SDカード
登場人物A

急だけどSDカードを購入する時は何に注目して選んでる?

登場人物B

え?記録できる容量と値段で選んでいるけど・・・?

登場人物A

普通はそうだよね。でも、SDカードにも性能があるから適したSDカードを購入する事をおすすめするよ。今日はSDカードについて勉強してみよう!

登場人物B

SDカードに性能があるなんて知らなかったわ・・・。

唐突ですが、皆さんメモリーカードについてはどれくらいご存知ですか?一言でメモリーカードと言っても細かく見ると実に様々な規格や種類があります。

「メモリーカードなんてデータ保存出来ればなんでもいいんじゃないの?」と思われる方も多いかも知れませんが、少し勉強するだけでメモリーカードに対しての概念が変わるかもしれません。

僕も昔はメモリーカードは消耗品と位置付けて安価な物を選んでいましたが、現在では意識的にメモリーカードのスペックを見て選んでいます。

そこで本日は、SDカードの規格と種類について解説したいと思います!これを読めばメモリーカードの選び方が変わるかもしれません。

▼ この記事で分かる事
  • メモリーカードについて
  • SDカードについて
  • SDカードの種類(種類・容量・速度)
  • SDカードに表示されている記号の意味

メモリーカードについて

メモリーカードについてはそんなに難しいものではないかと思います。メモリーカードは薄いカード型の補助記録装置の事を言います。漢字ばかり並べると難しくなりますが、カード型の記録装置みたいな事ですね。外付けHDDみたいな感じです。はい。

ここでは代表的なメモリーカードの SDカード について解説したいと思います。

実はSDカードって言うのはごくわずかな種類の事しか言いません。少しいじわるな事を言うと皆さんが「SDカードSDカード」って言っているものは厳密に言うと容量2GB以下のカードの事を言っているんです。

詳しくは次で説明したいと思います。

SDカードについて

SDカード

ただ、皆さんがSDカードと読んでいる「それ」に関しては間違っていません。少しややこしくなりますが、この「SDカード」と言う呼び名には2種類の意味があります。

  • SDと言う規格を満たしたもの全てを総称してSDカードと呼ぶ
  • 横24mm×縦32mm×厚さ2.1mmで容量が2GB以下の物をSDカードと呼ぶ

なので皆さんが「SDカード」と呼んでいる「それ」に関しては上記の意味合いになります。

まぁ、基本的には上記の使い方でしょうね。現在では、下記の「横24mm×縦32mm×厚さ2.1mmで容量が2GB以下」のカードはほとんど見ることがなくなりましたからね。

ここで気になるのが SDと言う規格 です。

SD規格って何?

まずSDカードのSDって何?って話になりますが、SDカードのSDは規格の事を表しています。SDの規格は、大きさが横24mm×縦32mm×厚さ2.1mmで容量が2GB以下の物と定められています。後ほど説明しますが容量の大きさで呼び方は変わりますがSDの規格であるカードの大きさ自体は変化しません。

なんで大きさが統一されたの?

なんで大きさが統一されたかと言うと、単純に使用するPCのメーカーなどによって記録媒体の大きさが変化したら互換性がなくて大変ですよね。このカードはこのメーカーのPCでしか使用できないとかお話にならないから、規格を決めよう!って事で決められた大きさが、横24mm×縦32mm×厚さ2.1mm になります。

つまり互換性を高めて利便性を上げる為に統一した規格って事ですね。

SDカード

と、先程も言った通りですが、このように容量2GB以下の物もSDカードと呼ぶし、このSD規格を満たしている物全般をSDカードと呼ぶこともあります。後者の方が一般的ですね。

SDカードの種類について

技術の進歩で変化したのは、容量だけではありません。カードそのものの大きさも小型化された物が開発されました。「でもSDの規格って 横24mm×縦32mm×厚さ2.1mm で統一されているんじゃないの?」って感じですよね。分かります分かります。

「だったら新しい規格を作ればいいじゃん!」って言われて作られたのが、miniSDカード です。

miniSDカードの大きさは 横20mm×縦21.5mm×厚さ1.4mm で作られました。SDカードより一回り小さいですよね。

更に技術は進歩して、横11mm×縦15mm×厚さ1.0mm の大きさの物が開発され、これをmicroSDカードと呼びます。当初のSDカードから比べると半分以下の大きさなので驚きですね。

各カードの使用用途は?

