TAMRON

最近のカメラ業界は少しザワザワしていますよね。キャノンが新フルサイズミラーレスカメラ「EOS R5」を発表したあたりからなんかザワついています。

皆さんこんにちは。カメラやレンズの新製品が大好物なサラリーマンの僕です。

先日、You Tube上でTAMRONから新製品と思われるティザームービーが公開されました。また、具体的な内容も解禁されたので今回は、TAMRONの新レンズについてお話していこうと思います!

▼ この記事で分かる事
  • TAMRONの新レンズについて

そもそもカメラを始めたばかりという人には、TAMRONってメーカーに馴染みがないかもしれません。

サードパーティ製レンズメーカーの TAMRON から何やら新しいレンズのティザームービーがYou Tube上に公開されて非常に話題になっています。皆さんはもう見ましたか?第1弾の動画はわずか18秒の動画ですが、なんだかTAMRONの意気込みが伝わるようなショートムービーでした。

そして第2弾の動画では、「フルサイズミラーレス専用設計」「新たな高倍率ズーム、誕生。」みたいなキャッチコピーが。「まてまて、ついこの前にミラーレス一眼 Eマウント用の70-180mm F2.8を発売したばかりなのでは。」ってツッコミを入れてしまったあなたの気持ち非常に分かります。

「70-180mmは望遠ズームのF2.8 通しで、今回発表するのは高倍率ズームであくまで最大開放値がF2.8 だよ」って言われてしまえばあれですけどなんかしっくりこないのは僕だけでしょうか?まぁ、この辺はレンズメーカのあるあるですよね。

今日は、そんなTAMRONさんから発表された新レンズについて 僕なりの見解を書いてみようと思います。

目次

TAMRONについて

登場人物A

レンズメーカーのTAMRONって知ってる?

登場人物B

聞いたことはあるけど詳しくは分からないわ。

登場人物A

カメラや写真を趣味としてやっていくなら撮影者にとって強い味方になってくれるレンズメーカーさんだから知らないと損だよ。

登場人物B

そうなんだ。じゃあTAMRON社について勉強しないとダメね。

まずカメラをはじめて日の浅い人はTAMRONって会社に馴染みがないかもしれないのでTAMRONについて紹介したいと思います。

具体的には会社HPをみてもらえばどんな会社か分かってもらえるかと思いますが、簡単に言うとカメラのレンズの制作をしている光学メーカーです。

一眼カメラ用のレンズ制作にも力を入れていて、最近ではサードパーティ製メーカーとしてはSIGMAと双璧をなしています。僕も過去に使用する機会がありましたが、その写り解像度の高い写りで非常に優れた描写をしていたと覚えています。

そこにきて、レンズの販売価格がカメラメーカーの高性能レンズよりも非常に安価で購入できるので人気のあるレンズメーカーとして知られています。

もし、安価(って言っても数万円はしますが)で高画質なレンズを求めているなら選択肢の1つとして一応候補に入れておくべきです。

▽ TAMRONの特徴まとめ
  • 一眼カメラ用のレンズの開発・販売メーカー
  • レンズの描写力や解像感はカメラメーカーに負けない
  • カメラメーカーの高性能レンズに比べて非常に安価で手に入る

では、今回発表されたレンズを見ていきましょう!

TAMRON 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD

TAMRON
TAMRON公式より

今回発表されたレンズは、TAMRON 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXD というレンズで、SONYのフルサイズミラーレス一眼カメラ専用設計になっています。

SONY専用設計なので、キャノンを使用している僕には全く関係のない話かと思ったんですが、カメラを趣味とするものどうしても気になってしまったので記事にする事にしました。

さて、このTAMRON 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXDはどんなレンズなのでしょうか?

