今年も紫陽花の撮影をしてきました。
毎年、桜が散るのに合わせるかのように写欲が落ちて、新緑の季節から少しずつ復帰して、紫陽花の季節に爆発するんですが・・・今年は少し様子が違うんですよね。
って言うのも、今年は短梅雨のおかげで紫陽花の花付きや色付きが悪い。
どれくらい悪いかというと、熱帯夜にエアコンが壊れて扇風機だけで過ごす夜くらい悪い。
いや、悪いなんてもんじゃない。悪すぎて全然撮りたい欲が湧いてこない。本当ならどんな環境でも撮影出来てこそなんですけどね。
さて、本当なら今日の記事は「2022年紫陽花シーズンの到来!早速撮影してきました!」と題してお送りしたいところだったんですが、あまりにも撮れ高がないので、「2022年の紫陽花を撮影してきました」と少し控えめなタイトルでおおくりしたいと思います。
過去の写真と今年の写真を織り交ぜながら、紫陽花の写真やレタッチ方法を簡単に紹介したいと思います!
- 2022年の紫陽花の写真紹介
目次
2022年の紫陽花事情
毎年この季節を楽しみにしている身としては少し寂しい気分になっています。というのも、冒頭でお話したとおり、今年は紫陽花の花付きも悪いし、色付きもイマイチです。
花付きが悪いというのは、花の開花がバラバラで「ここは咲いているけどここはまだ蕾」みたいな感じです。それが今年は特に顕著に表れています。
色付きもあまり濃い色付きの花が少ないですね。紫陽花の名所で有名なお寺の住職も「今年はイマイチだねー」なんて仰っていました。
原因に挙げられるのが、短梅雨だったって事。
僕の住む長野県も例外なく、梅雨入りしたと思ったら僅か一週間程で梅雨明けとなってしまいました。
この時期の少雨は紫陽花にとって致命的ですよね。
って事で、「今年の紫陽花はイマイチだろうな」と予想してはいたんですけど・・・。
2022年紫陽花と過去の写真紹介
それでもと思って、近くの紫陽花の名所である長野県伊那市の深妙寺や松本市にある弘長寺にお邪魔してきたのでよければ見ていって下さいね。
ちなみに、お寺の情報は下記のリンクに掲載してますのでよければ合わせてお読み下さい。
長野県の紫陽花の名所を紹介!絶対に撮影するべき5選!
深妙寺の紫陽花の写真紹介
まずは深妙寺の写真なんですが、本当に今年は不作で特にこの深妙寺は残念な感じでした。なので花付きの良さそうな場所を切り取っての撮影を試みました。
深妙寺庭の奥に燈籠?があるんですがそれを撮影。ただ撮影してもつまらないので、前ボケを入れて撮影ですね。
ちなみに使用レンズは、EF 24-105mm F4L なので、開放値がF2.8 のレンズとかだったらもっと前ボケが強調されていい感じになるかもしれませんね。
前ボケ繋がりでもう一枚。石碑?をメインに前ボケを入れて撮影です。先程同様にもう少し前ボケが強くても良かったかもしれませんね。
昨年の写真ですが、広角レンズのパースを活かして撮影。このように広角レンズのパースを活かすと前景が強調された奥行きのある写真が撮影できます。
木造の階段脇にも多くの紫陽花が咲いています。ここはポートレート撮影をしたい場所でもあります。
こんな感じで写真だけみれば、「不作?そんな事ないだろ」って感じですよね。ここが写真のいいところだったり悪いところだったりもします。
SNSの写真を見て現地に行ったら、「あれ?なんか違う」って事がよくありますよね。カメラマンや写真家さんたちは、いかに綺麗に伝えるかを大事にしているので、悪く言うと写真の風景を鵜呑みにしない方がいいと思います (笑)
弘長寺の紫陽花の写真紹介
長野県松本市にある弘長寺は多種多彩な紫陽花がある事で有名です、紫陽花の時期になると、駐車待ちの車の列が出来るほど人気な紫陽花スポットになります。
なお、今年から「グループによる撮影会は遠慮願います」みたいな看板ができてました。もし、多数でポートレートなど撮影する場合は一度、お寺に問い合わせた方が無難ですよー。
まずはこの写真。ここ数年必ず弘長寺で撮影していますが、これまでのベストショットになります。たしか、4年前かな?
紫陽花と新緑のもみじの額縁構図になります。もう一度この構図を試みているのですが、もみじがなくなってしまって撮影出来ないんですよね。
次の写真は、色とりどりの紫陽花が咲く小道ですね。この写真は一昨年の写真です。今年はこんなに色鮮やかじゃなかったんだよなー。
次は今年の写真。手前の紫陽花を前ボケとして活かし、奥の赤い屋根を主題として撮影。こうする事で視線誘導も出来ますよね。レタッチは少しエモい感じを出してみましたがどうでしょうか。
そして、垂れていた紫陽花を三分割構図を意識して撮影してみました。この写真もレタッチでエモい感じを表現してみたんですが、そもそも「エモい」とは?(笑)
やはりこういう写真で重要なのはボケ感ですよね。キャノンのパンケーキレンズと言われる EF40mm f2.8で撮影です。このレンズは独特な描写感とそのコンパクトさが秀逸なレンズです。
紫陽花の花にフォーカスをあてて撮影しました。意識したのは三分割構図とレタッチに於いての葉っぱ達の質感の表現ですね。
花の色味は活かしつつも、葉っぱのトーンを抑える事でトーンの強弱をつけてみました。どうでしょうかね?一応、撮影する時はレタッチを含めて自分がどう表現したいのかを考えながら撮影しています。
2022年の紫陽花事情のまとめ
冒頭でもお伝えしましたが、今年の紫陽花はあまり印象がよくありませんでした。もちろん個人的な主観であるので、人それぞれ感じ方はあるんでしょうが、やはり毎年行く場所っていうのは、いい時を知ってしまうだけに物足りない年もありますよね。
そんな事言わずに素敵な写真を撮影するのが、腕のあるカメラマンだとは思うのですがなかなかどうしてって感じです。
さて、紫陽花は色褪せてからも楽しめ花なのでまだまだ撮影が楽しめそうですね。