EOS R5
キャノン公式

2020年7月9日21:00から行われたキャノンの新製品に関する公式発表は皆さん見ましたか?やはり噂通りのモンスタースペックでしたね。

発表内容は、当初予想されていた通りキャノンの新しいフルサイズ一眼ミラーレスカメラの EOS R5/ R6 と新RFレンズ についての発表でした。具体的な性能はもちろんのこと、発売時期や価格など盛り込まれていて非常に有意義な製品発表だと思いました。加えて、新RFレンズも3本発表されました。このレンズ発表はこのレンズ発表で想像するレンズの斜め上を行っていて非常に面白いレンズなので、日を改めてレンズだけの記事も書きたいと思います。

すでに沢山の方が、この EOS R5 についての記事や動画を上げていますがカメラ系ブログのS-LOG CAMERA としても遅れをとりながらも EOS R5 に関する記事を書きたいと思いますので一読いただけたら嬉しいです。

▼ この記事で分かる事
  • キャノン EOS R5 についての紹介

キャノン EOS R5について

R5

「もう知っているわ!」って思うかもしれませんが、記事の入りとしてはぜひここからお話をしたいので説明させてください。

EOS R5は、2020年2月13日にキャノンが開発発表した、キャノンのフルサイズ一眼ミラーレスカメラの事を言います。発表段階から「手ブレ補正が搭載される」だとか「瞳AFが進化する」だとか色々な憶測が飛び交うような一眼カメラユーザーにとって大注目なカメラでした。

当ブログでも EOS R5 については記事にした事があります。

新製品開発!EOSR5とR6情報!RFマウントの新レンズも!

この記事を書いたのが3月の事。この時はカメラスペックに関してはまだ未確定な情報が多かったですよね。そして、その3月と4月にそれぞれ追加情報が発表されましたがやはり全容が明らかになっていないのでワクワクと言うか、「これだけ焦らすなら相当なカメラ作ってくれるんだろうな」とキャノンに対して少し疑いを持ち始めたりもしました(笑)以下、開発発表からの流れです。

キャノンに新しい動き!EOSR5の新情報!?R5の現状を確認!

今回の新製品EOS R5/R6 の正式発表を見た感想としては、「凄いカメラ作ったな」と純粋に思いました。そして、R6はR5の下位互換になると思っていたので用途の違うカメラに仕上げてきた事にも驚きました。では、EOS R5 についてスペックやスペックについての解説、また僕なりの考察を述べていこうと思います。

EOS R5 注目すべき仕様

OK

EOS R5 と EOS R6 が同時期に発表されて同じ時期に発売される(R5は7月下旬。R6は8月下旬)ので比べがちですが、発表動画にもあった通り、それぞれのカメラで使用用途が異なった仕上がりになっているので、それぞれの特徴をしっかりと抑える事が重要になるかと思います。

ざっくり言うと、R5は静止画・動画ともに高性能を実現しているのでフォトグラファーだけでなく映像制作としても十二分にやっていける機種になっています。

片や、R6は静止画に特化した機種になっているので、スチール撮影など写真を専門とした機種になっています。とは言うものの動画性能に関しても4K60fpsの撮影が可能なので4Kがまだまだ主流の現段階では十分な動画性能になっています。

少し話がそれましたが、EOS R5 の注目すべきスペックについて見ていきましょう!

映像エンジン DIGIC X
最大有効画素 約4500万画素
ボディ内手ブレ補正 5段分(レンズISとの協調で最大8段分の手ブレ補正)
連写性能 メカシャッター時 最高約12コマ/秒・電子シャッター時 約最高20コマ/秒
動画性能 8K30fps
ファインダー性能 0.5型・約576万ドット
測距輝度範囲 EV−6.0~20(条件あり)
常用ISO感度 ISO100~51200
瞳AF 対応◯
デュアルスロット 対応◯

映像エンジン DIGIC X 採用

注目の映像エンジンはDIGIC X を採用しました。映像エンジンとは、撮像素子(イメージセンサー)から得た光の情報や映像信号を処理する為の半導体です。つまり、人間でいうところの頭脳(脳みそ)にあたる部分ですね。この映像エンジンが優秀なほど処理速度が早くなるので連写性能や高感度撮影時のノイズ軽減などに影響がでます。

