皆さんこんにちは。
カメラやレンズを購入する際に手ブレ補正が付いているか付いていないかは購入にあたり重要な要素になりますよね。
一概に手ブレ補正とは言いますが手ブレ補正には、ボディ内手ブレ補正 と レンズ内手ブレ補正の2種類があります。この2種類の違いと長所短所みたいなものを書いてみようと思います。
目次
手ブレ補正について
まんまですが、写真を撮る上での手ブレのブレを補正してくれる機能です。手ブレを軽減してくれると言った方が正確かな。
せっかくいい写真が撮れたと思ってもパソコンとか等倍で見たらブレてたとかね。もうそんなのショック過ぎて動悸が激しくなったりしますよね。
そんな撮り手の心労を心配して開発されたのがこの 手ブレ補正 って便利なやつです。
手ブレ補正の読み方
手ブレ補正の補正量は ○段分 で表します。手ブレ補正1段分っていうのはシャッタースピードで2倍(1/2倍)相当分の事です。・・・数字苦手な僕には既にプチパニックです。
例えばですよ?手ブレ補正3段分の3段分ってなんだい?ってなると思うんですけど、シャッタースピードが1/60の時でも3段(2の3乗で8倍)早い1/250で撮影した程度のブレを補正してくれるという事になります。
あ。ちなみに勘違いする人はいないと思いますが、被写体ブレには効果ありません。
被写体ブレは被写体自体がブレているのでそれをカメラ側で判断して自動補正するなんて物理的に無理ですからね。
手ブレの種類
さて手ブレ手ブレって言いますが、手ブレに種類があるの知ってますか?主な手ブレの種類として挙げられるのが、
角度ブレ(①ピッチ=Pitch ②ヨー=Yaw)
ピッチは上下の角度ブレでカメラがお辞儀するイメージです。ヨーは左右 お角度ブレなので首を横に振るイメージですね。
シフトブレ(③縦方向=X ④横方向=Y)
縦方向のブレはカメラとレンズが縦に平行移動するイメージです。ピッチは角度が付きますが、Xの縦方向は角度が付きません。横方向のブレ(Y)も一緒です。昔、学校の授業で使った座標軸を思い出してみるといいかもしれません。
回転ブレ(⑤ロール=Roll)
この回転ブレで特に多いのがシャッターボタンを強く押した時等に時計回り方向に動くブレです。シャッターボタンは優しく押しなさいってばあちゃんが言っていたのはこのブレを防ぐ為だったのか。(←ボケですよ)
ソニーのaシリーズなんかは 光学式5軸ボディ内手ブレ補正 を謳っていますが、5軸とは上記5つのブレの事を言っています。
手ブレ補正はボディ内とレンズ内どっちがいいの?
まずそれぞれの特徴を理解しないと駄目ですよね、って事でまとめました。
ボディ内手ブレ補正
- 対応できるブレの種類が多い
- 手ブレ補正が付いていないレンズにも対応できる
- レンズに手ブレ補正機構を搭載しなくていいのでレンズが小型化される
- ボディ内手ブレ機能を利用した高画質な撮影ができる
- 光学ファインダーで手ブレ軽減効果を確認できない
4と5を紐解き始めると日も暮れてしまうので割愛します。上記3つに関しては、もう見れば分かるよねくらいのレベルの話なので詳しくは説明しません、というかする気も有りません(←え)
レンズ内手ブレ補正
- 角度ブレに対応しやすい
- レンズに最適なブレ防止制御ができる
- レンズが大きくなりコストがかさむ
- 画質面で不利になることがある
- ファインダーと実際の画質に差異がない
ここで注目してほしいのが4です。ボディ内手ブレ補正の時は高画質な撮影ができるのに、レンズ内手ブレ補正はボディ内手ブレ補正に比べて画質面で不利になります。
だったら、ボディ内手ブレ補正の方がいいじゃんってなるよね。詳しく説明するとマジでチンプンカンプンになりかねないのでその話はひとまず置いといて、あくまで厳密にいうとボディ内手ブレ補正よりレンズ内手ブレ補正の方が不利ってだけで、この手ブレ補正による画質低下よりも手ブレ補正の恩恵の方が圧倒的に大きいので気にする必要はないと思います。
手ブレ補正の違いまとめ
さて、そろそろまとめないと苦情が来そうなのでまとめます。
正直どっちがいいかと言われると、それぞれの手ブレ補正で得意なブレ補正が違うのでどっちがいいとは言えません。ただ、ミラーレス化が進むにつれボディ内手ブレ補正を装填したカメラは増えていくと思います。
これからカメラを購入する方にはどんなブレにも対応できるボディ内手ブレ補正を搭載したカメラをオススメします。