トリミング

カメラや写真を始めた頃は、シャッターを切る事に夢中になって構図や余計な物の写り込みまでには意識がいかないものです。僕もカメラをはじめた頃は、とにかく写真が撮れる事が嬉しくて、どう写るとか構図がどうとかそんな事は二の次でした。

ですが、しばらくするとなんか思っていた通りに写真が撮れないなとか、もっと綺麗に撮影したいとか思うんですよね。そこでどう撮影したら思い通りの表現が出来るかという事を考えて撮影するようになります。そうする事でカメラの腕は飛躍的に上達する気がしています。がむしゃらに撮影するのもいいですが、やはり写真は形として残るものなので、いつ見ても「綺麗に撮れてる」と思いたいものですよね。

今日、皆さんと勉強していきたいのは 写真編集に於けるトリミングについて です。

撮影していてピントもしっかり合っているのに画角の四隅まで意識がいかずに勿体ない写真になってしまった。そんな経験ありませんか?そんな時は不必要な部分をカットしてバランスを取るといいと思います。では、本題へいきましょう!

▼ この記事で分かる事
  • トリミングについて
  • トリミングの必要性
  • トリミングのメリット・デメリット

トリミングについて

トリミング

そもそもトリミングって何かご存知ですか?皆さんがよく聞いた事のあるトリミングは恐らくペットなどの毛並みを揃える事ではないでしょうか?ここで言うトリミングはカメラ・写真用語のトリミングなので間違えないでくださいね。

写真編集に於けるトリミングとは、画像の一部だけを切り出す事を言います。

トリミングについては賛否両論

この件に関しては僕はくだらない討論だなと思ってしまいます。ここで詳しく話してしまうと後の [トリミングのメリット・デメリット] で話す事がなくなってしまうので詳しくは後ほどお話しますが、賛成派の人たちの意見は「画角内を整頓する事で撮影者の意図が明確になる」とか「写真表現は自由だから大きな問題ではない」と言った意見があります。

逆に反対意見の人たちの意見は、「撮影した瞬間のインスピレーションを殺す事になる」とか「画質が悪くなるから」という意見があります。

登場人物A

トリミングに関しては賛否両論なんだよね。

登場人物B

え?なんで?写真の表現は自由なんだからトリミングの可否なんて人それぞれでしょ?そこで討論するのは変は話ね。

登場人物A

そうだよね。僕もそう思うよ。とりあえずトリミングが画像にどう影響するかは知っておいた方がいいから勉強していきましょう!

登場人物B

そうね。トリミングするしないは自由として、大切なのはトリミングする事によって元の画像に及ぼす影響よね。ここで勉強して写真編集の際に役立てたいわ。

トリミングによる影響

簡単に言うとトリミングをすると、画角が狭くなります。不要な部分を切り落とすわけですから当たり前ですよね。望遠レンズで撮影した時と同じ効果を生むので、パースペクティブ(遠近感)も弱くなります。トリミングを行う際にはこの辺も頭に入れておいた方が良さそうですね。

もう1点。トリミングはアスペクト比を考えて行うべきです。そうしないと変に横長になったり縦長になったりします。アスペクト比に関してはまたの機会に説明したいと思います。

トリミングの必要性

ポイント

では、トリミングの必要性について考えてみましょう。必要性がなければトリミングする必要なんてないですからね。

構図の微調整

おそらくトリミングをする多くの人はこの理由が多いのではないでしょうか?構図ってその場面や被写体によってはこうした方がいいってのはありますが、正解はないから迷いますよね。現場で練りに練った構図でも自宅に帰って客観的に自分の作品を見た時に、なんか違うなって事は多々あります。それでも、せっかく撮影した写真ですからなんとか生かせないかと、写真編集ソフトなる文明で四苦八苦するわけです。

次の作例を見てください。蓮の花ですね。撮影意図は縦の三分割構図を意識して主題に「蓮」副題に「寺」を入れて撮影したんですが、お分かりいただける通り奥の寺がよく分からないですよね。

蓮の花

いつもなら削除案件なんですが、奥の寺が分からないならトリミングで切ってみてはどうだろうかと思ってトリミングしてみました。それが次の写真です。

蓮の花

これならどうでしょう?副題がなくなってしまったのはいただけませんが、主題を引き立たせることが出来ない良くわからない副題ならもう無い方がいいです。自分で撮影しておいてひどい言いようですが構図の微調整ってそういう事です。

不要な部分をトリミング

先程の構図の微調整に似ていますが、よく四隅に意識が行き届かなくて余計な物が映っていたり、不要なところまで映っている事ってありますよね?そんな時もトリミングしてなくしてしまえばスッキリします。これも作例を見てみましょう。

白駒池の紅葉の写真なんですが、写真を始めた頃に撮影した写真です。朝日に照らされた紅葉が綺麗で夢中でシャッターを押していた結果、四隅に意識が回らずでなんか右上に写り込んでしまっています。

トリミング

なのでトリミングして最初から映ってなかったことにしてしまいます。これくらいならPhotoshopなどで消してしまってもいいかもしれませんけどね。

トリミング
右側の写り込みをトリミングで削除しました

トリミングのメリット・デメリット

では、トリミングにメリットやデメリットはないのかって話をしていきます。当然ながら写真編集や写真加工にはメリットもあればデメリットもあります。この辺も理解しておかないとなんでもかんでもトリミングしてしまう人なってしまいます。

トリミングによるメリット

構図の微調整

先程から少しずつお話しているのである程度の察しはついているかもしれませんが、まず構図の微調整が出来ます。現場でバッチリ構図作りするのが理想ですが、それが難しかったり、後で確認してみたらなんか微妙に違うって事があるかと思いますが、本当に微妙な程度の調整ならトリミングで微調整出来ます。

作品が生き返る

先程の作例にもありますが、ボツ写真が視点を変えてトリミングしてしまえば1つの作品として生き返る事があります。上手く行かなかったから削除するのではなく、その写真の中でいい部分はないかを見る力も必要です。

トリミングによるデメリット

サイズ感がおかしくなる

これはアスペクト比を完全に無視して行うと画像のサイズ感がおかしくなってしまいます。トリミングする際は、「いらない部分があるからトリミングする」って感じでもいいですが、仕上がりの画像サイズをしっかり考えるべきです。そこでアスペクト比を考えてみて行う必要があります。

必要な物までトリミングしてしまう可能性

「余計な物を最初からなかったことにしてしまえばいい」ってだけを考えてトリミングしてしまうと、本当に必要な物まで部分的にトリミングしてしまう可能性があります。

トリミングの際は、余計な物と必要な物も位置関係やバランスをしっかり見極めてトリミングしましょう。

トリミングの必要性のまとめ

最初にいいましたが、トリミングに関しては僕は必要ならいぇればいいと思うし必要ないならトリミングする必要もないと思います。

トリミングに関しては、結果トリミングした方がいい写真になりましたって感じのものだと思います。一番大切なのは現場力だと思っていますからね。

現場で「これは後でトリミング処理した方がいいな」って思えたならトリミングについて理解できたと言えるのではないでしょうか。

自分の作品をしっかりと観察してボツ写真でも生き返る可能性があることも覚えておいた方がいいと思います。