全国のNDフィルター愛好家の皆さんこんにちは。にわかNDフィルター使いの僕です。
一眼レフカメラの魅力でもあるスローシャッター撮影。長時間露光や長秒撮影とか言いますよね。長時間露光撮影では肉眼では捉えられないような世界を切り取る事ができます。
本日はそんな長時間露光撮影時に役立つNDフィルターについて書こうと思います。
では早速いってみましょうか。
さて今回紹介するNDフィルターは非常に奥が深いので是非皆さん一枚購入してみて実践してほしいと思っています。
目次
NDフィルターについて
まずNDフィルターについて説明しないと話が進まないので説明します。
NDフィルター、別名 減光フィルター とも言います。レンズから入ってくる光量を物理的に少なくしてシャッタースピードを遅くする道具です。
この道具を使う事で日中でもシャッタースピードを遅くでき、人を消したり水の流れを糸のように流したりする事ができます。表現の幅が広がります。
NDフィルターには番号があり(例:ND1000)、この数字が大きければ大きいほど減光効果が大きくなります。つまりシャッタースピードを遅く出来るってわけです。
絞りを絞ってISO感度を下げる方法は☓
もちろんその方法もありますが、F値を絞りすぎると回折現象というものが発生します。回折現象については別で記事にしていますので御覧ください。
絞る事でモヤッとした画像になってしまう回折現象とは何か!?
適切なF値で撮影したいならNDフィルターを使用してシャッタースピードを遅くするのがいいと思います。
NDフィルターの数字に込められた思い
なんか大袈裟な書き方しましたが、上記の通りNDフィルターには数字が表記されており、この数字が大きれば大きいほど減光効果が大きいです。なんでかって言うと数字が大きいほど、フィルターが濃くなる為ですね。
で、ND2・ND4・ND8・ND16・・・とかまぁ色々あるんですけど、この数字に込められた思いは、シャッタースピードを何倍遅くするかと言う意味です。
ND2なら2倍。ND4なら4倍。ND8なら・・・そう、8倍です。ちなみにISO感度やF値は一定です。
そして、この数字を用いる事でNDフィルター装着時のシャッタースピードの計算も出来るようになります。数学のテストで0点取ったことのある僕でも分かるくらいなので皆さんならきっと余裕です。
計算してみよう
数式は
装着前のシャッタースピード×NDフィルターの数字=装着時のシャッタースピード
になります。ね。簡単でしょ?で、この数式を用いると、例えば・・・
NDフィルター装着前の適正露出になるシャッタースピードが1/1000だとしましょう。ここにND8を装着した時、シャッタースピードはいくつになるでしょう?・・・答えは1/125になります。数式にあてはめると、
1/1000×8=1/125 となるのです。めっちゃ簡単!
この計算式を使えば、装着前に適正露出になるように設定し、あとはシャッターを開きたい秒数になるようなND番号のNDフィルターを装着すればいいだけです。
オススメのND番号
正直言うと、ND2とかND4とかは効果の実感がないかもしれません、ND2くらいのシャッタースピードを遅くする効果ならカメラの基本設定でなんとかなりますからね。(←このへんがにわか)
もちろん使うシーンにもよりますが、風景メインの僕はND16をよく使います。あとはたまにND400も使いますね。ND400は日中の晴天の日に街中で人を消したい時とかなんかに使っています。
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使用する上で注意したい点
便利グッズではありますが、当然注意したい点もあります。まずND400を超えてくるとAFが効かなくなることがあります。ND1000なんかはほぼほぼ効かないんじゃないかな?なのでNDフィルター装着前にピントを合わせておく必要があり、装着時にピントがズレないように気を使う必要があります。
あと、意外と荷物になるって事ですね、これは丸型でも角型でもです。あれもこれも持っていかず撮影シーンに応じたNDフィルターと枚数を持っていく事をオススメします。最近では高性能な可変式NDフィルターなんてものもありますが。高価なものなので現状手が出しづらいです。
NDフィルターのまとめ
NDフィルターを使って写真に色んな表情を持たせて撮影したいですね!