ストロボ

撮影にも慣れてきたしそろそろストロボを使ってこなれた写真を撮ろうと思っている、全国のストロボ初心者の皆さんこんにちは。

ストロボ初心者の僕です。←え

これだけ暖かいとそろそろ梅の花が咲きそうですよね。もう咲いている所もあるのかな。

梅の花のあとは桜かな?考えただけでもワクワクしますね。今年はどこへ撮影しに行こうか今から計画を立てようと思います。

さて、今日は 屋内撮影するならストロボを使おう って話をしていきたいと思います。

目次

クリップオンストロボについて

ストロボにも種類があって、主に使われるのが 内蔵ストロボクリップオンストロボ です。クリップオンストロボはスピードライトとも呼ばれますね。

内蔵ストロボ

内蔵ストロボはその名の通り、カメラに内蔵されているストロボの事を言います。

特徴はボタン1つで気軽に起動できて、なおかつ内蔵されているので荷物にもなりません。ただし、発光パワーが弱く遠くまで光が届かないといったデメリットもあります。

クリップオンストロボ

今回紹介するクリップオンストロボは所謂 外付けストロボ になります。

クリップオンストロボの特徴は発光パワーが強く、発光方向が調整出来るように発光部のヘッドが自由に動かす事が出来ます。デメリットは重くて荷物になるといったところでしょうか。

クリップオンストロボ
クリップオンストロボ

ストロボを使用する理由と屋内撮影

スマートフォンでの撮影に慣れている方は、基本的にどこでもシャッターボタンさえ押せば綺麗な写真が撮れると思っているかもしれませんが、一眼レフに関してはそれは大きな勘違いで  が綺麗な写真が撮れるかどうか左右します。

こんな経験ないですか?屋外では綺麗なポートレート写真(例えば子供とか)が撮れていたのに、屋内で撮影したら全然綺麗にポートレート写真が撮れなくなった事。

日中の撮影で桜を撮ろうとした際、明暗差が激しくなって桜が黒くなってしまった事。

特に夜間時の屋内撮影はボツ写真の生産工場になりませんか?原因は色々あるんですが、その中の1つに が上げられます。

屋内で綺麗に写真が撮れない原因

考える人

原因の1つに が上げられると申し上げましたが、じゃあそれって一体どういう事なんでしょうか?

先に結論から言うと、多くの家庭で使われているシーリングライト(天井の蛍光灯)って写真撮影に関しては非常に不向きな光になるんですよね。

光ってなんでも一緒じゃないの?って思うかもしれませんが、光って種類があって、厳密に言うとそれぞれの特性などは全く違います。

写真撮影は光が命ですから、被写体に対して良質な光を当てないと綺麗なポートレート撮影は出来ないのです。

そこで出番なのが、クリップオンストロボになります。

内蔵ストロボは使用しないようにしましょう。これに関しては後ほど。

クリップオンストロボのメリット

まず、クリップオンストロボは上級者やプロが使用する機材と考えている方も多いと思いますが、そんなに難しく考えなくても簡単に使用できるモードがあるので難しいという先入観は捨てて下さいね。

ではクリップオンストロボを使用するメリットを説明してみようと思います。

  1. 光を補う
  2. 発光方向を変更できる
  3. 発光パワーが強い
  4. 写真が綺麗になる

光を補える

ストロボは発光させて、その空間の光を補う事ができるアイテムです。なのでストロボを使用すると光量が増えて明るい写真を撮る事が出来ます。

それによって無駄にSSを稼ぎたいからといってISO感度を必要以上にあげる必要がなくなるので、画質の低下を防ぐ事 が出来ます。

発光方向を変更できる

クリップオンストロボの大きな特徴のもう1つは発光方向を自由に調整できるということです。

この発光方向を自由に調整できる事になんの意味があるのかと言うと、被写体に対して光を直射しなくて済む という事ですね。これが大切!

光には硬い光と柔らかい光があるのですが、ポートレート撮影に於いては圧倒的に後者の柔らかい光の方が写りが自然で綺麗です。発光方向を変える事で自然光に近い光の当たり方を作り出す事ができるのですね。

ここにデュフューザーを使えばより柔らかい光を作り出す事が出来ます。

発光パワーが強い

クリップオンストロボの発光の強さを表す指標は GN(ガイドナンバー) と呼ばれます。

各クリップオンストロボにはこのGNが表記されていて、GNの数字が大きくなればなるほど発光パワーが強いという意味合いになります。

GNについてはもう少し深堀りする必要があるのですが今回は割愛します。

ちなみに機種にもよりますが、僕が一番最初に購入したカメラの内蔵ストロボは、GN10くらいと非常に発光パワーは低かったです。現在はクリップオンストロボでGN60のものを使用しています。

写真が綺麗になる

屋内で普通に撮った写真って、青味掛かったり、緑掛かったりして色味が悪い写りになりますよね。得に夜間時に部屋の天井に付いている蛍光灯の光だけで撮った写真は目も当てられなかったりします。

一般的な家庭で使用されている蛍光灯の光はポートレート撮影には非常に不向きです。

少し複雑な話をすると、蛍光灯はとある波長から明るさを得ているのですが、人間はこの波長を感じる事は出来ません。なので、 蛍光灯の光=無色透明 と思っている方が多いですが、この人間が感じる事の出来ない光の波長をカメラは記録する事が出来てしまい、蛍光灯の光だけで撮影すると青っぽくなったり緑っぽくなったりするのです。

想像してみると安易に分かりますが、ポートレートで青っぽかったり緑っぽかったりすると不健康そうに見えませんか?恐らく屋内での撮影での失敗のほとんどはこのような写真じゃないでしょうか?

晴れた日に屋外でポートレート撮影すると綺麗に発色しますよね?それは太陽光の恩恵を受けているからなんです。太陽光とほぼ同じ状況を人工的に作り出してくれる優れものが クリップオンストロボ なんですね。非常に頼もしい存在です。

太陽光

ストロボ使用時に注意する事

ストロボを使用して写真を明るくすればいいなら、直射でいいよね?って思いがちですが、直射光は被写体にとって非常に硬い光になるので絶対のやめて下さい!

クリップオンストロボの恩恵を十二分に活かして、発光部のヘッドを天井に向けて発光させると柔らかい光になります天井バウンスと呼ばれる発光方法ですね。

注意点としては

  • 光をバウンドさせる壁の色は白が最も好ましいです。壁が黄色っぽかったりするとカラーフィルターの役割をして黄色っぽい光になってしまいます。
  • デュフューザーの使用を強くオススメします。デュフューザーは光を柔らかく拡散してくれるのでストロボ撮影の際は必須と言えます。

ストロボやカメラの設定

そうは言ってもストロボの設定って難しいんでしょ?

そんな事ありません。とりあえずいつものカメラの設定でくクリップオンストロボを装着してみて下さい。

その際にストロボ側の設定をE-TTLと言う自動調光モードにすれば、光量はカメラ側で勝手に設定してくれます。天才かよ。

クリップオンストロボのまとめ

ストロボの光は非常に有能な光です。

屋内で綺麗に子供や赤ちゃんの撮影をしたい方はクリップオンストロボの購入をオススメします!