カメラ以外に必要な物とは

今日のネタはタイトルどおりです。カメラ以外に買い揃えておくと便利な物の紹介をしたいと思います。

初めてカメラを購入する時って気が逸って(はやって)いるので色々と必要な物を見落としがちです。

まず注意してほしいのが、写真はカメラとレンズだけでは撮影出来ないということ。

そして、表現の幅を広げるなら将来的には三脚やレリーズなんかも必ず必要になります。もっと言えば、撮影を重ねるとカメラやレンズなどは当然汚れてきますから、簡単なカメラのメンテナンスも必要になるかと思います。って事は、最低限のメンテナンス用品が必要になります。

このように少し考えただけでも実に様々な物が必要になります。あってもなくてもいい物もありますが、あれば必ず使用する物ばかりですので、カメラ購入時やカメラ用品を購入する時はぜひ購入リストに入れてみて下さいね。

▼ この記事で分かる事
  • 撮影時に最低限必要な物
  • 写真の表現を広げる為に必要な物
  • 機材の保管に必要な物
  • 機材のメンテナンスに必要な物

目次

撮影時に最低限必要な物

カメラ機材

先程も言ったとおりですが、写真を撮る為にはカメラとレンズは必需品です。しかし、カメラとレンズだけでは写真を撮影する事は不可能です。

具体的にいうと、撮影したデータを保存する事が出来ないのでカメラとレンズだけでは、「撮影した気分を味わえる」だけになってしまいます。

また、撮影中の事故なども想定してレンズを保護する為のプロテクターなんかもあれば安心です。レンズは高額ですからね。

では、撮影時に必要な物を紹介したいと思います。

SDカード

SDカードは撮影データを記録するのに必要不可欠なものです。最近のカメラは高画素化が進んでいて、1データあたりのデータ容量が大きくなっているので容量に余裕のあるSDカードを選ぶ事をおすすめします。

SDカード自体にも性能があるので調べててみるといいかと思います、僕もSDカードについての記事を書いているので良かったらご覧ください。

SDカードにも性能がある。購入する際に必要な知識とは!?

これで撮影データの記録が可能です。ここで初めて、撮影してる気分から撮影していると言えるようになりますね。

レンズプロテクター

レンズプロテクターはレンズの先端にねじ込んでレンズの前玉を守る為のプロテクターです。前玉とは剥き出しになっているレンズ(レンズキャップが付く方)の事を言います。

これが必要か不必要かと言われると、声を大にして言いたい、「必要です」と。なんでかと言うと、カメラを落とした時に前玉の方から落とすと前玉が割れる可能性があるからです。

僕はこのカメラ落下を実際に経験したのでこのプロテクターの必要性は十分理解しています。本当にプロテクターがあってよかったと今でも思っています。

プロテクター購入時に注意する点として、レンズによってレンズ径が違うのでそのレンズ径に適したプロテクターを購入しましょう。レンズ径とプロテクター径が違うと当たり前ですが使用出来ません。

保護フィルターを選ぶ上で重要な事は、先程申し上げた通りレンズ径と合うフィルターを選ぶ事。もう一点は、薄枠タイプの物を選ぶ事です。

薄枠タイプの物を選ぶ事によって、ケラレのリスクが減ります。僕も知識の無い頃に価格だけで保護フィルターを選んで広角側で撮影したらケラレが起きるといった失敗をした経験があります。なので必ず薄枠タイプの物を選びましょう。

ストラップ

ストラップに関しては必要かどうかは個人的には疑問ですが、手持ち撮影の時は落下防止という意味では必要かもしれませんね。ストラップは購入しなくても最初から付属品として付いてきますが、純正品はあまりおすすめ出来ません。カメラに直接付けるタイプがほとんどなので三脚使用時には邪魔になります。

僕のおすすめはピークデザイン社からリリースされている 「スライドライト」 という商品です。着脱が簡単ですし、デザインも非常にカッコいいです。

また、滑り止めも付いているのでストラップの役割もしっかりと担うので、価格はストラップにしては少々値が張りますが買って損のない製品だと思います。

撮影時に必要な物として最低限、SDカードとレンズプロテクターは必要です。SDカードに関しては当たり前ですがないと記録出来ないので必ず購入しましょう。カメラの画素数にもよりますが最低でも64GBは必要かと思います。

ストラップに関しては好き嫌いあるし、種類も豊富なのでなんとも言えませんが、ピークデザイン社のスライドライトはスタイリッシュで見た目もいいですしストラップ買うならおすすめです。

写真の表現を広げる為に必要な物

撮影時に必要な物の流れから、次にこれがあれば写真の表現を広げられるかなり優秀な機材を紹介したいと思います。

定番アイテムですが、高価な物が多いので意外と後回しになってしまっているのではないでしょうか?

三脚

暗所部での撮影で効果を発揮する三脚。

滝の撮影の際に水の流れを糸のように表現する為にはシャッター速度を遅くする必要がある為、手持ち撮影だと手ブレを起こしてしまいます。他にも星景写真の撮影で星の日周運動を表現する際にもカメラを定点にする必要があるので三脚が必要になります。

三脚は安価な物から高価な物までありますが、三脚選びで重要なのが価格ではなく性能です。「安いからこれ」「高いから性能は間違いない」とか思い込まずにしっかりと性能を調べて購入しましょう。

とは言え、やっぱり最低でも1万円前後の予算は見ておくべきですね。

三脚を使用した撮影!風景写真には三脚が必要不可欠です!