高画素機 有効画素約4500万画素

EOS R5は、約4500万画素の高画素機であること。これに関しては、8K動画撮影が可能って事からも皆さん予想がついていたのではないのでしょうか。

高画素機のメリットは、トリミングした時の画像劣化がひどくない点が上げられます。撮影後にトリミングを良くする人なんかは高画素機を購入してもいいのではないでしょうか。また、個展を開催時に大判の印刷をする方も高画素機の方がいいように思います。画素数が足りないと、印刷した時に画質が劣化してしまいますからね。

ボディ内手ブレ補正5.0段分

時代の流れもありますが、高画素機なのでボディ内手ブレ補正を搭載して撮影者をアシストしてくれるのは嬉しいですね。ボディ内手ブレ補正5.0段分に加えて、レンズ内手ブレ補正(IS)との協調で最大で手ブレ補正8.0段分の補正が可能です。これはシャッター速度が遅いけどISO感度を上げたくないシーンでかなり安心して撮影出来るのではないでしょうか。しかも、EFレンズのレンズ内手ブレ補正でも有効なのが嬉しいですよね。

この手ブレ補正で気になるのが、動画撮影時にどれくらいの補正がかかるのか非常に気になります。ジンバル要らずの手ブレ補正なんでしょうか。

連写性能

メカシャッター使用時は最高で約12コマ/秒 の高速連写を実現。メカシャッターは撮像素子の前に物理的なシャッター幕(先幕と後幕)があって、このシャッター幕を開閉させて行う連写の事をメカシャッターと言います。

一方の電子シャッターは、物理的なシャッター幕がないのでメカシャッターに比べて高速な連写が可能で、なおかつ機構によるブレが抑えられるというメリットがあります。よって、電子シャッター使用時には最高約20コマ/秒 の高速連写が可能です。

動画性能

今回のEOS R5 がモンスタースペックと言われる所以はここにありますね。

まず、世界初の8K30P・4K60Pの動画撮影が可能となりました。しかもクロップなし・・・。噂の段階では「そんな動画性能ありえないでしょ」って思っていたんですけどね。まぁ、僕はあまり動画撮影しないのでこの辺は興味あるような無いような感じなんですが、8K動画撮影の1フレームを静止画として保存出来るのは魅力的だなと思いました。

4Kでは120P撮影が可能なので、より滑らかな動画撮影が可能です。そこまでのフレームレートが必要かどうかは分かりませんが。

ファインダー性能の向上

キャノンの初代フルサイズ一眼ミラーレスカメラ EOS R に比べてファインダー性能も大幅に向上しました。EOS R ではファインダー有効画素数約369万ドットに対して、EOS R5 は有効画素数約576万画素に向上。これにより、ファインダー内での被写体などの視認性が飛躍的に良くなりました。

測距輝度範囲 EV−6を達成

使用レンズの絞りなどの条件はありますが、測距輝度範囲はEV−6を達成しました。肉眼で被写体を視認しにくいシーンや低コントラストの被写体、眩しい環境に於いても優秀な電子ファインダーで被写体を捉える事が可能になりました。

デュアルスロット搭載

EOS R 発売時に大きく言われたのが、このデュアルスロット。デュアルスロットとは、1つのカメラに記録媒体(SDカードなど)を2枚差し込む事が出来る仕様の事を言います。

撮影データをそれぞれに記録出来るので、一枚の記録媒体でデータを紛失してももう一枚にバックアップが取れているのでリスクヘッジになります。プロカメラマンには必須の機構ですね。この辺はユーザーの声をしっかり聞いたのではないかと思います。

ちなみに、SDカードの新規格「CFexpress」対応なので容量の大きなデータをストレスなくPCへ移行する事が出来ます。

SDカードの新規格。CFexpressカードについて説明します!

EOS R5 はどんなカメラなのか

EOS R5

注目すべきスペックに関して大まかではありますが触れてきました。すでにお腹いっぱいな方も多いかと思いますがここからは僕の考察を述べてみようと思います。

まず、この EOS R5 はどんなカメラなのか?って事です。その特徴をざっとまとめると、

  • 約4500万画素の高画素機
  • 動画性能に優れている
  • フラグシップ機と同じ映像エンジンにより高感度・低ノイズを実現
  • ボディ内手ブレ補正5.0段分(レンズISとの協調により最大8.0段分)
  • 高速連写撮影
  • 人物検出の精度向上・動物の瞳/頭部/全身の検出

などなど。書いてて思ったのがキリが無いなと思いました。性能が良すぎるんですよね。全部の機能の良い所だけを集めたカメラが、EOS R5 なんだと思います。

なので、正直このカメラを買っておけば間違いはないかと思います・・・が、やはりお値段もモンスター級でしたね。そのお値段、なんと

460,000円!!!