TAMRON 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXDレンズスペック

まずは基本的なレンズスペックを見ていきましょう。

本文 本文
焦点距離 28-200mm
絞り(F値) F2.8-5.6
最短撮影距離 (広角端)0.19m /(望遠端)0.8m
最大撮影倍率 (広角端)1:3.1/(望遠端)1:3.8
フィルター径 Φ67mm
最大径×長さ×質量 Φ74mm×117mm×575g
絞り羽根 7枚(円形絞り)
最小絞り F16-32
希望小売価格 ¥90,000(税抜)

こんな感じのスペックになっています。カメラやレンズのスペック表を見てどんなカメラなんだろう、どんなレンズなんだろうって考えるのって楽しいですよね。

で、僕が個人的に気になるスペックを上から見ていき、このレンズがどんなレンズなのか考察したいと思います。

最短撮影距離

まずはこれ。最短撮影距離ってAFで被写体にピントが合う最短距離を示しているのですが、広角端でまさかの0.19mですね。しっくりこないので、cmに直すとその距離なんと 19cm!嘘でしょ、冗談でしょ?って感じです。例えば、キャノンでこのCanonのレンズで近いところだと RF 24-240mm F4-6.3 IS USM になるかと勝手に思っているのですが、このレンズの最短撮影距離は、0.5m (50cm) ですからね。その差は歴然です。そんなに近寄ってなにを撮影するんだい?って話ですよ。

ただ被写体に近寄れるメリットも当然あります。

被写体との距離が近くなる事で、背景がボケやすくなります。しかも、スペック表の絞り羽根を見ると 円形絞り を採用しているのでボケも綺麗と考えます。つまり、広角端での撮影スペックが [28mm F2.8] で撮影出来るって事です。TAMRONの公式サイトだと開放F値から2段絞っても円形に近い形状を維持するらしいので、少し絞って撮影しても綺麗な玉ボケが期待できるという事ですね。ボケ好きには魅力的な性能です。

絞り(F値)

おそらくこのレンズの最大の売りは、高倍率ズームレンズ(ズーム比7倍以上において)として世界ではじめてF2.8を実現したという事ではないでしょうか。じゃあ、一体どこからどこまでがF2.8で撮影出来るんだい?って疑問。TAMRONの公式サイトによると、

  • 焦点距離 28mmの時に F2.8
  • 焦点距離 50mmの時に F3.5
  • 焦点距離 100mmの時に F4.5
  • 焦点距離 200mmの時に F5.6

と記載されています。これを見る限り、28-49mmまでがF2.8で撮影できるのかどうかはもっと詳しい情報の開示を待つか発売してみてからのレビューを待つかですかね。そういった意味でも非常に楽しみです。

フィルター径

フィルター径は凡庸性の高いΦ67mmを採用しているので、お持ちの丸型NDフィルターがそのまま使用出来るのではないでしょうか。

価格

あとはなんと言っても価格が魅力ですよね。これ一本で28-200mmの焦点距離をカバーできて、開放F値2.8を実現しながらも、そのお値段なんと¥90,000(税抜)!あくまで希望小売価格なのであれですが、やっぱカメラメーカーの高性能レンズに比べたら非常に安いですよね。

手ブレ補正機構について

TAMRON

このレンズ自体には、手ブレ補正の機構は搭載されていないみたいです。ただ、手ブレ補正機構が付いていないからと言ってそれ自体は大した問題ではありません、なんでかって?このレンズは、SONYのフルサイズミラーレス一眼カメラ専用設計だからです。

SONYのフルサイズミラーレスカメラってボディ内手ブレ補正5段分に対応しているので、レンズに搭載していなくてもボディ内の手ブレ補正で手ブレを軽減してくれるので、さほど問題ないのではないでしょうか。

TAMRONのレンズは安価で魅力的まとめ

ここまでくれば、今回発表されたTAMRONのレンズが如何に魅力的か分かってくれたと思います。僕がSONYユーザーなら物欲が駆り立てられますもんね。だってこれ一本で旅先のありとあらゆるシーンはまかなえますから。

旅行や旅での レンズ何持って行こう問題 が解決できます。これ一本で重さが575gでしょ?僕の今所有しているレンズでこの焦点距離をカバーするとしたら、ズームレンズ2本持っていかなければなりません。しかもその重さ約2kg。正直そんな重量物持って歩きたくありませんよ(笑)

今回のレンズだけでなく、TAMRONのレンズは非常に高画質で魅力的な製品が多いです。もし、TAMRONレンズをあまり知らないって方はぜひレンズラインナップを見てみてくださいね!