皆さんこんにちは。
タイヤ交換、衣替えはお済みでしょうか?毎年思うのが、「なんでこの服買ったの」って思うくらいの謎服がクローゼットに増えていく事ですね。流行り廃りが早すぎて付いていけません。
ですが、そんな流行り廃りに疎い人に朗報です。写真やカメラに於いての 構図 に関しては好き嫌いはあっても流行り廃りはないので安心して下さい。
そこで今日は、カメラを始めたらまず覚えるべき簡単で基本的な構図4選! を紹介したいと思います!
目次
構図について
構図とは「絵画や写真などで仕上がりの効果を配慮した画面の構成」の事です。
少し難しい表現ですよね。でも調べたらこんな風に書いてあったんだから仕方ありませんよね。
とある写真を見て、なんだか安定感があったり、スッと目に入ってくるような写真は必ず良い構図が構成されています。それが、上記でいう「仕上がりの効果を考慮」って事です。
それは撮影者が意図して作ったものか偶然の産物かは分かりませんが、評価される写真にはこの構図が大きく影響しているのです。
構図を含め写真撮影に於ける基本的要素
写真撮影に於いてもやはり基本があります。それは、スポーツと一緒で上達するには必ず身につけておくべき要素です。サッカーなら、ボールを止める・運ぶ・蹴るといった動作ですね。これがしっかり出来なければ上達する事はできません。なぜかって?それらが、全てのサッカーに於ける全ての動作の基本だからです。
写真に話しを戻しましょう。写真撮影に於ける基本的要素って何?って話になると思うんですが、僕が思うに「構図」「光」「アングルポジション」の三種類かと思っています。
構図
僕自身が一番苦手なのがこの構図ですね。構図のパターンで多種多様で、全てを把握して覚えるには学生の受験勉強並にデスク作業(構図の勉強)と実技試験(構図を意識した撮影)を重ねる必要があります。構図にバッチリハマった時は撮影していても非常に楽しいし、写真撮影が上達したように思います。上達への近道は構図の基本型をしっかり覚えてしまう事だと思います。
ですが、その構図にとらわれすぎてがんじがらめになってしまっては、写真撮影の「楽しい」という概念がなくなってしまうので、そこが難しい所ですね。
あくまで、写真は撮り手自身が楽しんで撮影するべきだと僕は思っているので今まで触れて来ませんでした。
一番の理想は、楽しみながら構図を練って自分の撮影したい物や景色を表現する事が重要かと思います。
光
写真撮影に於いて構図に続いて光も重要になってきます。特にポートレート撮影ではライティングが命と言っても過言じゃないと思います。まぁ、僕はスタジオ撮影どころかポートレートすら撮影しないんですけどね。
風景をメインで撮影する僕は正直あまり光を意識した事はありません。それは、風景撮影に於いては圧倒的に光が綺麗とされる時間と、撮影に不向きな時間や天候っていうのはハッキリしているからですね。この時間に撮影しておけば間違いないみたいな時間があるんです。
風景をメインで撮影している方はもうお分かりですよね?風景撮影で圧倒的に光が綺麗な時間帯は、早朝のブルーアワーと呼ばれる時間帯や、夕暮れ時のマジックアワーと呼ばれる時間帯です。
この時間の光は非常に柔らかく優しい光が風景を照らしてくれるので、光を意識するなら早朝や夕暮れ時を狙うのが一番です。
じゃあ、逆に不向きな時間や天候っていつなの?ってなりますよね。基本的には、晴天のピーカン時は陰影が付きにくくて撮影には向いていません。あとは曇天の時もそうですね。曇天の時はコントラストが付きにくいです。逆に曇天を活かした撮影方法もありますが、基本的には不向きと思っていた方がいいでしょうね。
アングル・ポジション
このアングル問題は初心者がよく忘れがちなポイントの一つかと思います。例えばプロの犯行はカバン内に忍び込ませたカメラで・・・違う。一般的な撮影だとアイレベル(自分の目線)での撮影が多いかと思います。実際に風景撮影でも、とりあえず撮影してみるのはアイレベルだと思うのですが、その景色は本当にアイレベルでの撮影がベストなのでしょうか?