税込で 506,000円!!!

高い!それくらいだろうなと思ったけど改めて聞くとやっぱり高い!

魅力的なEOS R5 だが冷静になってほしい理由

新製品が発表されると気持ちが高ぶってうっかりポチりそうになりますが、少し待ってくださいね。実を言うとEOS R5/R6 の予約開始が7月10日で幸か不幸か分かりませんが僕休みだったんですよね。なので行きましたよカメラ屋さん。

店員さんとあーでもないこーでもないって話をしているうちに、「本当に50万出して買うのか」って疑問が浮かんできました。少し冷静になって考える事が必要だと思いました。

EOS R5 50万円という価格

安月給のサラリーマンにとって50万円は結構な額です。貯蓄から出すにしても、ローンで購入するにしても、現在の機材を財源にするにしてもなにかしらの犠牲を伴うわけですよ。

値落ちするのを待つでもいいんですが、光学機器って値崩れしないんですよね。下記は、2016年に発売された EOS-1DX Mark II のこの2年の価格変動グラフになりますが、値下がり率は34.7%です。初値で650,000円でした。その後上下を繰り返して2020年の1月に後継機種の EOS-1DX Mark III が発売されました。型落ちとなったMark IIは安くなるかなと思ったんですけど、7月11日現在で約420,000円となっています。

グラフ
価格ドットコムより

分かりますか?発売から4年経過、しかも後継機種も発売されたにも関わらずそんなに値崩れしてないんですよね。EOS-1DX はキャノンのフラグシップモデルからかもしれませんが、EOS R5 も同じ様な匂いがプンプンします。

ハイスペックな動画性能

僕のカメラ使用用途って100%が写真なんですよね。動画に関しては全く使用しないので、自分の持っているカメラの動画スペックですら分かりません。そんなレベルの人が動画性能がいいカメラを持ったところで動画撮影するとは思えないんですよね。

だって、動画にしたいって思わなかったから今まで使わなかったんだもん。つまり結論から言うと EOS R5 の動画性能は宝の持ち腐れになる可能性が高いって事です。必要か不必要かって話ですね。

また、8K動画撮影をした所で僕のPCだと処理出来ない可能性があります。以下はキャノンさんからお借りしてきた表です。赤枠がデータサイズになるんですが、どのデータサイズも未知の領域です。もしかしたら、PCが火を吹くかもしれませんね。

EOS R5

R6 の方が静止画に特化している気がした

R6に関しては後日記事にしたいと思いますが、静止画だけで言うとR6の方が取り回しが効きやすく、扱いやすいように思いました。性能に関しても十分なんですよね。「EOS R5 の下位互換なんて言わせない」って感じが伝わる仕様になっています。

新型コロナウイルスの目処が立たない

これも購入を断念した大きな理由の1つです。緊急事態宣言解除後、感染者数は予想通り右肩上がりで増え続けています。一説では、それだけしっかりと検査を受けれるようになった証拠なんて言う人もいますが、増えている事には変わりないし、県外への移動も制限されていない中でいつ本格的な第二波が来るか分からないですよね。

第二波が来て、また緊急事態宣言になろうものなら再び自粛生活に戻らなければなりません。って事はカメラを持って撮影なんてもってのほかなんです。まずは、生活の確保が最優先事項ですからね。

こんな理由で色々考えた末に、店員さんと「もう少し様子見ですかね」なんて言いながら購入を断念しました。断念はしましたが、もしコロナが終息してカメラを買っても大丈夫になったら恐らく僕が購入するのは、EOS R6 になるかと思います。R6は僕の想像より遥かにいい仕上がりのカメラになったと思います。

キャノン新製品 EOS R5 についてまとめ

以上で EOS R5 の特筆すべき性能をお伝えしてきました。文字通りのモンスタースペックのR5で非常に魅力的なカメラに仕上がっています。キャノン党の僕としては一度でいいから使ってみたいカメラですね。

ですが、購入には少し覚悟を決める必要がありますね。また、現在の世界情勢の中で何が一番大切なのかを考えなければなりません。

EOS R5 の販売価格が50万円。もしかしたら、コロナの第二波が来る可能性がある中でこのお金を趣味に投じていいものか悩みどころではありますね。

皆さんも一度冷静になって考えてみてほしいと思います。