シャッタースピードと焦点距離

皆さん手持ちで撮影する機会って多いですよね?旅先でのスナップ写真とか三脚禁止域での撮影とか、カメラをやっていて手持ち撮影する事って結構多いと思います。

そんな手持ち撮影する際に気をつけたいのが 手ブレ ですね。

今日は、手持ち撮影の際に手ブレしないシャッタースピードについて考えたいと思います。

目次

シャッター速度の焦点距離の関係

手ブレしないシャッタースピードの限界って、とある要素が大きく影響してきます。それが焦点距離です。

一般的に手持ち撮影で手ブレしないシャッタースピードって、「1/焦点距離」秒だと言われています。あくまで目安ですが覚えておくと非常に役に立ちます。

ここで気をつけてほしいのは、焦点距離は35mm換算にするという事ですね。 例えばフルサイズ機で焦点距離が50mmならAPS-C機では75mmになること。

つまり焦点距離50mmの場合、手持ちで手ブレしないシャッタースピードの限界の目安は 1/50秒以上 ですが、APS-Cだと 1/75秒以上 になるのです。

焦点距離が短いレンズは手ブレしない?

短い焦点距離

そういう話になりますよね。16mmの焦点距離なら1/16秒が限界かと思われますが、先述通り「目安」である事を忘れてはいけません。

実際に16mmのレンズを付けて1/16秒で撮影してみると、一見手ブレしていないように見えてもPCなどで等倍で見ると微妙にブレているのが分かります。

つまり、手ブレしていないように見えるだけで実際は微妙にブレてしまっているという事ですね。なので広角レンズ使用時は焦点距離よりも速いシャッタースピードで撮る事をオススメします。

御射鹿池
この写真も等倍で見ると微妙にブレています

手持ち撮影で手ブレさせない為には

有効なのは純粋にシャッタースピードを早くするという方法ですね。しかし、シャッタースピードを早くすると光量が下がる(光を取り込む時間が短くなる)ので周辺減光などの注意が必要になります。

じゃあISO感度を上げてシャッタースピードを稼いでみる方法もありますが、画質が劣化するのであまりオススメ出来ません。絞りを開放にしてシャッタースピードを稼ぐのもオススメ出来ませんね。被写界深度が浅くなりボヤっとした写真になってしまいます。

一眼カメラで撮影!ボケと被写界深度の関係を理解しよう!

そこでまずは、手持ち撮影の基本を見直してみてはどうでしょうか?脇を締めて体に近い所でカメラを構える事でかなり違います。

次にお金で解決する方法です。手ブレ補正機構を搭載したカメラやレンズを買うなどですね。これは資金力が問われます(笑)

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大人気のSONYのミラーレスカメラ。資金力さえあればこんなカメラ買えるのに・・・ぐすん。光学ボディ内手ブレ補正5.0段搭載です。非常に魅力的ですよね。

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サードパーティ製のレンズ、「TAMRON」のレンズは描写も良く純正レンズよりも安価なので選択肢にいれたいレンズメーカーですね。もちろんこちらは手ブレ補正付きです。

シャッタースピードと焦点距離の関係まとめ

手ブレ補正した写真は綺麗とは言えないのでシャッタースピードと焦点距離の関係は理解しておいた方がいいです。手ブレのない手持ち撮影を目指しましょう!