皆さんこんにちは。

一眼カメラなどで撮影する際に必ず必要なものってなんだか分かりますか?

まぁ、必要な物は沢山ありますよね。カメラボディは然り、レンズもそうだし場合によっては三脚なんかも必要だし、フィルターなんかも持っておいて損はないです。あとは、朝早く起きて何時間も運転してとかいう事を面倒だと思わないメンタルやフットワークの軽さ。少々の悪天候なら余裕だよ!みたいなノリ、長時間歩いても疲れない体力と鋼の肉体。数えだせばキリがないかもしれません。

ですが、カメラボディとレンズの次に大切な物があることにお気づきでしょうか?それは、「メモリーカード」です!

お使いのカメラの対応するメモリーカードは何かご存知ですか?一眼カメラの多くはSDカードが主流かと思います。で、このSDカードも使用用途に応じて使い分ける事でストレスのない撮影が可能になります。この辺は過去の記事をご覧になってもらえれば分かるかと思うのでリンクを貼っておきますね。

カメラだけじゃない。覚えておくと便利なSDカードの選び方!!

で、そんな主流とされているSDカードの他にもCF、CFast、XQDなど多くのメモリーカードが発売されてきました。

そんな中、最近では多くの一眼カメラで「CFexpress」なるカードが多く採用されてきています。横文字の苦手な僕ですが、カメラを趣味としているものとしてカメラに関わる事は避けて通れないので勉強してみたいと思います。

そこで今日は、メモリーカードの新規格「CFexpress」について 解説します!

メモリーカードの転送速度について

時間

最近の一眼カメラは高画素機が数多くリリースされています。4000万画素が当たり前のような時代になってきた上に動画性能も向上していますよね。4Kや8Kまで撮影できる一眼カメラが増えています。高性能な機能が増える事は人々の生活を豊かにするので個人的には大歓迎です。

ただ4000万画素や4K、8Kなどの動画性能が向上すると問題も出てきます。それが、1データ当たりのデータサイズが大きくなることです。データサイズが大きくなると今まで使用していたSDカードだと転送速度が遅くなります。

SDカードには容量の規格と転送速度の規格が別になっていて、転送速度は「UHS-I」「UHS-II」という規格で表しています

現在のSDカードの多くの転送速度の規格はUHS-Iになっており、最大転送速度は104MB/秒となっています。カード毎にその最大転送速度は変わるものの昨今の大きなデータを転送するには時間が掛かって仕方ないってわけですね。ちなみにUHS-IIは、312MB/秒。UHS-Iに比べて高速ですね。ただし、UHS-Iに比べて値段も高いです。やはり甘い蜜だけは吸わしてくれないのですね。自分の使用用途にあったカードを選ぶ事が重要かと思います。

カメラに限った話で言えば、時代の流れとともにUHS-IIでも限界が来ていた(?)ところに登場したのが、XQDメモリーカードです。CFカードやCFastカードがカメラやパソコンなど様々な使用用途を目的として開発されたカードに対して、XQDは主にデジタルカメラに使用するという明確な目的の元に開発されたカードです。

デジカメのなかでも高解像度な写真を撮影するカメラをターゲットとしている大容量のデータを転送するのに優れています。もちろん動画転送も同じように優れています。

そして、長くなりましたがようやく今回のCFexpressの話になります。

CFexpressという名前からCFやCFastの後継かと思いがちですがCFやCFastの後継規格ではないです。どちらかと言うとXQDカードの上位互換性を保持しているので、XQDカードの後継と思った方が認識的には合っているかと思います。XQDとの互換性があるので、ニコンのXQDカード対応のカメラはファームウェアのアップデートでCFexpressに対応することを発表しています。ちなみにCFexpressは、カードサイズによって「Type A」「Type B」「Type C」の3種類に分けられますが、ここではメモリーカード各社から発表されている「Type B」について解説します。

で、どれくらい早いかというと下の図を見てもらえば分かる通りです。

13GBのデータをPCから書き込んだ場合

CF 2分4秒
SD UHS-II 1分25秒
CFast 51秒
CFexpress(Type B) 14秒

13GBのデータをPCへ転送した場合

CF1分53秒
SD UHS-II55秒
CFast37秒
CFexpress(Type B)12秒

上記はCP+でアメリカのSanDisk社が比較した各メモリーカード読み書き速度です。一目瞭然ですね。XQDカードの転送速度が400MB/秒(カードにより個体差有)に対して、CFexpressは1600MB/秒と文字通り桁違いの転送速度を誇っています。

