皆さんこんにちは。

外出自粛中はカメラや写真の勉強ばかりしています。撮影技術を上げたい所ですが、撮影にもいけないので技術のついてこない頭でっかちなアマチュアカメラマンと化しています。

今日は、写真・カメラ用語の「コントラスト」について朝から調べています。良く晴天時は「コントラストが付きすぎる」とか曇天の日は「コントラストが付きにくい」とか聞いたことありませんか?なんとなくのニュアンス的には分かるけど、しっかりと説明出来る人ってもしかしたらなかなかいないかもと思い、記事にする事にしました。

なので今日は、写真撮影に於けるコントラストの意味とその効果 と題してお送りしようと思います。

目次

写真撮影に於けるコントラストとは

コントラスト

このコントラストですが、写真やカメラを趣味にしていると至る所で目にしていると思います。例えば、カメラのピクチャースタイル設定画面にもコントラストという項目があると思います。他にもレタッチを行う際に、基本補正の欄にコントラストの項目があります。

何もカメラや現像ソフトの制作サイドがコントラストが好きってわけではなくて、それだけ写真撮影に於いてコントラストが重要という事です。

では、このコントラストは何を意味しているのかって話ですね。コントラストとは「対比」を意味していて、「明暗の差」や「色の対比」などに使われる言葉です。

ざっくり言えば、写真の明るい部分と暗い部分の明暗の差を表しています。この意味合いをしっかり理解しておくとレタッチの際にメリハリの効いた非常に綺麗な作品に仕上げる事ができます。

天候によるコントラストの変化

曇天

では、なぜ晴れた日はコントラストが付きやすく、曇天の日はコントラストが付きにくいのかって話です。コントラストは明暗の対比と言いましたが、写真に於いての明暗差が付く原因は光が大きく関係しています。

晴れた日は、太陽の光が全体的に届くので陰影がハッキリしてコントラストが付きやすくなります。光の当たる場所と当たらない影の部分が明確になるって事ですね。

逆に、曇天の日は太陽の光を雲がデュフューザーの役割をしてしまう為、光が全体的に柔らかくなり明暗差がなくなってコントラストが付きにくくなってしまうのです。

コントラストの違いによる写真の変化

先程も言ったとおり、コントラストは明暗の差を表すのでコントラストを上げた写真は被写体の輪郭線を際立たせるのでカチッとした印象の写真になります。

コントラストを下げた写真は、明暗差がなくなるので被写体の輪郭線がボヤけるので写真全体がフワッと柔らかい印象の写真になります。コントラスト一つで写真の印象が大きく変わるのですね。自分がどう表現するかをしっかりと持って撮影もしくはレタッチしましょう。

  • コントラストを上げる=写真の印象が固くなる(メリハリの付いた表現)
  • コントラストを下げる=写真の印象が柔らかくなる
  • では、コントラストの強弱の使用区別ってどんな時に区別すればいいのか、次でお話してみたいと思います。

    コントラスト強くするシーン

    ポイントはコントラストを強くするとメリハリのある写真になることですね。

  • 色彩の鮮やかさを強調したい時
  • 被写体の硬度が高そうなものを撮影した時
  • 自然などより人工物を撮影した時
  • 鮮やかな写真を表現したい時にはコントラストは強くした方が色彩の鮮やかさが強調されます。また、硬度の高そうな被写体(例えば、バイクや車などの乗り物など)に関しても、コントラストを上げることで被写体の持つ硬さが強調されるのでおすすめです。

    コントラストを弱くするシーン

    ポイントはコントラストを下げる事で明暗差がなくなり、輪郭線がボヤッとするので柔らかい表現に適している点ですね。

  • 日差しが強くコントラストが強すぎる時
  • 被写体が柔らかい印象の物を撮影した時(人など)
  • 花など自然の物が持つ柔らかさを表現したい時
  • 晴天時の日差しが強い日は、それだけでコントラストが強いので予めコントラストを低めに設定しておくと自然な感じの撮影ができます。また、先程とは逆で被写体の柔らかさを強調させたい場合にはコントラストを下げるといい感じの表現ができます。

    人工物はコントラストを上げた方がいいですが、自然の物に関してはそれ特有の柔らかさがある為、コントラストは下げてあげると被写体の持つ柔らかさが際立ちます。

    コントラストの調整方法

    ではコントラストの調整はどのようにすればいいのでしょうか?

    コントラストの調整は大きく分けて二通りあります。

  • 撮影段階でカメラの設定で行う
  • 撮影後に現像ソフトなどで調整を行う
  • これらに分けられるとおもいますが、まず「撮影段階でカメラの設定で行う」場合はカメラの設定画面を開きピクチャースタイルという項目からコントラストの強弱に応じた設定を選びます。ちなみに、カメラメーカーによってコントラストを変更する機能は違うので注意して下さい。

  • キャノン「ピクチャースタイル」
  • ニコン「ピクチャーコントロール」
  • ソニー「クリエイティブスタイル」
  • となっています。ユーザー設定でコントラストやシャープネスなどのカスタムが出来るかと思うので、コントラストの強い設定やコントラストの弱い設定などカメラに記憶させておいてもいいかもしれませんね。

    次に、「撮影後にRAW現像ソフトなどで調整する」場合は、まずRAW現像ソフトが必要になります。特にこだわりが無ければ、有料のRAW現像ソフトでなくてもいいかと思います。各メーカーでカメラを購入した際に付いているCD-ROMでインストールかオンラインでもインストールできるのでRAW現像ソフトをインストールしてください。

    あとは簡単です。RAW現像ソフトを起動後、調整したい画像を開いてコントラストの調整をするだけで調整できます。ちなみに撮影の保存はRAW形式での保存が望ましいです。

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    コントラストについてまとめ

    このようにコントラスト一つで写真の表現は大きく変わります。

    晴天時に風景写真を撮影するならコントラストは少し低めで撮影してみたり、例えばバイクや車、鉄道写真なんかはコントラストを上げて撮影してみてもいいかもしれませんね。

    とにかく撮影して終わりではなく、撮影後に色々な調整をして表現の変化を楽しむ事も重要かと思います!