僕の場合は、現地に到着したらまず撮影する前にしゃがんでみたりローポジションでカメラを構えてみたりと、まずは観察から入ります。自分が撮影したいポイントを見付けたら、そこでも自分が表現したい写真にするにはどんなポジションやアングルがいいかを考えて観察します。
1にも10にも観察がとにかく必要になります。
カメラを始めたら覚えるべき基本的な構図
ここからが本記事の本題になりますが、写真の構図には12の基本パターンがあります。ですが、これを一度に覚える必要はなく基本とされる4つの構図を覚えればOKです。撮影時に自然とそれが意識できるようになると見た目にも安定感のある写真が撮影できるので紹介してみようと思います。
カメラを始めたら覚えるべき構図「三分割法」
最初に紹介するのがこの三分割構図ですね。最も取り入れやすくオーソドックスな構図です。何にでも応用できて、尚且非常に構図を組み立てる事が出来ます。
画面を縦横にそれぞれ三分割して、画面を9個に分けます。分割線の交点に被写体を配置する事で、不思議と人間が見ていて安心感や安定感を感じ取れる構図です。
ポイントは特にありません。黙って交点に被写体を置いて撮影してみましょう。厳密に言うと、交点付近で大丈夫です。恐らくカメラの設定にグリッド線の表示機能があるので、それを参考にするといいと思います。ちなみに三分割構図は縦構図にも横構図にも適応するので覚えておくと非常に便利です。
カメラを始めたら覚えるべき構図「四分割法」
次に紹介するのが四分割構図です。先程の三分割構図に似ていて、今回は画面を縦横それぞれ四分割して、画面を16個に分けます。
三分割構図との違いは、三分割構図よりも被写体を外側に配置する事になります。被写体を外側に配置する事でスペースが広くなるので、このスペースを有効的に活用する事で写真にストーリー性を持たせる事もできます。
風景写真などは、三分割構図よりも四分割構図の方がおすすめです。というのは、三分割構図は分割線の交点が画面の中心に近くなるので、広い範囲を撮影する風景写真に於いては窮屈な印象を持たれてしまうことがあります。その点、四分割構図では分割線の交点が画面中心から離れるので、スペースに風景を広く配置する事が出来ます。
カメラを始めたら覚えるべき構図「日の丸構図」
この日の丸構図は、簡単なようで非常に難しい構図でもありますね。
上記の様な、三分割構図や四分割構図では、まず一番最初に被写体を見たあとに背景のスペースに視線が動くといった視線誘導が自然と出来るのですが、こと日の丸構図に関してはメイン被写体がど真ん中にあるので、この次にどこを見ていいのか分からないと言った現象が起きます。これが、日の丸構図が難しいとされる理由の一つです。
では、日の丸構図を撮影する時に気をつけるポイントはどこかというと単純に、「シンプルな被写体」「自然誘導の必要がない被写体」を撮影するべきと考えます。
もう一つ重要な事は、メインとなる被写体自体にインパクトがあることです。なんの変哲もない被写体を強調させたいから日の丸構図で撮りました。ってなってもなんの意味もありません。
日の丸構図はインパクトのある被写体だから成り立つ事を覚えておいて下さいね。
カメラを始めたら覚えるべき構図「対角構図」
初心者が覚えるべき基本的な構図の最後は、対角構図になります。
その名の通りなんですが、風景撮影に於いて斜めのラインを取り入れる事でとある効果が生まれます。それは、遠近感ですね。よく遠近感と聞くと広角レンズ特有のパースなんかを思い浮かべる方もいるかと思いますが、標準レンズなんかでも構図を上手く使う事で奥行き感を出す事が出来ます。当然、広角レンズ使用時には「効果は抜群だ!」って感じになります。
斜めのラインを配置する事で、奥行き感と写真に動きをプラスできるのもこの対角構図の魅力ですね。
カメラを始めたら覚えるべき構図まとめ
これまで紹介した、
- 三分割構図
- 四分割構図
- 日の丸構図
- 対角構図
この4つの構図は、初心者の方にもそれほど違和感無く簡単に挑戦できる構図なので、次の撮影から気にかけてみてはいかがでしょうか。冒頭でも言いましたが何事も基本は大切だし、上達への近道も基本であると僕は考えています。なので、撮影に行った際にはこの4つの構図で撮影してみて実践経験を積む事が大切かと思います。自分の中でデフォルトになるまで撮影してみましょう。
それだけで、気付いた時には写真の腕が上達している事でしょう!