さて、カメラを始めるにあたって誰もが一度は撮ってみたい or 撮ったことがあるのが星景写真ですよね。僕もカメラを始めた当初は上手いか下手かは置いといて星を追い求めていた時期がありました。

星景写真を撮った時の感動は今でも忘れません。

そんな星景写真ですが、例えば星を止めて撮る方法と星を流して撮る方法がありますよね。星を流す写真、すなわち星の日周運動を表現するには一枚撮りよりも合成が一般的な方法かと思います。今日はそんな星の日周運動を表現する比較明合成について解説しよう思います。

比較明合成について

星景写真
50枚を比較明合成しています

まずはこの手法の説明からですね。

比較明合成は複数枚の画像を重ね合わせた時にピクセルごとの明度(明るさ)を比較します。その比較した時に明るい方のピクセルを採用して一枚の画像に合成する手法を 比較明合成 と言います。・・・大丈夫でしょうか?

この手法が用いられる写真としては、車のライトの軌跡や星の日周運動、ホタルの光の記録などではないでしょうか。

合成の必要性

まず一つに、露出時間の計算が非常に難しいんですよね。

星の日周運動で北極点を中心に一周回すのに果たしてどれくらいの露出時間が必要なのか分かりますか?星をグルグル撮影したい方は1時間〜2時間はシャッターを開く必要があります・・・が、当然ながら少しでも露出時間が長ければ白飛びして光の弱い星は消えてしまいます。逆に露出時間が短ければ全体的に暗い写真に仕上がってしまいます。

また、1時間も2時間もシャッターを開けている環境で他の光が入らない状況なんてこの時代には滅多にありえません。

それは街明かりだったり、同じく写真を撮りに来た人の車の光や懐中電灯の光などが入ればそれまでの苦労は水の泡です。僕らの生活ってありとあらゆる所で光の影響を受けているのです。

考えてもみて下さいよ。何時間もシャッター開けてたのに、なんて事の無い光が入っただけでその努力は一瞬にして無駄になってしまうんですよ?怖くてガクブルもんですよね。

合成のメリット

比較明合成のメリットとして白飛びを防げるという点があります。

比較明合成は画像の明るい部分だけを合成するので、明るくない部分は合成されないのです。都会などの街明かりが多い所では星の撮影は非常に困難になります。それは星のような微細な光を写すには長時間の露光を必要とするため、星より明るい街灯などの光は白飛びしてしまいます。

画面全体が白飛びしてくると、光かぶりと言って写真の暗い部分にも光が回ってしまい星がかき消されてしまいます。

そこで比較明合成をする事を前提に撮影すると、一枚一枚の露光時間が短くできるので街明かりなどが白飛びすることはありません。

何度も言いますが比較明合成は、複数枚の画像のを比較して明るい部分だけを合成するので光の明度が同じや暗い場合は合成されないのです。星は日周運動しているので撮影する度に星の軌跡は記録される為、星の光だけが合成されるのです。

比較明合成素材を撮影する上での注意点

三脚の使用は必須

もっというと三脚使わないと絶対失敗すると言っても過言ではありません。複数枚の画像を合成するので動かない物や星の軌跡がずれると綺麗な写真になりません。

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上記は僕の使用している三脚になります。参考までにどうぞ。

レリーズの使用も必須

比較明合成するシーンは基本的にインターバル撮影(撮影時間や待機時間を等間隔で撮影する事)になるのでレリーズのシャッターボタンを押しっぱなしにして自動化しましょう。でないと地獄を見ます。

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レリーズは純正の物より社外の物の方が安価で性能もいいです。

比較明合成をする為には

蛍

比較明合成をするには専用のソフトだったり、最近では数枚ならカメラ本体でも出来る機種がありますね。

一般的には有料ソフト、無料ソフトを使用するかと思います。例えば、僕の場合は撮影した数十枚のデータをLightroomというRAW現像ソフトに取り込んでから、Photoshopにデータを移し合成します。

言葉にすると大変そうですが、実際やってみると非常に簡単にできます。

比較明合成のまとめ

恐らく始めての比較明合成の撮影は失敗するかと思います。嫌にならず何度も挑戦してみて下さいね!