今年も紅葉の季節がやってきました。
僕が一年で一番カメラを持ち歩く季節ですね。
桜の季節もいいんですが、桜は一本木の場合、みんなでシェアしながら撮影するので構図が似たりしてしまうんですが、紅葉は撮影範囲が広くて自分だけの構図を撮影する事ができるところに魅力を感じます。
あとは単純に綺麗って理由もありますが。
さて、そんな紅葉のシーズンが到来したわけですが、個人的には数年前に見た景色が忘れられなくて毎年紅葉の撮影はここからと決めています。
今日は、 2021年紅葉シーズン到来!白駒池で撮影してきた! と題して白駒池で撮影した写真を紹介したいと思います。
- 長野県佐久穂町 白駒池
目次
長野県佐久穂町 白駒池
過去にも紹介した事があるので詳しくは説明する必要がないのかなと思っていますが、おさらいの意味も込めて白駒池について少し紹介したいと思います。
白駒池は標高2100m以上の湖としては最大の天然湖です。そして白駒池へ行くには樹齢数百年を超える原生林の中を歩くわけですが、自然の歴史を肌で感じる事が出来ます。原生林の森の中は一面綺麗な苔が生えていて木漏れ日に照らされた苔の群生は非常に見応えのある景色です。
例年、全国的にも紅葉の色付きが早く、各地からカメラマンが撮影に来る人気スポットになっています。
なので駐車場は毎年争奪戦が繰り広げられます。大きめの駐車場があるんですが朝5時までに行かないと駐車できず100台以上の渋滞に巻き込まれるので注意が必要です。
時間に余裕のある行動をするべきだと思います。
白駒池には白駒荘や青苔荘と言う宿泊施設もあるので前泊するのもいいかもしれませんね。
白駒池周辺は回遊出来るように、木板で歩道が作られていますが所々危ない箇所があるので動きやすい服装でお越しください。
毎年一人はいるのですが、ヒールみたいな靴で来られる女性を見ると「危ないなー」って思います。彼氏や旦那さんはその辺もしっかりとレクチャーしてあげてくださいね。
白駒池基本情報
- 住所:(所在地)長野県南佐久郡佐久穂町・小海町
- 駐車場:有料駐車場有り ※駐車料金600円
- 交通:車でお越しの方
- お問い合わせ:
※約200台、駐車場内に総合案内施設(休憩・お土産・登山案内有り)
※お手洗いは一回50円の有料です
※路駐は絶対にしてはいけません
・長野自動車道諏訪IC〜国道299号経由 約70分
・佐久IC(中部横断自動車道)〜国道299号経由 約60分
・青苔荘 090-1423-2725
・麦草ヒュッテ 090-1549-0605
・白駒池駐車場 0267-86-4202
白駒池のマップ
過去にも紹介していますが、白駒池へ行くには山道を運転する必要があります。道中は鹿などの大型の動物が道を横切ったりするので運転には十分注意してください。
「カーブを曲がったら鹿がいた」なんて事はザラにあります。
わざわざ遠路遥々来たのに事故ってしまっては残念すぎるので、安全運転でお願いしますね。
白駒池を楽しむ為の注意点
ここでは白駒池を楽しむ為の注意点を紹介したいと思います。
動きやすい服装で
白駒池へ行く際に通る原生林の森はアップダウンの激しい道です。また、朝露で木板が濡れていると非常に滑りやすいので、歩きやすい靴と動きやすい服装でお越しください。
白駒池も回遊出来るように木板で整備されていますが、狭く所々歩きにくい部分もあるので注意が必要です。
ライトは必需品
日中に来る人は関係ないかもしれませんが、白駒池は街明かりが届かないので朝方や夕暮れ時の池周辺は非常に暗いです。原生林なんかは街灯などの光はないので、ライトは必ず持ってきた方がいいと思います。
よく携帯のライトを照らしている人がいますが、正直心許無い明るさなので安くてもいいのでしっかりと足元を照らせる物がいいと思います。
寒暖差があるので羽織物は必要
毎年思うのが朝方と太陽が登ってからの寒暖差が凄いので、すぐ着れるすぐ脱げるような物があると便利かもしれませんね。
今年に限って言えば、朝方は氷点下に迫る勢いで気温が下がって7時くらいから気温が上昇し8時くらいには10度くらいまで気温があがりました。