カードの大きさや容量が違う事で使用用途も変わってきます。そこで各種類がどのような所で使用されているか見ていきましょう。

SDカード

SDカードに関しては、主にデジタルカメラやデジタルビデオカメラ、フォトフレームなど使用機器がそこそこの大きさの物に使われるのが一般的ですね。

miniSDカード

miniSDカードに関しては時代の流れと共に見なくなりましたね。現在使用されている機器というのはほとんどないのではないでしょうか。

microSDカード

microSDカードは、そのサイズの小ささ故に小型機器に使われる事が多いです。例えば、スマートフォンやガラケーなどの小型通信機器ですね。これらにはSDカードのような大きい物ではなくmicroSDカードのような小さい記録媒体が適しています。

SDカードの容量について

SDカード

一般的にSDカードと呼ばれるものに関しては割と細かく種類分けされています。先程もお伝えした通り、俗に言うSDカードに関しては、容量が2GB以下のカードの事しか言いません。

これは、SDカードが登場した時は2GB以下の物しかなかったからです。

しかし、技術の進歩と共に容量が大きくなるに従い種類も増えていきました。

まず開発されたのが4GB〜32GBまでのSDカードです。

ですが、「容量が2GB以下までがSDカード」という定義があったので、容量32GBまでのSDカードを SDHCカード と呼ぶようになりました。

え?なぜ4GBから始まるのかって?4GBの1つ手前は2GBだからです。

更に技術は進化し、次に大容量化されたのが64GB〜2TBまでのSDカードですね。先に言っておきますが、64GBの1つ手前は32GBです。

この64GB〜2TBまでのSDカードを SDXCカード と呼ぶようになりました。

SDカード

このように、どこまで進歩するのか分かりませんが技術の革新はすごいですね。

SDカードの呼び方は容量で変わる事はお分かりいただけたと思います。なぜこんなに記録容量が大きくなったのでしょうか?

それは、取り扱うファイルサイズが年々増えているからですね。

一眼カメラで言えば最近は高画素機が主流になってきました。それに合わせて4Kや8K動画の撮影が可能になり、これまでのSDカードだと容量がすぐにいっぱいになってしまう問題が出てきたからですね。

ちなみに128GBのSDカードなら4K30fpsで約2時間20分の記録が可能です。逆に言えば、128GBくらいないと十分な撮影時間を確保出来ないって事ですね。

対応機器に注意

SDカードを購入する時に気をつける点として、使用するホスト機器にはそれに適したSDカードじゃないと使用出来ません。なんでもかんでもSDカードなら使用できると言うのは間違いなので注意しましょう。

ホスト機器の対応カード 使用可能なカード
SD SD
SDHC SD/SDHC
SDXC SD/SDHC/SDXC
SDUC SD/SDHC/SDXC/SDUC

SDUCに関しては発売されたばかりなのでまだ対応がどのようになっているか不透明ですが、流れ的にはこんな感じかと思います。

このようにホスト機器によって対応しているカードが違うので自身が使用する機器の対応カードを必ず確認しましょう。ホストがSDHC対応なら使用出来るのは、[SD]と[SDHC]のみです。SDXC以上の物は使用出来ないので注意しましょう。

SDカードの速度について

SDカード

次にSDカードの速度について解説していきたいと思います。みなさんはSDカードによってデータ転送速度が違うのはご存知でしょうか?

このSDスピードクラスやUHSスピードクラスは転送速度を表しています。数字が大きい方が転送速度が早いのですが、比例して値段も上がります。時間は金で買えって事ですね。違うか。

SDスピードクラス

SDスピードクラスは CLASS と表示されていて、CLASS2〜CLASS10までの4種類あって先述通り後ろの数字が大きいほど転送速度が早くなります。

スピードクラスを表す記号は、Cの中に数字が入っている記号で表されます。

数字の意味合いとしては、CLASS2の場合だと2MB/秒以上の最低転送速度を保障。CLASS10の場合だと10MB/秒以上の最低転送速度が保障されるという意味合いになります。

UHSスピードクラス

ファイルサイズの増加に伴い、サイズの大きいデータを早く処理する事も求められています。そこで登場したのがUHSスピードクラス。このUHSスピードクラスは容量の大きいSDHCやSDXCカードに適用されます。

UHSスピードクラスを表す記号は、Uの中に数字が入っている記号で表されています。

ややこしいので説明は省きますがUHSの規格には、UHS-IUHS-II があります。似たような名前でも作りは全く違うので注意が必要です。基本的には、UHS-I で大丈夫です。

