春の陽気に誘われてフラフラと桜や梅の花を求めて撮影に出かけている訳ですが、SNSなどでも良く見かけるのが梅の花とメジロの写真ですね。梅の花とメジロとの相性は抜群でウメジローなんて呼ぶ事もありますよね。そらジローかウメジローかって言われたら間違いなくウメジローを選びます。

どうも皆さんこんにちは。

今日は、メジロだけでなく 野鳥撮影に於ける焦点距離や設定について 書いてみたいと思います。とか言いながら、僕は野鳥撮影しないんですけどね。

目次

野鳥撮影の魅力

野鳥

野鳥って動きが早いのでじっくり観察する事が難しい生き物です。

皆さん野鳥の写真を見たことありますか?色々な種類の野鳥を見てみると、固体によって羽根の色も違うし、体の割に細い足だったり、なんか丸っこくて可愛いんですよね。

それは、写真でしか見れない姿でもあります。なので撮影できた時は、非常に感動します。長年生きてきて、近くに存在しながらその姿をしっかり見たことがないのですからね。

僕が思うにそこに野鳥撮影の魅力を感じるのかと思います。まぁ、人それぞれでしょうけど。

野鳥撮影に必要な機材

望遠レンズ

高速連写機

野鳥は非常に動きが早い生き物です。花の蜜を吸っている時から頭が小刻みに動いていたり、方向転換を頻繁にするなど、とにかく常に動いているので止めて取るには高速シャッターが必須になります。

また、羽根を広げて飛び立つタイミングもなかなか分からない為、ワンショットでそのタイミングを収めるのは至難の技になります。

そこで高速連写が出来るカメラなら、数撃ちゃ当たる理論で数十回、数百回シャッターを切った写真の中から野鳥が羽を広げて飛び立つ様子を収めた素敵な1枚が撮れるかもしれないのです。

望遠レンズ

どのくらいかと言うと、最低でも150mm以上のレンズが必要です。撮影後にトリミングしてもいいんですが、トリミングの度合いによっては画質が劣化する恐れがあります。なので、あらかじめ被写体を大きく写してトリミング範囲を少なくする方が画質の劣化は防げます。その為望遠レンズは必須になります。

冒頭で紹介したメジロなんかは、体長が12cmと非常に小型な鳥ですので、200mm以上は必要になるでしょうね。

連写に強い容量大のSDカード

野鳥撮影は連写が命です。その為、撮影データもかなりの枚数になるので容量には余裕のあるSDカードをスロットに装着しましょう。

また、SDカードの書き込み速度が遅いとこれまた致命傷になるので書き込み速度が早くて容量が大きいSDカードを選びましょうね。

一脚

「三脚も買って一脚も買わなきゃいけないのかよ。そんなお金ないよ!」って方は、毎日欠かさず筋トレをしましょう。と言うのも、望遠レンズの重量ってレンズだけで1kgオーバーなので、これをカメラに装着して長時間振り回すとなると、どんな腕力・体力自慢でも結構腕にきます。

筋トレが三日坊主になってしまう方は素直にお金で解決しましょう。

高スペックPC

結局、膨大な撮影データをPCに取り込んで、その中から1枚セレクトするので読み込み速度に時間が掛かっていたら日が暮れてしまいます。

なので、出来ればSSDのPCだと最高です。

野鳥撮影に適した設定

ISO

撮影モード

Tvモードを推奨します。野鳥撮影はシャッター速度が命なので、シャッター速度は任意で決めたほうが吉です。設定値は、1/3200とか1/4000がいいかと思います。こんなシャッター速度普段使用しないですよね。それだけ鳥の羽ばたきは高速だと言うことです。

AFは親指AF推奨

シャッターボタン半押しでピントを合わせている暇はないです。親指AFなら親指でピント合わせをして人差し指はシャッターを切るだけなので、仕事が分担出来るので野鳥撮影以外でもこの設定はオススメです。

フォーカスモードはAI SERVO

AI SERVO はカメラが被写体を追従してくれるので連写撮影に最適なモードです。この際、ピント合わせの電子音や合焦マークも点灯しないので注意して下さい。慣れるまでは少し違和感がありますね。

野鳥撮影時に気を付ける点

アンニュイ

鳥を画角内の自分の思った所に配置するのはほぼ不可能です。鳥の動きは予測不可能なので画角内に入っていればいいやくらいの気持ちで撮影した方がいいです。

後でトリミングすればいい話ですからね。

光の向きや背景に気をつける

逆光での撮影は被写体が真っ黒になる可能性があるし、野鳥の綺麗な色が出なくなる事もあるので出来れば順光がベストと考えます。

また、背景色にも気をつけるのがいいかと思います。暗い背景よりも花が入っていたりすると華やかな明るい印象の写真になるかと思います。

野鳥撮影のまとめ

鳥

よくも撮影しない野鳥撮影というジャンルについてこんなに長々と書いたと思いますが、僕も分からないなりに色々と文献を読んでみました。

調べたからには実践と思い、先日は桜が開花したと言われる上田城址公園へ桜を撮るついでに焦点距離200mmのレンズで撮影出来る位置に野鳥がいたので挑戦してみました!それが上の写真です。

結構難しいですが、調べた設定やポイントに間違いはなかったかのように思います。

皆さんもぜひ野鳥撮影に挑戦してみて下さいね!