ましてや、トレイルするので体感は暑いって感じでしたね。汗だくになって帰ってきました。
時間に余裕を持って出掛ける
先程も紹介しましたが、とにかく駐車場が混みます。
僕は白駒池から1時間強の場所に住んでいるので、駐車場問題に巻き込まれたことはありませんが、それでも毎年夜中の3時には到着するようにしています。
3時に到着しても車中泊組も多いので、それなりに混んでたりします。朝7時くらいに到着すると駐車場待ちの渋滞に巻き込まれるので車中泊する勢いで出掛けた方がゆっくり楽しめると思います。
「そんなに早い時間に出掛けるの嫌だよ」って方は、白駒荘や青苔荘に前泊する事をおすすめします。
白駒池の紅葉写真の紹介
紅葉の写真の前に原生林で撮影した写真を数枚紹介します。
白駒池で紅葉の撮影をした帰り、木漏れ日がいい感じにあたっていてとても綺麗で幻想的でした。
木の根が岩に覆いかぶさっています。こういう感じも神秘的ですよね。
木漏れ日が所々にあたっていて、明暗差のコントラストが綺麗でした。
原生林の森も白駒池の紅葉に負けず劣らずに撮れ高のある場所なので、白駒池へ行く時や帰る時に撮影する事をおすすめします。
さて、ここから本題の白駒池の紅葉の写真ですね。
駐車場待機から白駒池に着いたのが朝の5時頃です。当日の日の出が5:50くらいだったので約1時間ほどは場所決めと構図決めの時間になります。
とは言え、朝5時くらいでも主要とされている撮影ポジションは取られていましたが・・・
そんな中で選んだ場所が白駒荘の目の前です。
太陽が登るにつれて明暗差が激しくなるのでHDR合成を視野に入れての撮影になりました。こういう時に角型フィルターがあると便利ですよね。
ポイントは如何に暗い部分と明るい部分のディテールを残せるかって事。結論から言えば失敗なんですが、レタッチでなんとか見れるくらいになったので載せますね。
HDR合成は複数枚の露出違いの写真を合成して明暗差に対応する方法なんですが、仕上がりのイメージが出来ないと失敗する確率が高まりますね。
ちなみに今回は、空部分を−2で撮影して地上部分を+2で撮影したんですが、もっと明るくもっと暗くすればよかったと後悔しています。
太陽がある程度上がるとその絶景が目に飛び込んできます。この瞬間が一番好きですね。
少し移動して対岸の紅葉を撮影しました。
アスペクト比が3:2だと横に間延びした感じになるのでスクエア(正方形)にトリミングしてバランスを整えました。空の青と紅葉の赤がいい感じに対比しています。
次はこの写真です。
時系列がバラバラになりますが、太陽が登るのを待機している時に撮影した一枚です。対岸の木のリフレクションが綺麗で、200mmで撮影しました。
手持ちss1/10で撮影しましたが、手ブレが見られなかったのはR6の手ブレ補正の恩恵かと思います。
場所を移動しまして、気嵐と太陽光の当たり方が綺麗に見えるポイントから撮影しました。
光と影ってタイトル付けたかったんですが、なんか小っ恥ずかしかったのでやめました。
青苔荘近くの桟橋から撮影。ここからの構図がよく雑誌とかでも見られる構図なので皆さんお馴染みの構図ではないでしょうか。夜中はここから天の川が撮影出来ます。
桟橋は幅が狭く不安定なので注意が必要です。リュックを背負って桟橋を渡らないようにしましょう。すれ違いが困難になります。
桟橋にあるボートを主題にしました。ボートの形もちょうどリーディングラインになるかと思いましたが、狙い通りに撮影出来ました。
同じ場所から白駒荘をメインで撮影しました。見事なリフレクションで撮影後画像を確認してガッツポーズしましたね。
白駒池の紅葉のまとめ
いかがでしたでしょうか?4年連続で白駒池の撮影に来ていますが、毎年毎年ポイントで見る風景は変化しています。
それは台風などの気候条件だったり人が出入りしていたりする為で、同じ場所に行くんですが始めて撮影する感覚に陥ります。
これだから風景撮影はやめられないのかもしれません。
まだ白駒池の紅葉を見たことがない人がぜひ訪れて欲しいと思います。