UHSスピードクラス1 は、10MB/秒以上の最低転送速度の保障。UHSスピードクラス3 だと30MB/秒の最低転送速度を保障してくれます。1秒に最低30MBは結構早いですよね。

ビデオスピードクラス

ビデオスピードクラスに関してはその名の通り、ビデオ(動画)の撮影の際の転送速度の事です。4K動画などを頻繁に撮影する方はこのビデオスピードクラスを意識して購入した方がいいと思います。表記は V です。

なのでビデオスピードクラスを表す記号は、Vに数字が付いている記号で表されます。

V6・V10・V30・V60・V90 などの種類がありますが、基本的な考え方は今までと同じですね。数字が大きい方が転送速度は早くなりますが。比例して価格も高くなります。

V6で6MB/秒以上の最低転送速度が保障され、V90で90MB/秒以上の最低転送速度が保障されます。4K動画を撮影する方はV30以上以上を推奨します。

SDカード購入時の注意点

登場人物A

どう?SDカードも結構奥が深いでしょ?(笑)

登場人物B

そうね。こんなに性能の違いがあるなんて思ってもみなかったわ。それだけにしっかりと理解して買う事が出来れば、作業も捗りそうね。

登場人物A

そうだね。写真を撮る人なんかは、最近の高画素化に伴って容量の大きな物を選んで、なおかつ転送速度に気を使って購入する人が多いみたいだからね。

ここまでSDカードについて色々と解説してきましたが、「じゃあいざ購入する時は何を気をつけたらいいんだい?」って思いませんか?

僕はこの記事を書いていて、途中から思っていました(笑)色々言われたところで分かりませんよね。ポイントは使用用途で考える事が需要です。

そしてもう一点重要なのが、使用する機器がそのSDカードに対応しているかどうかって事ですね。使用するホスト機器がそのカードの転送速度や容量の規格に対応しているかどうかは必ず確認しましょう。

せっかく転送速度の早いカードを購入しても、ホスト機器が対応していなければ意味がありません。

SDカードの購入は使用用途で考える

登場人物A

僕が思うに、SDカード購入は使用用途で考えてみてはどうだろう?一眼レフカメラでの撮影なら容量が大きくて転送速度の早いものがいいだろうし、自分が使用する用途をしっかりと考えて選ぶべきだと思うよ。

SDカードの購入は、使用する機器や目的、使用用途で考えるべきだと僕は思っています。むしろそのように考えないとSDカード選びだけで迷ってしまいますからね。

皆さんを惑わせる為にこの記事を書いている訳ではないですからね。

メモリー容量で選ぶ

まずはSDカードの容量で考えてみましょう。容量が少ないなんて事は一番あってはならない事ですからね。

ドライブレコーダーなどで使用する場合は32GBを目安に考えるといいと思います・・・が、そのまま一眼カメラなどのRAW撮影で32GBのSDカードだとすぐにメモリー容量が足りなくなってしまいます。

RAW形式の保存はデータ容量が大きいですからね。それは高画素機になればなるほど顕著に表れます。

このように、使用する目的でSDカードの容量を決めてみるのもいいと思います。

SDカード容量目安

転送速度で選ぶ

写真撮影でよく動体撮影する方は、書き込み速度を気にした方がいいです。RAWでの連写撮影をする時フリーズする事ってありませんか?

カメラの仕組みとして撮影データは一度バッファメモリと言う所に格納され、そのバッファメモリがSDカードへ書き込みをしてバッファメモリ内に空きを作る事で次の撮影が可能になります。

撮影データの流れ

つまりバッファメモリ内がいっぱいだと次のデータを取り込めない為フリーズが起きるんです。

このバッファメモリからSDカードへの書き込み速度が非常に重要で、フリーズを起こさない為、またはフリーズする時間を短縮させるためにもSDカードの書き込み速度は非常に重要です。

RAWで連写撮影する方は最低でも90MB/秒以上のカードを使用する事をおすすめします。

SDカードを解読してみよう

では最後に実際のSDカードを見ながら、SDカードについて解読してみましょう。おそらくこれまではそんな所まで意識していなかったと思いますが、今日からあなたも鼻高さんです。

SDカード

SDカードについてまとめ

いかがでしたでしょうか?これまではなんとなく購入していたSDカードもこうして勉強してみると非常に奥の深い物だと思いませんか?

もしかしたらこの辺を意識してSDカードを購入するだけでデータの取り扱いに革命が起きるかもしれません。次に購入するSDカードはぜひスピードクラスなどを気にしてみてはいかがでしょうか?