皆さんこんにちは。自粛要請期間が緩和され、街にも少しですが活気が戻ってきました。お店経営している人達からしてみればいつまでも休んでられないでしょうからひとまず安心したのではないでしょうか。しかしながら、油断は禁物です。可能な限りの予防策を持って営業してほしいと思います。

感染が広がる時はあっという間ですからね。過去の事は教訓として活かさなければなりません。

さて、最近はLightroomネタが多かったのですが、今日は久しぶりにカメラの機能を解説したいと思います。では何についてかと言うと、視度調整機能について 説明したいと思います。

目次

一眼カメラ 視度調整について

三脚に乗ったカメラ

視度調整機能と聞いて、「あぁ、あれね」ってすぐ分かる方はカメラ歴が長い方ではないでしょうか。逆にカメラビギナーの方は聞き慣れない言葉かもしれません。この視度調整機能を調整する事で、ファインダー内の写りが見やすくなるだけでなく、写りにも影響する事があるのでぜひこの視度調整を覚えてくださいね。

では、この視度調整機能とは何かって事ですね。この視度調整機能はメガネの機能と同じ役割をしてくれます。人によっては、近視だったり遠視だったりしますよね?想像に難しくないと思いますが、近視の方と遠視の方では同じ景色を見ていても見え方が違います。

同じ物を見ても見え方が違うということは、ファインダーに写っている景色の見え方も違うんですよね。見え方が違うということは、ファインダー内でピントを合わせたように見えても実際ずれているということが起こりえます。そこで、視度調整機能の出番です。

視度調整機能は人によって見え方が違うファインダー内の景色を、その人に合わせた視度に調整する事ができるんです。メガネ作る時とかコンタクト作る際に、レンズを抜き差しして「どっちが見やすいですか?」ってやったことありませんか?あれは、その人が見やすいようにレンズを入れて視度を調整しているんです。それと同じ事をカメラ内で調整してくれるのが、視度調整機能ってわけです。非常に便利な機能ですね。

もっというと、カメラを購入したら撮影する前に必ず行うべき設定がこの視度調整機能になります。

一眼カメラ 視度調整の恩恵

コントラスト

先程も少し触れましたが、視度調整機能を撮影者の見え方に合わせる事でピント合わせの精度が上がります。単純に考えれば分かりますが、ファインダー内を覗いた時にボヤッとした視界のままピント合わせしてもピンボケの写真を量産してしまう事になります。AFならピントは合うかもしれませんが、どこにピントが合っているかなんて多分分からないと思います。

三脚を使用してピントをとことん追い込みたい人に限らず、カメラで撮影する人は必ず調整しないと歩留まりが悪くなります。そうならない為にも、繰り返しになりますが必ず視度調整は行いましょう。では、次に視度調整の方法をお話したいと思います。

一眼カメラ 視度調整の方法

視度調整の方法は至って簡単です。多くのカメラにはファインダーの隣に +と− が書かれたダイヤルみたいなものがあります。これが視度調整用のダイヤルですね。

お使いのカメラのファインダーを覗きながらダイヤルをクルクル回してみてください。ファインダー内に写っている景色の見え方が変化するのが分かると思います。

仕組みが分かればあとは単純明快ですよね。自分にとってファインダー内の景色がしっかり見える所に合わせて完了です。

ポイント:この視度調整ダイヤルはロックが出来ないのでなにかの弾みで極たまーにダイヤルがズレてしまう事があるので定期的に確認する事をおすすめします。ずれていたら綺麗な写真は撮れませんからね。

一眼カメラ 視度調整レンズ

視度調整の方法は説明したとおりですが、ここで1つ問題が出てきます。視度調整はメーカーによって調整範囲が異なりますが、だいたいのカメラメーカーは−3〜+1の範囲での調整になります。そうです。この範囲内で自分に合った視度調整が出来なかったらどうするんだよって問題です。

その問題を解決してくれるのが、視度補正レンズ なる文明です。キャノンだとオプションで+3〜−3までの視度補正レンズが用意されているので、カメラの視度調整範囲だけで合わない人は検討してみてはいかがでしょうか。

一眼カメラ 視度調整まとめ

視度調整はカメラを購入したら一番最初に調整すべき機能です。視度調整を行っていないとピントが合っているようで合っていなかったりして、せっかくの撮影が残念な事になってしまうので、必ず調整してくださいね!