明暗別色補正

最近、買い物や通勤の際になんだか違和感があるなーと思っていたのですが、久しぶりにショッピングモールへ言ってみてその謎が解決しました。

学生などの若い人たちが街にいなかったからですね。なんだか学生達の元気な姿をみると安心します。僕も年を取ったなと実感しています。見た目も気持ちもいつまでも若々しくいたいものですね。

皆さんこんにちは。そんな少しセンチメンタルな僕が今日お届けする記事は、Lightroomの明暗別色補正の使用方法について 解説したいと思います。恐らく多くの人は、色彩補正をする時に [HSL補正パネル] だったり、基本補正パネルの [彩度] [自然な彩度] を使用して調整するのではないでしょうか。もちろんそれでも構わないんですが、補正シーンによっては今回紹介する明暗別色補正を使用するとより印象的な補正を掛けることができます。

では、早速解説していきましょう。

目次

明暗別色補正について

聞き慣れない言葉ですよね。日常生活でこんな言葉聞き慣れていたらどんなライフスタイルを送っているのか逆に気になります。フォトグラファーの方やwebデザイナーの方はもしかしたら聞き慣れないまでも日常的にこの機能を使用したりするのではないでしょうか。

ちなみに僕は使用していませんでした。今までこの明暗別色補正を使用しなかった理由として、以下の理由があげられます。

  • HSLの補正でなんとかなると思っていた
  • 彩度や自然な彩度でなんとかなると思っていた
  • 写真編集についてそこまで突き詰めようとは思わなかった
  • 色調変えるならホワイトバランスでいいじゃんって思っていた

これらの理由により、この明暗別色補正は僕に必要のないツールだと思っていたのです。ですが今回のコロナウイルスの件で外出自粛が余儀なくされてしまい、幸か不幸かは分かりませんが写真編集と向き合うことが出来ています。もちろんその重要性も理解する事が出来たのでその辺は良かったかなと思います。

話は逸れましたが、この明暗別色補正を皆さんはご存知ですか?

明暗別色補正とは、明部(ハイライト)と暗部(シャドウ)別に色調補正を掛ける事が出来る補正ツールです。ここでのポイントは、明るい部分と暗い部分とで別々に補正を掛ける事が出来るということですね。

明暗別色補正を使用する理由

明暗別色補正は明部と暗部で別々に色調を補正できると言いました。この別々に調整出来る事に意味があります。

色調補正と聞いて皆さん何を思い浮かべますか?色調補正をする機能で有名なのがホワイトバランスです。ではなぜホワイトバランスではいけないのでしょうか?

なぜホワイトバランスではいけないのか?

結論から言います。ホワイトバランスではいけない理由は、ホワイトバランスの色調補正は画像全体に補正がかかるから ダメなんです。画像全体に補正がかかってしまうと、画像そのももの印象が変わってしまいます。

一方で明暗別色補正なら、明部と暗部だけの補正なので写真全体に補正が掛からないので画像内の中間調には影響がありません。ここにホワイトバランスではダメな理由が隠されていたのですね。

では実際に画像に補正をかけてみましょう。

明暗別色補正の使用方法

例に習って、補正したい画像を開きます。右側にある [明暗別色補正] のメニューを開くと画像のように明暗別色補正の補正パネルが表示されます。今回はこの画像に補正を掛けたいと思います。

明暗別色補正

調整方法は補正パネルを見れば非常に分かりやすいかと思います。色相スライダーで色を選択して、彩度でその色の鮮やかさを調整します。

これは、明部でも暗部でも意味合いは同じです。

今回は、明部(ハイライト)にオレンジよりの色調。暗部(シャドウ)にシアン色の色調補正を掛けてみました。

最後に明暗別色補正パネルの、[バランス] で明部よりにするのか暗部よりにするのか、中間にするのか選択して完了です。

明暗別色補正

今回はノスタルジックな雰囲気にしてみましたがいかがでしょうか?この明暗別色補正は使いこなすようにならなくてもある程度でまったく違う写真表現が出来るので多少理解しておくことは大切かと思います。

Lightroom 明暗別色補正のまとめ

たまたまなんですが、今回のこの記事を書くためにコスモスの写真を題材として使用したのですが、今まで僕が表現したかったノスタルジックな感じを出すことが出来ました。これでまた一つ写真表現の幅が広がったように思います。

皆さんも分からないからと言って毛嫌いするのではなく一度触れてみることが重要かと思います。明暗別色補正、この補正機能は一味違った写真表現をするのに一役買ってくれそうです。