先日は設定編をお送りしましたこの企画ですが、今日は環境編と称しまして記事にしたいと思います。
設定とは違って自分の力ではどうにもこうにもならない環境ですが、自然がもたらしてくれる恩恵は数しれません。
では、撮影の際に気をつけるべき点をいくつかあげようと思います。
目次
風景が圧倒的に綺麗に見える時間帯
風景が圧倒的に綺麗に見える時間があることを皆さんは知っていますか?
恐らく生きている中で風景が綺麗だなーと感じる事は沢山あると思います。
そんな綺麗だなーと感じる瞬間って圧倒的に日の出前や日没後だったりします。これはあくまで僕の統計ですけどね(笑)この日の出前や日没後間もない時間は ブルーアワー や マジックアワー と呼ばれ幻想的な景色を見せてくれます。
また、太陽の位置が低い時間帯も狙い目です。なぜこの時間帯が写真を撮るのに適しているかと言うと、太陽の光が柔らかいからです。
日中のギラギラした時間帯の撮影はあまり綺麗な写真を撮ることが出来ません。明暗差が強すぎる日中は風景撮影に向いていないのです。
- 日の出前や日没後数十分は景色が綺麗に見える
- 太陽の位置が低い時は太陽光が柔らかいのでおすすめ
撮影に適した太陽の位置
撮影する際、太陽の位置を気にしたことありますか?正確に言うと光の向きですかね。
例えば太陽を背にして撮ると順光になって、光が全体に行き渡り被写体の色が濃く写ります。基本は順光で撮るのがいいとされています。
ですがデメリットもあって全体に光が届く分、影ができにくく立体感に欠けます。
サイド光、つまり横からや斜めからの光は陰影がつきやすく立体感のある写真が撮れます。山や建物など立体感がある方がいい被写体はサイド光を積極的狙ってみるといいかもしれません。
逆光は初心者は毛嫌いしがちですが、逆光は撮り方一つで綺麗に撮影出来るチャンスになります。景色はもちろん、動物や人物の撮影にも適しているといえます。
逆光時に木漏れ日などを背景にボカす事で玉ボケを作ったり、被写体の透明感を引き出したりと一味も二味もある作品が出来ると思います。
注意する点はフレアやゴーストでしょうか。フレアやゴーストは逆光にはつきものですので、構図を練り直したりする必要があります。
光の向き一つで写真が劇的に変化することがあります。一度行った事のある場所でも次回は光の向きが異なる時間に行くなどしてそのロケーション一番の景色を探してみてはいかがでしょうか?
- 順光は光が隅々まで届くからコントラストがしっかりとした写真が撮影できる。ただし、陰影が付きにくいので立体感を出すのが難しい。
- サイド光は陰影が付きやすく立体感のある写真が撮影出来る。デメリットらしいデメリットがないので撮影シーンを選ばず万能な光。
- 逆光は撮影方法によっては印象的な写真撮影が可能なので積極的に狙ってみたい光。撮影の際はフレアとゴーストに注意。
構図について
自分の撮った写真を見返してみて、「なんとなく違和感があるなー」とか感じたら構図がハマっていない可能性があります。
一口に構図と言いますが、構図の種類は沢山あるし、果たしてその中に正解があるかも疑問です。
ただ風景写真を撮る上で、ある程度頭の中で「どう撮るか?」のイメージはあると思います。
構図には代表的な物がいくつかあり、自分の「どう撮るか」のイメージを具現化する為にある指標みたいなものですので代表的な構図でまずは試し撮りしてみるのもいいのではないでしょうか。
現場で自分の目で見て印象に残った物を主題として撮る時にどう撮ったら主題の良さを引き出しつつ副題を効果的に収められるかなど構図は奥が深いです。なんなら偉そうに言っている僕も今だに構図迷子です(笑)
カメラ初心者が覚えるべき簡単で基本的な構図4選の紹介!
適した焦点距離
焦点距離の問題です。似たような意味合いだと画角と言いますかね。。。
風景写真の場合、多くの人が24mm以下の広角域で撮るかと思います。これは遠近感(パースペクティブ)が強調される為です。遠くの物が小さく写り遠近感や空間の広がりを表現できます。
写真上達の為に広角レンズのパースを理解しよう!
逆に200mm以上の望遠域では圧縮効果という、遠くの物が近くに見える・・・空間が圧縮されるため迫力のある表現ができます。
カメラの圧縮効果!望遠レンズの特性を理解して写真を撮る!
現場で色々な焦点距離を試してみるのもいいと思います。ただし、試しているうちに自分が何を撮りたいのかが分からなくなってしまわないように注意しましょう。
風景写真を撮る上で注意したい点
構図にしても、焦点距離にしても、光の向きにしても正解はありません。自分で色々試してみてお気に入りの一枚を収めましょう!