皆さんこんにちは。この記事を書いている日は生憎の雨ですね。長野県の桜も徐々に散り始めてはいますが、標高の高い所や北信の方はこれからが見頃です。でも、今年は外出自粛ということで撮影にはいけないんですがね・・・寂しいです。来年はコロナウイルスが終息して、きっと素敵な桜を撮影出来ると信じています。

さて、例にならって外出自粛しておりますので今日も有意義なおうち時間を過ごす為に、写真編集(レタッチ)ネタをお届けしたいと思います。

なので今日は、Lightroomに於ける彩度と自然な彩度の違いについて 解説したいと思います!

そもそも彩度とは

疑問

根本的な話になってしまいますが、知っていて損はないかと思うので一読下さい。

色は3つの要素に分けられます。色の三要素って言ったりするらしいのですが、一つが「色相」。2つ目が「明度」。そして3つ目が「彩度」になります。色相は、赤や緑、青や黄色など色その物の事です。で、明度は読んでそのまま色の明るさの事を言います。今回紹介する彩度は、色の濃さを表していて、彩度が濃くなるほど赤が強くなり、彩度が低ければ白に近づきます。

彩度/自然な彩度 について

彩度/自然な彩度

先程も言いましたが、彩度って漢字から連想されるように、彩度は画像の鮮やかさ、つまり色の濃さ(濃度)を表しています。

それぞれの調整をする上で、自然な彩度」を高くしても肌色や既に彩度が高い色には影響しにくいです。一方で、彩度」を高くすると画像全体の彩度が高くなるので色飽和(色飽和とは色の階調がなくなり、全体的にベタっとなる事)を起こしやすいのでレタッチの際は注意が必要です。

彩度/自然な彩度 に於ける色飽和とは

この色飽和ですが、レタッチ初心者がよくレタッチの際にやってしまう失敗です。実際に僕もそうでした。「写真は鮮やかな方がいい」「色はしっかりと表現できた方がいい」そう思っていて、コントラストや彩度を無駄にプラス補正に振ってしまっていました。

そうするとどうなるか。結果は、色飽和を起こしてしまうのです。

ポイント:色飽和とは、色の階調がなくなり、全体的にベタッとなる事!

色飽和の何がいけないのか

そこまで色飽和がいけないかと言われると、表現する人が「鮮やかに表現したいから色飽和していても構わない」と言えばそれでOKです。なので失敗かと言われると少し言葉が違うかもしれませんね。

ですが、客観的に見て、綺麗とか惹きつけられる写真というのは自然な写りの中で構図がしっかりしているだとか、カラーバランスが安定している写真が多いかと思います。なのであまりやりすぎなレタッチは毛嫌いされる可能性があります。まぁ、あくまで僕の意見ですが。

ただし、色飽和は画質の劣化なのでそういった意味ではやはり色飽和するまでは彩度は上げるべきでないと考えます。

色飽和は赤や黄色などの暖色系のカラーで起こりやすいので、暖色系のカラーが多く含まれた写真では彩度の調整は注意が必要です。

彩度調整前→調整後

ちょっと分かりにくいですかね。傘の骨組らへんの色の階調がなくなってますね。鮮やかで綺麗っちゃ綺麗ですけど、なんか目が痛いですよね。

彩度/自然な彩度 調整時のポイント

彩度

レタッチの際のポイントとして、画像を鮮やかにしようとして彩度を上げすぎると色飽和を起こしたり、色がくどくなったりするので注意が必要です。(上記画像参照)彩度をプラス補正にする際は全体のカラーバランスを見つつ、あまり上げすぎないのがポイントになります。

彩度に比べて、自然な彩度は中間調と言われるハイライトとシャドウの中間の明るさを調整し寒色系が強くなるイメージですね。中間調を調整する事で仕上がりが自然な感じになります。

逆にマイナス補正にするとどうなるかですよね。彩度をマイナス補正に振ると画像全体の色味がなくなります。モノクロ画像に近くなるイメージです。自然な彩度をマイナス補正側に振ると中間調に処理がかかるので若干の色味が残ります。

個人的には、カラーバランスは彩度をいじるよりも自然な彩度を調整してから全体のカラーバランスを見て必要なら多少いじる程度が綺麗にレタッチするコツだと思います。

それぞれのカラー別で調整したいなら、別項目で「HSL/カラー」という項目があるのでそちらでカラー別に調整するのもいいかと思います。

まとめますと、

  • 彩度:画像全体のカラーを処理(ハイライトやシャドウを含む)、暖色系が強調される
  • 自然な彩度:中間調のみを処理、寒色系が強調される

彩度調整の有効シーン

色飽和などをお伝えしましたが、彩度調整も使用シーンさえ間違えなければ非常に有効なレタッチ項目になります。じゃなきゃ、彩度調整ツールの意味がないですからね。

例えば、風景写真などの人がメインで写っていない写真に有効です。彩度は先程もお伝えした通り、画像全体に補正が掛かってしまうので人などがメインで写っている写真だと人の肌が不自然な仕上がりになってしまいます。

自然な彩度調整の有効シーン

では自然な彩度を調整する上で有効なシーンは、人がメイン被写体の時の周囲の景色の彩度を上げたい時に有効です。もちろん風景写真にも有効ですが、自然な彩度は肌色には補正が掛からない為、人物には大きな影響がありません。なので、人物メインで写っている写真で人以外の彩度を上げたい時は非常に有効なツールです。

彩度/自然な彩度 のまとめ

ちなみに「自然な彩度」という項目はAdobe製品にしかないみたいですね。LightroomやPhotoshopでのレタッチの際はぜひ画像全体のカラーバランスに注意して彩度や自然な彩度を調整してみて下さいね!