原風景 と謳われる場所で、こちらのスポットも白馬三山と桜の景色をカメラに収める事が出来ます。 白馬岳を正面にして裏山を3分程入ると開けているのでそこから撮影するのがおすすめですね。ただし狭い場所なので譲り合いの精神で撮影しましょう。
松本城(松本市)
高遠城址公園と同じくこちらも説明不要かと思います。
国宝 松本城は県内有数の観光地なのでコインパーキングも豊富にあるので車を停める場所には困らないかと思います。また、駅からでも十分歩いて行ける距離なので気軽に行けるのも魅力ですね。
松本城と桜の写真は風情があり、THE日本って感じがします。夜は夜桜会と称してライトアップも行っているので夜の撮影もおすすめです。
弘法山古墳(松本市)
松本市内にある古墳です。この古墳は東日本最古級の古墳で、4000本の桜が咲き誇ります。市街地にこのボリュームの桜はかなり目立ちます。丘みたいな所なので少し上り坂になりますが、傾斜は緩やかなので体力に自信の無い方でも余裕で登れます。
ここの問題はやはり駐車場問題ですね。
上田城跡公園の桜(上田市)
城跡ってだけあって天守はありませんが、檜と桜やお堀の水面に映る桜など撮影のしがいはあるロケーションです。夜はライトアップが行われて幻想的な景色を見ることが出来ます。
駐車場は基本24時間無料となっている点も観光客に優しい点かと思います。
高島公園の桜(諏訪市)
高島城の本丸跡に設置された公園には約90本の桜が植えられており、桜が満開の季節には復元された天守と桜の景色が見れます。本数は少ないですが情緒溢れる景色は必見かと思います。
桜の本数自体は少ないですがお城と桜という点ではおすすめのスポットです。
まとめ
以上、僕がおすすめする長野県の桜の名所でした。今年はここに載せることが出来なかった場所の写真を全部撮りに行こうと思います!
ぜひ一度は訪れて欲しい場所ばかりなので、春旅に一考してみてはいかがでしょうか?