はじめに断っておきますが、僕は動体撮影はあまり行いません。
というかほぼしません。たまに気が向いた時に挑戦してみて、失敗して二度とやらないと心に決めながらも、ほとぼりが冷めた頃にまた挑戦してみて玉砕するの繰り返しです。学習能力がないのではありません。挑戦心が多めなのと諦めが悪いのです。
そんな僕がこんな記事を書くのはおこがましいのですが、せっかく調べたので読んでやって下さい。
目次
カメラの動体撮影について
動体撮影に於いて重要なのは シャッター速度 が最も重要な設定です!このシャッター速度が写真のできを左右すると言っても過言ではありません。
被写体は何か
一概に動いている物と言うけど、それは人なのか動物なのか、スポーツなのか日常なのか、屋外なのか屋内なのか、またその他色々な要素で設定は変わってきます。
人でも子供なのか大人なのかでも変わってくるので動体撮影はめちゃくちゃ奥が深いです。
何回も試してみてシャッター速度を決めたいものですがスポーツシーンなどでは何回も試せるほどシャッターチャンスは多くありません。
そこで、適切なシャッター速度にするための方法を勉強する事でその成功率を高めようと言うのが本記事の目的です。
基準とするシャッター速度
よく言われるのが一般的に1/250秒以上のシャッター速度が高速シャッターと言われており、カメラ初心者の方はこの速度を基準に考えられる方が多いと思います。
ですが、正直なところ1/250秒では動体をピタッと止めるには心もとない速度です。恐らく1/250秒でピタッと止めれるのは子供が走っているところ、またはそれより遅い動体なら止めて撮ることは可能かと思います。ですがスポーツシーンでの撮影では遅すぎます。
スポーツシーンや動物の撮影で1/250秒だと被写体の一部は止めて写すことは可能ですが、手足や髪の毛などの動きの早い部分はブレてしまいます。
上記をふまえたうえで基準となるシャッター速度って、1/500秒以上のシャッター速度が必要と言われています。1/500秒以上であれば日常のだいたいの動体は止めて撮影出来ます。
もっと早い動体などの撮影ではもっと早くする必要がありますが、基準を1/500秒にしておけば設定の変更は楽かと思います。
野鳥の撮影だと、1/4000秒がいいかと思います。相当早いシャッター速度ですね。
シャッター速度の変更
ではシャッター速度を変更する方法を考えてみましょう。
- 絞りを開放する(F値を下げる)
これは光を取り込む量を増やす方法です。カメラは適正露出にするためのシャッター速度を自動で決めてくれます。(Tvモード・Mモードは例外)つまり取り込む光の量が増えれば増えるほどシャッター速度は早くなるのです。
ですが、この方法でシャッター速度を上げると解像感が損なわれる恐れがあります。例にならって絞りを開放気味にすると被写界深度が浅くなりシャープさが失われます。得るものがあれば失うものもありますね。
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- ISO感度をあげる
こちらは光に対する感度を上げる方法です。
ISO感度を2倍にすればシャッター速度は2倍になります。ISO感度100でシャッター速度が1/250秒の場合、ISO感度を200にすればシャッター速度は1/500秒になります。
ただし、ISO感度をあげればあげるほどノイズが入るのであまり上げすぎるのはオススメしません。
カメラ教室。ISO感度について分かりやすく解説します!
カメラで動きものを綺麗に撮影する方法まとめ
動体撮影は奥が深くて非常に難しい撮影です。それが故に動体をピタッと止めれた時の快感は何にも変えることはできないです。ぜひ皆さんも積極的に動体撮影をしてみてはいかがでしょうか!