つまり、CFexpressは高速性能に特化したメモリーカードの新規格というわけですね。

メモリーカードの高速化

SDカード

恐らくここまで読んでいただければ、メモリーカードの高速化がなぜ必要かお分かりいただけているかと思いますが、メモリーカードの高速化は現代の大データ社会では必要不可欠というわけですね。

撮影する機材側が大きなデータを扱うように進化しているのに、メモリーカードが従来のままだと転送速度が遅すぎて仕事になりません。せかせか生きている現代人に転送をのんびり待っている時間などないのです。

例えば、美味しい評判の牛丼屋さん(CFexpress)があったとするじゃないですか?ランチタイムには行列(大データ達)ができるほどの人気店。最後方に並んだ方は開店の1時間前から並んでいるけど、開店後20分で店内に入れてランチを食べれました(転送された)。時を同じくして、こちらも人気の焼き肉屋さん(SDカード・UHS-I)。前者の牛丼屋さんと同じくらいの行列で同じく最後方に並んだ方は開店の1時間前。しかし、開店してから席に付くまで1時間待ってやっと食べれると。

こんな良くわからん例えで申し訳ないですが、ことランチを食べる(出力)事に関しては圧倒的に牛丼屋さん、つまりCFexpressの方がストレスがありません。

データを転送する理由は様々ですが、撮影データをPCに転送させるのは「PCにデータ転送させるのが目的ではなく、転送して写真編集する事が目的」です。転送に5分も10分も待っていられないのです。転送する事が目的じゃないから。

転送は確かにワークフローの一部かもしれませんが、それを一項目として考えるのではなく、あくまで自然の流れで転送できるくらいの早さが求められているわけですね。

そういった意味でもメモリーカードの高速化は必要不可欠ってわけです。

CFexpressはどんな機材に使えるのか

ガジェット

当たり前の事ですが、CFexpress対応の機種には使用できます。カメラだけの話で言えば、

  • Canon→EOS 1DX Mark III
  • Nikon→D5,Z6,Z7(うちZ6とZ7に関してはファームウェアのアップデートで対応可能)
  • Panasonic→DC-51R,DC-51
  • これらが既に対応されています。どの機材もハイスペックで高画質を実現しているカメラですね。恐らくこれから発売されるエントリークラス以上のカメラはCFexpress対応が増えるのではないでしょうか。

    Canonが先日開発発表した、EOS R5やEOS R6なんかはデュアルスロットのうちの1つはCFexpressに対応すると発表しています。個人的には、片方がCFexpressでもう片方のスロットは何に対応するのか気になるところではありますね。

    CFexpressのメリット・デメリット

    メリットはこれまでお伝えしたとおり、高速転送が可能って事ですね。

    では、デメリットはないのかって話ですが、単純に1枚あたりの価格が高いです。これまでSDカードを使用していたユーザーからしてみたらメモリーカードにそんな金掛けられないよ。って思うかもしれません。

    僕自身も今はSDカードを使用しています。64GBで¥3000くらいだった気がしますが、CFexpressは120GBで¥15000近いです。高いですよね。

    まだ新規格ということもあって限られた製品しかないので、これから先多くの会社がリリースしてくれば売価も下がってくるのかなと期待はしていますが、いかがなもんでしょうかねぇ。安月給のサラリーマンには辛い現実です。

    CFexpressについてまとめ

    以上でCFexpressカードの解説を終わりますが、なんだか時代はどんどん先へ動いてますね。

    数年前に4K4Kって騒いでいたのが次は8Kですって。2000万画素のカメラが凄いって言われていたのが、今では4000万画素の高解像度のカメラもどんどん開発されてますし、それに伴いメモリーカードまでが進化するわけですから、一般人は時代の流れについていけないですよね。

    「冒頭で高性能な機能が増えるのは個人的に大歓迎」と言いましたが、現実付いていけてないんですよね(笑)テレビも4K対応じゃないし。そもそも家にいないですからね。

    とりあえずカメラに関する話題には常にアンテナを張り続けてデータはアップデートしていきたいと思っています。