皆さん車の洗車していますか?この時期は春風の強風により黄砂や砂埃が舞い、車が非常に汚くなる季節です。撮影に行くにも仕事に行くにも、車は移動手段の一つとして大切な相棒なのでマメに洗車して綺麗にしてあげたいものですね。
え?なんの話かって?いや違うんです。僕が言いたいのは、カメラも車と同じでしっかりと綺麗にしてあげましょうって話なんです。
いつも前フリが無茶苦茶でごめんなさい。
さて、今日はそんな カメラのメンテナンス についてお話したいと思います!
目次
カメラのメンテナンスについて
皆さんカメラのメンテナンスしていますか?過去にも記事にしているのですが、カメラは精密機械なので定期的なメンテナンスと保管はしっかりしないと、いくら防塵防滴で堅牢な作りのカメラとはいえ故障の可能性や撮影の際にゴミの写り込みがあったりします。
せっかく構図を練って思い描いた1枚が撮れたとしてもゴミの写り込みなどがあったら切なくて不眠症になりかねません。
なのでカメラのメンテナンスはしっかりしましょうねって事です。
特に一眼レフカメラからミラーレスカメラに移行した人は、以前に比べるとセンサーの汚れを感じる人が多いのではないでしょうか。
それは、ミラーレスカメラはレンズ交換時にイメージセンサーがむき出しになってしまうからです。一部のカメラは電源をOFFにするとマウント部にイメージセンサーを汚れから守る為のシャッターが降りますが、それでも埃やチリなどはカメラの敵となるものです。
カメラメンテナンスの前に心がける事
汚くなったら掃除すればいいっていうのも間違ってはいないと思うんですが、汚くならない為の努力も必要かなと思います。
汚くならない為の努力ってなに?って方もいるかと思いますので、考えられる事を挙げてみたいと思います。当たり前の事かもしれませんがそれだけ重要な事ですから確認してみて下さい。
これらの点に気をつけていますか?では、カメラのイメージセンサーのメンテナンス方法を見ていきましょう。
カメラのイメージセンサーを清掃
基本的にカメラのイメージセンサーはカメラの命とも言える場所です。基本はプロに任せた方が安心だし確実だと思います。
ですが、僕みたいにメーカーの公式ショップが街にない田舎に住んでいる身としては、メーカーの修理に出すのはまず最寄りのカメラ屋さんに行かなければなりません。
間接的になるのでその分仕上がりも遅くなるし、工数も増えます。それなら、自分でメンテナンスできないのかと思い色々調べてみました。
先程も言いましたが、カメラのイメージセンサーは写真の写りの命とも言える場所なので、なにがあっても自己責任でお願いしますね。万が一不具合が発生してもメーカーの保証対象外になりますのでご注意下さい。
使用するメンテナンス道具
今回使用するのは、イメージセンサーの清掃では王道のスワブという道具を使用します。 スワブにはフルサイズ用とAPS-C用とセンサーサイズの形状に合わせて作られているので使用時には注意が必要です
。フルサイズにはフルサイズ用のスワブを。APS-CにはAPS-C用のスワブを使用しましょう。スワブのサイズが違うと拭き残りの原因になります。
スワブはイメージセンサー専用のメンテナンス道具ですが、スワブを使用すればリスク0かと言われるとそれは違うので注意して下さいね。スワブを使用しても使い方を間違えればセンサーが傷ついたりします。スワブの使用方法は後ほど説明しますね。
その他メンテナンス道具
その他のメンテナンス道具として、ブロアー・クリーニングペーパー・レンズペン・クロス・綿棒などがあって、これを使ってカメラボディやレンズの外観を清掃します。
この中でもクリーニングペーパーとレンズペンは神道具なので必ず購入しましょう。
メンテナンス手順
①カメラの外観などの清掃
メンテナンスはなにもイメージセンサーだけではありません。イメージセンサーを清掃するならカメラの外観やレンズだって清掃しましょう。イメージセンサーに比べて、カメラやレンズの外観はさほどデリケートではないので神経質になって清掃する必要はありません。
②イメージセンサーの汚れを確認する
イメージセンサーの汚れを確認しましょう。
まずは、壁に白い紙(なんでもOK)を貼り付けカメラの画角いっぱいに白紙が入るように撮影します。ファイル形式はJPGで画質は最高画質にしてください。画像サイズも最大にして、撮影モードは絞り優先で、ISO感度は最低感度に設定。露出は+1.0(目安)くらいにして、絞りはF14〜F22の間くらいならいくつでも構いません。
汚れを確認する為の撮影ですから、三脚など使用せず何も考えずにシャッターだけを押してみて下さいね。屋内で絞って撮影するのでシャッタースピードは遅くなりますが気にしないで下さい。
③イメージセンサーの清掃
直接センサーを清掃する前に、カメラのセンサー自動クリーニングであらかじめ落とせる汚れは落としておきます。合わせて、ブロアーでセンサー表面の埃やセンサー周りの埃や汚れを吹き飛ばしておきます。
その後にセンサーの清掃を行います。
必ずスワブは新品未使用で自分のカメラのイメージセンサーに合ったスワブを使用してください。
スワブをセンサーの端(右でも左でも良し)に直接置きます。この時、スワブはセンサーに触れる感じで軽く置いて下さい。次に、スワブを進行方向に60°くらいに傾けて、力を入れずにセンサーをなぞるように進みます。逆端まできたら、今度はスワブを逆方向に60°くらいに傾けて、一番最初にスワブを置いた位置まで優しく戻ります。
注意
④イメージセンサーの汚れを確認する
清掃を終えたら、②の要領でセンサーの汚れを確認して下さい。先程の汚れ確認画像と比較して汚れがなくなっていれば清掃完了です。
イメージセンサーの清掃が終わる頃にはきっと清掃者あなたの心も綺麗になっている事でしょう。
イメージセンサーメンテナンスまとめ
イメージセンサーを自分で清掃する事は当然ながらリスクを伴いますが、メーカーサービスでのメンテナンスと比べると費用も時間も掛かりません。
スワブの使用方法さえ間違わなければ、センサーのメンテナンスは自分で行う方がコスパがいいと言えるでしょう。
ただし、何回も言いますが自己責任になりますので細心の注意を図って行いましょうね。