麻績の里 舞台桜

昨年、SNSで見つけた麻績の里の舞台桜。

樹齢は350年で非常に貫禄のある桜の木だったと記憶しています。昼は昼でその圧倒的な存在感に「綺麗」としか言えないわけですが、夜は夜はライトアップされて覇王色を身にまとったような感じになるので、その圧倒的なスケール感に言葉すら出なかった事を思い出します。

そんな長野県飯田市座光寺にある麻績の里舞台桜と石塚桜が開花したと一報を受けたので撮影しに行ってきました!

昨年に引き続き、長野県飯田市にある麻績の里舞台桜と石塚桜の写真を紹介したいと思います。

▼ 撮影ロケーション
  • 長野県飯田市座光寺 麻績の里 舞台桜
  • 長野県飯田市 石塚桜

目次

長野県飯田市 麻績の里 舞台桜とは?

この舞台桜は樹齢350年を数えるエドヒガンという種類、長野県内でも有数の桜の名木に数えられる一本木です。

特徴としては、花ごとに花びらの数が違う全国的に見ても珍しい桜の木になります。

樹高は約12m、周囲が約4mと非常に立派な桜の木で地元の方を始め、多くの人に愛されている桜の木になります。枝垂れる木々に濃いピンク色の花を付けるその様はまさに圧巻と言う言葉が似合います。

また、舞台桜と呼ばれる所以ともなっている「旧座光寺麻績学校校舎」が隣接していたり、背景に南アルプスを入れて撮影出来る為、多くのカメラマンがこのロケーションを求めて県内外から訪れます。

花ごとに花びらの数が違うと言いましたが、舞台桜は日本唯一の「半八重枝垂れ紅彼岸桜」と呼ばれる品種で、八重のなり方が不十分なので八重でなく「半八重」と呼ばれています。

旧座光寺麻績学校校舎とは?

そしてなぜ「舞台桜」と呼ばれているのかは、隣の建物「旧座光寺麻績学校校舎」の歴史を紐解くことで解明されます。

この旧座光寺麻績学校校舎は1875年の建築で長野県内最古の木造建築物になります。既存する建物は、平成9年に復元された建物ですが雰囲気のある建物になっています。

その名の通り、小学校として利用されていましたが、1階に関しては「歌舞伎舞台」として作れていて歌舞伎の舞台としても利用されていたので、「舞台桜」と呼ばれるようになりました。

桜が満開の季節にこの建物で歌舞伎なんかも見たいものですね。

石塚桜とは?

石塚桜は舞台桜の目と鼻の先にある樹齢250年ほどの名木です。昨年もお伝えしましたが、この石塚桜は古墳の上に立つと言う珍しい桜の木です。

古墳の上に立っているので、相当な高さになり、スマフォで撮影する際にはパノラマモードで撮影しないと全体が撮影できません。それか、全体が入るように引きで撮るかですが、引きで撮影すると迫力がなくなってしまうのであまりおすすめ出来ませんね。

一眼カメラでも広角レンズは必須となりますね。

麻績の里 舞台桜と石塚桜の基本情報

▽麻績の里 舞台桜と石塚桜の基本情報
  • 住所:長野県飯田市座光寺2535
  • 駐車場:無料駐車場有り(40台ほど停めれます)
  • 交通:車でお越しの方
  • [飯田IC]から車で20分ほどです。「座光寺地域自治センター」を目標にしていただくとスムーズかと思います。

  • お問い合わせ:0265-22-4851

麻績の里 舞台桜と石塚桜のマップ

注意してほしいのが、ナビ設定です。「麻績の里」と入れると違う所に連れて行かれます。(経験済み)

なので、住所入力でナビ設定した方が確実かと思います。

舞台桜へ行く際に通る、「市場桜町線」は車のすれ違いは出来るものの非常に狭い道なのでスピードの出し過ぎには注意が必要です。

また、舞台桜の駐車場にアクセスする道はかなり狭くすれ違い不可なので気をつけましょう。

麻績の里 舞台桜の写真紹介

麻績の里舞台桜は、そのロケーションが非常に魅力的でもあります。隣接する旧座光寺麻績学校校舎と撮影しても良し。裏手の麻績神社と撮影しても良し。昼間に南アルプスと撮影しても良し、と様々な角度や撮り方を楽しむのもいいかと思います。

初めて訪れた昨年は生憎の空模様でしたね。今年も天気に恵まれたとは言い難いですが、過ごしやすい気温で撮影しやすい環境でした。

夜なら曇天くらいなら気になりませんね。裏手にある麻績神社の鳥居から一枚。夜は暗くて危ないので要注意です。

舞台桜
早い時間は人が多いですね

老木はその幹の感じが凄くいい表情を出しています。桜撮影の際にはぜひ注目したほしい部分ですね。

舞台桜

半八重の桜の花びらを単焦点レンズで撮影。8分咲きと言ったところでしょうか?

舞台桜

定番構図ですが、下の石の通路をリーディングラインとして構図に入れて撮影ですね。

舞台桜

石塚桜の写真紹介

舞台桜から徒歩2分ほどの場所に石塚桜があります。

特徴は古墳の上に立っているという事でしょうか?その為、相当な高さになるので広角レンズやスマホ撮影の際には、パノラマモードで撮影する事をおすすめします。

ちなみに身長175cmの筆者と比べるとこんな感じです。比較になってませんね(笑)

石塚桜

舞台桜に比べると花びらの色はやや薄めなので、昼間に撮影する際は青空広がる日に行くべきだと思います。曇天だと空の色に擬態します。

石塚桜
Lightroomで色味調整しています

ライトアップは舞台桜に負けず劣らずの存在感です。全体を写すと間延びしてしまうので、一部を切り取って撮影。桜の枝垂れ部分が迫ってくるかのようです。

石塚桜

飯田市の夜景と撮影。微妙な構図かと思いますが、なんか桜に制服されているかのようで好きな一枚です。

石塚桜

これが石塚桜の全体像。でかすぎ・・・

石塚桜

麻績の里 舞台桜と石塚桜の写真まとめ

飯田市は長野県でも早めの桜の開花が記録される場所です。

昨年はコロナで思ったように桜の撮影が出来ませんでした。今年もまだまだコロナ禍ではありますが、引き続き感染防止対策をしっかりとして撮影に出掛けたいと思います。

今回、舞台桜と石塚桜を撮影しに行ってみてやはり人の出が多い事が気になりました。コロナ禍だから外出してはいけないという訳ではなく、一人一人がしっかり感染予防の意識を持つ事で、コロナ前のような楽しみを継続していけるのではないかと思っています。

今年は長野県内の名木をどれくらい撮影できるでしょうか?昨年のリベンジ含め今年はたくさん桜の写真を撮影したいと思います!