僕が使用しているのがマンフロットの190プロアルミニウム3段の三脚です。雲台は3way雲台なので重くて後に買い替えました。

レリーズ

星の日周運動などを記録する時にはレリーズが必要になります。

レリーズはシャッターボタンをロック出来るので、一枚撮り終えたらまたシャッターを押す等の手間が省けます。また、シャッターを押す際には物理的な力がカメラに加わって僅かなブレを起こす可能性もあるのでレリーズで間接的にシャッターを作動させる事でブレを防止する役割もあります。

レリーズ自体はそんな高価な物ではないので購入しておいて損はないのではないでしょうか。

レリーズ購入時はカメラのレリーズを差し込む所の端子がレリーズ側の端子と適合するか必ず確認して下さい。種類によっては合わなくて使えないなんて事に成りかねません。

上記レリーズは、キャノンのカメラに対応していますが使用できないカメラもあるので必ずレリーズの適合表を確認しましょう。

機材の保管に必要な物

カメラ保管

カメラやレンズは湿気に弱いので保管する際には注意は必要です。

車の中に放置や部屋の中に放置するのではなくしっかりと防湿庫などの湿気を管理出来る所でカメラを保管しましょう。防湿庫と言っても、そんなにしっかりした物を購入する必要はなく簡易的な物でも十分な効果なので簡易的な物を使用すればいいと思います。

ちなみにレンズにカビが生えると、業者修理になります。中にはセルフで修理する凄腕な人もいますが、基本的には業者にお願いするのが確実で安心です。

修理費用は高額なのでそう言った意味でもしっかりと管理してあげましょうね。

防湿ケース・乾燥剤・湿度計

簡易的な防湿ケースです。蓋の部分に湿気が侵入しないようにゴムのパッキンが付いているような簡易的な物ですが、カメラの保管だけであればこれだけで十分です。この中に乾燥剤を入れてあげるとなお良し。ですが、あまり湿度が低くなりすぎてもよくないので湿度計で湿度管理するのがベストです。

防湿庫

防湿庫は電源を使用して自動で湿度管理してくれる優れものになります。また、インテリアとしてもスタイリッシュでカッコいいので部屋に置いてカメラをディスプレイするのもいいと思います。

防湿庫を購入する時は、自分の持っているカメラの種類と大きさ・これからどのような機材が増えるのかを考えて購入する必要があります。防湿庫にはそれぞれ容量が決まっているので少し余裕を見て購入するのがコツですね。

僕はHOKUTOさんの48Lの防湿庫を使用しています。容量や性能ともに不満は特にありません。簡易的な防湿庫に比べて高価ではありますが、カメラの保護やインテリアとしても購入して良かったと思っています。

湿度の上がる梅雨時期はカメラの保管方法の見直しを!

また、ほとんどの防湿庫は湿度計が内蔵されていますが防湿庫の湿度計の他にもう1個湿度計を入れておく事で湿度管理がしっかり出来るのでおすすめです。

機材のメンテナンスに必要な物

レンズ清掃

カメラやレンズは撮影している内にどんどんと汚れていきます。基本的にカメラやレンズは黒色なので汚れは目立ちませんが、実際のところ結構な汚れが蓄積されているので、定期的なメンテナンスは必要かと思います。

カメラやレンズだけでなくレンズの前玉・ミラー部分・センサー部分などありとあらゆる場所が汚れるのでメンテナンスキットは必ず購入して、定期的にセルフメンテナンスをしてあげましょう。

メンテナンスキット

基本的なメンテンナスが出来るセットです。これがあれば、自宅で簡単にカメラやレンズなどのメンテナンスが出来るので非常に便利です。また価格も安いので買って損はないでしょうね。

ただし、このセットを持ち運ぶのは少し荷物がかさ張るので現場に持っていくのは限られた物だけにした方がいいと思います。このメンテンスキットを小分けにして必要な分だけ持っていってもいいかと思いますが、無くしたら嫌じゃないですか。

パズルとかでもそうですよね。ピースを1つ無くしただけなのに気持ち悪いあの感じ。セットはセットじゃなきゃダメなんです。

って事で、「現場はこれさえあればいいよ」って道具が以下です。

クリーニングペン

クリーニングティッシュ

ブロアー

この3点さえあれば現場でのちょっとした汚れは問題なしです。これだけなら荷物もかさ張らなくていいですよね。中でもHAKUBAの物は需要が高く信頼性の高い製品なのでおすすめです。

カメラ以外に買い揃えておくと便利な物まとめ

紹介したように一言で「写真を撮る」と言っても、ただカメラとレンズがあればいいと言う訳ではありません。カメラやレンズは光学機器なので非常に高額が故に大切に保管しないといけないし、セルフメンテナンスもしておかないと劣化もします。

また、ストラップやプロテクターはレンズを守るといった意味でも大切になりますから、準備した方がいいでしょうね。

予算は嵩みますが後に絶対購入するので早い段階で購入する事をおすすめします!